2010年12月14日火曜日

千葉ツインレイクECOサイクリングに参加してみました

標題のとおりです。写真は…撮ってません。
「ツール・ド・ちば」はDNSだったので、これがイベント初参加。

率直な感想ですが…

???

という感じ。まぁ、こんなもんなんだなぁ~ということです。
ただ、強く思ったことといえば…
「普段は一人なので、他の人のペースで走るのは大変だなぁ」ということと、「時間には余裕を見て出発しましょう」ということと、「近所のイベントに出るのはいかがなものか」ということ。
時間の件は、自宅から集合場所まで自走したのですが、ギリギリだったためにかなり飛ばして行った、ということ。これが後々に響いた気がします。近所のイベントには…というのは、新たな発見とか、そういったものめずらしさが一切無かった、ということです。すべて自分に原因があるので、近所ではないの方にはオススメだと思います。

あと、このところ出ていなかった膝痛が再発しました。多分、ストレッチを怠っていたことと、寒かったことが原因だと思います。成田山へ行ったときはそれほど出ませんでしたので…距離がさほど変わりませんが。やっぱり日ごろの行いが大切なんだな、と思いました。

2010年12月7日火曜日

ちょっと気分転換

運動のためにロードバイクに乗るということには、ときたま義務的になって気分が滅入ることがある。
でも目的を作ってあげると、そんなことはない。ま、そんなもんですね。

というわけで(何が?)、成田山に行ってきました。そして、先日開通した「成田スカイアクセス」の唯一の新駅である、成田湯川駅にもよりました。

船橋から千葉NTへ。そこから印旛沼を通り越して、成田湯川駅へ...と。

...けろけろ村?
野菜の直売とお惣菜を売っているようですが...先を急ぎますので。
というか、もう見えているんですけどね。
駅入り口の交差点。その先の交差点にコンビニが見えます。

曲がったところのバス停。そして...

成田湯川駅です。商業施設がくっついているわけではないので、非常にシンプル。
コンクリ打ちっぱなし、という感じです。

駅舎近影。

改札口です。売店があるわけでもなく、非常に閑散としています。
そして、ぐるっと振り返ると...

...なんもありません。コンビニすらなし。上の写真で紹介したところまでコンビニしかありません。2~300mくらいでしょうか。

特に何も見るものも無く、駅を後にして成田山へ。
成田湯川駅までの道のりもそうなのですが、このあたりはアップダウンが多いですね。ま、下総台地の典型的な地形です。

そんなこんなで、成田山へ...と。 
...(^ ^;)
随分な坂です。人も多いですので、ゆっくりと下っていきます。
下りきったところで、

成田山!!

中学時代に、友人と正月に来たことがありますので、2回目の訪問です。
もっとも、今回は見るだけで中に入りませんでしたが...自転車置くのにお金を取られるので。
まぁ、しかし、何ですかね。客引きが多いんだよね、観光地は。あんまり印象が良くないと思うんですけどね。
あ、あと、梅○辰夫の店がありましたね。あれは風景的に邪魔ですね、景観を害していますwww

成田山といえば、『米屋の羊羹』なのですが、一口羊羹をバラで売ってないかなぁ、と思ったのですが、売ってなさそうなので、1円も使わずに成田山を後に。

その後、途中のコンビニで遅い昼食を取って帰りました。

やはり、目的があると楽しく走れますね。

2010年12月2日木曜日

久々の更新

気がつけば師走です。

さてさて、Specializedが我が家に来て3ヶ月が経とうとしていますが...やっぱり膝が痛い。
で、少しハンドルが遠いような...というわけで、見直しました。

購入時にサドルを1cmばかし下げました...ちょっと怖かったので。それを5mmほど戻しました。
そして、クランクを水平にしたときの膝からの垂線がペダルシャフトより後方だったため、サドルを5mmばかし前に出しました。

修正後に乗ってみて、やっぱりハンドルが遠い気がする。まぁ、筋力が無いから維持できていない、というのが正解なのかもしれないが、王道のポジションより近めが好きなんじゃないかなぁ、と思ったりしちゃったりして...。

とりあえず、ハンドルやステムは変更なしで、様子を見たいと思います。

2010年11月8日月曜日

逆に声がかけづらい…

サイクルモードに行って来ました。
実は初めてだったり…。

お目当ては幾つかありました。内容と結果はこんな感じ。

  1. サイクルスポーツとコラボした三城の自転車用眼鏡。良さそうです。試着したかったのですが、混んでいましたので、発売後にお店に行きたいと思います。割引券はゲット!
  2. 各種イベント。トークショーだったりタイムトライアルだったり…。でもトークショーが撮影禁止だったのが理解不能。選手はそんなことは言わないだろうしね。何なんでしょうね~。
  3. SuperBという工具。三船雅彦さんが台湾から持ってきた(?)リーズナブルかつ良質な工具。一通り揃っている。ワークスタンドが一万円切っていたので魅力的!
人はわんさかいましたので、人ごみが苦手な私としては、やはり金曜日がいいのかなぁ~と思ってみたり。

で、一番ビックリしたのが、選手やレース関係者が普通に会場内を歩いていること。
  1. あるブースでシマノ畑中選手・野寺監督・ブリッツェン栗村監督のトークショーが行われていましたが、それを、リクイガス(来季はアスタナ)のマッサー中野さんが観覧。カメラマンの砂田さんが中野さんを発見し、そこで立ち話。
  2. 飲食ブースに立ち寄って、ふと横を見たら、エキップアサダの浅田監督とスタッフの方々がランチを取ってました。
  3. シマノのブースで片山右京さんが立ち話。
  4. インターマックスのブースでは、ブリッツェン中村選手がパンフレットを…。
  5. 自販機でコーヒー買って飲んでたら、スキルシマノの土井選手が横切り、思わず吹き出しそうになった。
Twitterやブログなんかでは、「気軽に声をかけてください」とおっしゃっていますが、いざとなると、あまりの驚きに固まります。声掛けられないです。

いや~~、ビックリ…。

あとは、試乗には興味ないので、ヘルメットを片っ端から試着してました。
凄いな、と思ったのはKASK。包み込むような感じで、アゴ紐かけずともちょっと頭を振ったくらいではズレません。中の部分が日本人向けになっているとの事です。欠点は高いことですかね。3万超ですからね。
GIROも問題なくフィットしますが、ちょっと重たかった。モデルにもよるのでしょうけど…。
逆にMETやLAZARは完全欧米向けっぽく、ちょっと合わなかった。頭のサイドが当たるんですね。
OGKは、今使っているので「合うのは当たり前」てなことで試着せず。

私は試着していませんが、シューズも各社サイズを取り揃えていましたね。
シマノ・トレック(ボントレガー)・マヴィックetc…
(SIDIはやってましたっけ? Northwaveはやっている気配はありませんでしたが… )
シューズはサイズ選びにはシビアにならないといけませんから、これからシューズを買おうとする人には良いかもしれませんね。

「来年も行くか?」と言われると…どうしましょうかね?

2010年10月27日水曜日

来期はわかんねぇ…

ジャパンカップも終わり、欧州ではその一週間前にシーズンが終わり、いよいよ本格的になってきた移籍市場。昨年もわかんなかったが、今年は更に分からない。

大きな点は2つ。消滅するチームが2チーム(Milram、Cervelo)があることと、新しく1チーム(LuxenburgTeam)ができること。
無くなるほうは切実で、未だ来期のチームが決定していない選手も。そして、恐らくはスタッフも…。

そして選手ばかりではなく、機材面でもかなりの変更がありそう。
特にSpecializedは、現在のAstana、Saxobankに加えて、HTC-Highroadにも供給。Milramに供給していたFocusがKatushaと提携。GarminはFeltからCerveloへ。Lux新チームはTrek…う~ん、たくさんありすぎる!!


気になる欧州で活躍する新城、土井、別府の3選手は残留。来年もテレビで活躍が見れそう。これはホッとする。しかし、別府選手については、再来年にRadioShackがあるかどうか分からないので、プロ以来2度目の正念場を迎えそう…。

気になるところでは、Saxobankはどうするのか? ということ。
残念ながら、コンタドールへの処分は免れそうに無い。現在の主力は殆どチームを去る。Giro d'Italia で活躍したリッチー・ポートは残留するので、コンタドールのアシストとポートが頑張るしかないか…。それとも別の補強をするか? …ラスムッセンとか?

国内は、ツール・ド・おきなわが残っているので、本格的なものはこれからになると思いますが、水面下では動いていそう。注目は、鹿屋体育大の内間選手がどこに行くか。

う~ん、国内、海外ともに楽しみ!

2010年10月26日火曜日

ジャパンカップ 2日目

日付が変わって、おとといの出来事になってしまいましたが…。

結果だけ見ますと、前評判どおり、Garminのマーティンが勝利!

しかし、レースの経過や2位以下のリザルトを見ると、例年とは何か違う…何だろう、雰囲気なのか展開なのか…。
それを含めて、箇条書き。


  • ミルラムのチオレック、1周でリタイア…。かなり調子悪かったみたいですね。
  • 今年の逃げは9人。かなり多い。愛三+シマノ+クムサン+ジャパン×2+ブリッツェン×2+ドラパック×2。
  • 2分も開かせない欧州勢。ここでかなり消耗した?
  • 逃げ吸収が例年より早かった。その後は、完全にGarmin支配。
  • 飛び出しが早かったマーティン。本人も認めている。誰も反応しなかった/できなかったのは何故だろう?
  • 完全に崩壊したGarmin以外の欧州勢。1チーム5人体制とコンチネンタルチームを甘く見ていたか?
  • 関連して、1チーム7人とかだと、かなり結果は変わってくるんじゃない?
  • 大健闘のアジア、オセアニアのコンチネンタル勢。2位にドラパックのマクドナルド、3位にシマノの畑中。
  • 驚異の39歳、クムサンの福島晋一選手。逃げに乗った上で最後の上位争いに絡み、2度のアタックを仕掛けるとは!! いい意味でクレイジーな選手だと思う。来年が楽しみ!!
  • 個人的なところで、コンパクトデジカメの限界を感じた。一眼が欲しいが、そんなカネはない…レンタルで乗り切ろうか、思案のしどころ。
  • もうひとつ個人的なこと。昨年の反省を活かしていすを持っていった。でも、持って行ったら持って行ったで、その場所に落ち着いてしまうので、ちっとも移動しない。どっちがいいのかなぁ…。
写真を撮りましたが、お客さんの顔も入ってしまっているので、加工を施しているところです…。

個人的には、クリテリウムのほうが短く、かつ、迫力満点で楽しかったです。国内でクリテリウムがもっと増えるといいなぁ、と思います。(プロだと、プレTOJの堺、TOJ東京、Jツアーいわき、くらいか?)

国内のレースシーンは、おきなわを残すのみとなりました。
昨年のおきなわは、若い力のガチンコ勝負でしたが、はたして…?

2010年10月23日土曜日

ジャパンカップ 1日目

いよいよジャパンカップ!!

今年は、通常のレースのほか、市街地でのクリテリウムを開催。

今日23日は、そのクリテリウムとイベントスペースでのトークショーとチーム・プレゼンテーションが開催されました。

写真をコチラにまとめてみました。一つ一つのコメントは後で付けたいと思います。

さて今日見た限りの感想をいくつか…。


  • クリテリウムは迫力満点!! ターン直後にいたのですが、選手がこっちに向かってくる感じ。今回のクリテリウムは行ったり来たりのコースでしたが、是非ともシャンゼリゼの周回コースのようにしてくれたらうれしい。
  • マキュワン会長、不発…4位。チームメイトのガリムジャノフ(RUS、愛車がインプレッサWRX STI)が2位でした。
  • もっと不発がチオレック。 テレビで見ているより、若干太いような…。まぁ、今年は怪我で残念な感じでしたからね。
  • 別府選手、表彰前に帰っちゃだめだよ…。
  • GARMINのヴァンスーメレン、滅茶苦茶でかい。197cm。
  • カチューシャの面々が面白い。
  • でも、ブイグはもっと面白い。ゴダン選手、写真では分かりませんが、ものすごく盛り上げていました。
  • 日本選手が自身に満ち溢れています。土井選手、西谷選手、綾部選手、清水都貴選手、福島選手、宮澤選手、畑中選手…。優勝は難しいと思いますが、今年は何かやってくれそうな予感…。
まぁ、ごちゃごちゃと書いてしまいましたが、明日24日が本当の勝負!
どのような展開になるか、期待しましょう。

2010年10月21日木曜日

さぁ! 宇都宮!!

今週末、宇都宮で「ジャパンカップ・サイクルロードレース」が開催されます。

アジア・ツアー超級(HC)のワンディレースで、日本唯一のヨーロッパのProTourチームが参加する大会で、注目度が高いレースです。
今年は、市街地でのクリテリウムも開催されるので、楽しそうです。

私は、4年連続4回目の観戦となる予定です。
本来であれば、妻(宇都宮出身)と一緒に行く予定でしたが、生憎と都合が悪く、私1人での観戦となります。

色々と発表されていますが、今年は何かと注目が集まります。


  • プロトンの暴れん坊、グルペット友の会会長のロビー・マキュワンがTeamKatushaのメンバーとして来日。
  • 世界選手権の日本代表3人衆が、クリテリウムで一堂に会します。
  • 元F1レーサー・片山右京氏が、宇都宮ブリッツェンの選手としてクリテリウムに出場。


そんなジャパンカップ。目下の悩みは、どこで観戦するか。
一番良い場所は、スタートライン後に立ちはだかる古賀志山の登坂路。しかし、年を追うごとに人が増える増える。昨年は、ついに古賀志での観戦を諦めました…。4年前は場所を選び放題だったのですが。
昨年は、萩の道の登りで観戦しました。最終周回は通らないので、最終周回の短絡路に移動することになりますが…。多分、今年もここで観戦することになるでしょう。スタート/ゴール地点も行きたいですが、人が凄くて無理でしょうね。(人混みが苦手なので…)

グッズは前日のイベント会場で買って、当日はゆっくり観戦しますか…。

2010年10月20日水曜日

ポジションの話

今年のお米の質は、例年より落ちているようですね。ま、でも、日本人のエネルギー源には変わりはありませんから…。

さて、我が家に"Specialized Allez"がやってきて1ヶ月半が経過しましたが…

膝が痛いです(>_<)

今までのSPDペダルからSPD-SLへ変更したのも影響していると思いますが、元々ものすごく柔軟性を欠いている身体なので、そのあたりも直さなくてはいけないのですが…。

痛み出すのが約60kmを過ぎてから。膝の外側から痛くなります。ネット上で色々と調べていましたら、同じような症状の人たちがわんさか…。

で、そこから見てみると…

腸脛靭帯炎

が当てはまるかと…。
ストレッチやアイシングはちゃんとやったほうが良いらしい。長く乗るのは週末だけなので、平日はじっくりストレッチを行おうと思います。

それでも痛みが続くようだったら、整形外科に行こうと思います。

…え?
早く行けって?

嫌いなんですよ…病院…。

2010年10月18日月曜日

お米を考える

ちっとも自転車に関係のない話。

私の住む千葉県産の新米が出回るようになってますが…よくよく見ると、普通の半透明のお米に混ざって白くなったお米があります。
あれ、熱でデンプンが変質したお米なんです。
今年は特に暑かったので、気になる位に混ざってます。

ん〜…もう千葉とか関東以西の本州の太平洋側は、今までの稲作に適さないようになってしまったのだろうか。

事実、稲作にあまり適さない北海道で、稲作が盛んになってきた…。

温暖化は、食糧事情に少しずつ、変化をもたらしているようです。

2010年10月12日火曜日

DNS

Do Not Start の略です。

3連休に「ツール・ド・ちば」が開催されました。

実は、2日目の白子→千倉にエントリーしていたのですが、あまりの悪天候と週の前半の風邪が再発の懸念があったので出走しませんでした。

同行した友人は出走し、無事にゴール。

天候が良ければ良かったんですけどねぇ〜…。

ここ数ヵ月、残念なことが続いているので、お祓いでも行ってきます。

2010年10月5日火曜日

今年の世界選手権に思う

オーストラリア・ジーロングで行われた世界選手権。男子エリートロードは、ノルウェーのフースホフトが優勝し、アルカンシェルを手に入れた。

今年の世界選手権は、近年のそれと大きく異なるものがあったと思います。

それは、無線が使えないこと。
そして、今回のコースがより多くの人にチャンスがあるコースであったこと。

各国の出場人数は、ワールドランキングや大陸別ランキングで決定される。
一番多い人数は9人で、スペイン、イタリア、ベルギー、オーストラリア、アメリカ、ロシアといった強豪国。しかし、今年優勝したフースホフトのノルウェーは、日本と同じ3人。準優勝のブレシェルのデンマークは6名。(ノルウェーは本来9人枠。ただし、揃えた人数が3人)

レース中盤、イタリアやベルギーが主導権を握り、集団を分裂させる動きに出たが、無線が無いために分裂させた集団の動きや秒差などが分からなかったはず。しきりに後ろを見ていた。結果として、これが「無駄な動き」になった。分裂した集団に残されても、前の集団の状況が分からず、とりあえず追いつくため、その中で人数の多いスペイン、ロシアが足を使うことになる。
人数の少ない国は、人数の多い国に追走を任せるので、余計な足を使わずに済む。

結果として、無線が無いことが直接的な原因になったかどうか定かではないが、人数が多い国は多いなりの犠牲を余儀なくされて敗れ去ったように見えます。

因みに…

  1. フースホフト   ~ノルウェー(3人)
  2. ブレシェル    ~デンマーク(6人)
  3. デーヴィス    ~オーストラリア(9人)
  4. ポッツァート   ~イタリア(9人)
  5. ヴァンアーベルマート ~ベルギー(9人)
  6. フレイレ     ~スペイン(9人)
  7. コロブネフ    ~ロシア(9人)
  8. バザイエフ    ~カザフスタン(7人)
  9. 新城幸也     ~日本(3人)
  10. Rフェイユ     ~フランス(7人)
9人枠の国は全部で10カ国。そのうち、ルクセンブルクとノルウェーはフルで使用していない。
フルで使用した国(オーストラリア、イタリア、ベルギー、スペイン、オランダ、アメリカ、ロシア、ドイツ)のうち、イタリア、スペインは最後の最後でアシストを送り込めていない。アメリカに至っては、誰一人として最後の勝負に絡めていない。逆に、少人数のデンマークは2人のアシストを送り込めている。
ここ最近10年間は、イタリア、スペイン、ベルギー、オーストラリアといった9人枠の国々がアルカンシェルを持っていった。
しかし、もしかすると、無線が無いことで9人枠の国が強い、という図式は崩れたのかもしれません。

さて、日本の3名は全員完走。新城選手の9位は、3選手の実力の結晶であったようです。

来年のコペンハーゲン大会は、今年よりスプリンター向きだといわれています。世界に通用するピュアスプリンターがいない日本にとっては辛いところではありますが、今回とは違った見せ場を作ってほしいと思います。

2010年9月29日水曜日

新車と大井川

さて、何時以来の更新でしょうか…。

前回に自転車が盗難されてしまった、と記述しました。かなりの年代ものではありましたが、もう少し乗っていたかったのですが…。
とはいえ、自転車が無い状況は非常に辛いので、新車を注文しました。
で、
届きました。

Specialized Allez Comp 2011 です。

フレームはオール・アルミ、コンポーネントは、Shimano 105、ホイールはMavicのリムで手組みされています。ハンドルやサドルといったほかのパーツは、Specialized。
クロモリからの乗り換えなので、乗り心地は硬いなぁ、という印象です。あと、クリートの位置が悪いのか、50kmを越えたあたりから、膝に違和感を感じています。どうにかしなくては…。

さてさて、この新車で静岡県の大井川に行ってきました。
自転車を車に積み込んで、大井川鉄道の新金谷駅へ。

 本当は、金谷駅が大井川鉄道の起点なのですが、駐車場が無いので、駐車場完備の新金谷駅に。なかなか味のある駅舎です。
さて、ここで自転車を組み上げて、いざ出発!!

大井川沿いの国道を上流へ上がっていきます。かなりのアップダウンがあり、少し進んだだけで絶景が…!!
しばらく行くと…

 「桜トンネル」…はて?
おぉ!! これですか。
でも、桜の季節ではないので、いやはや何とも…。

適度なアップダウンを繰り返し、千頭駅に到着。

刹那…遠くから汽笛が聞こえます。コレはもしや…?

 おぉっ!?

来ましたねぇ…。
大井川鉄道名物のSLが到着です。ほぼ満員で、このあと駅舎がかなりごった返します。

千頭駅を離れ、さらに上流へ。このあたりから上りがきつくなっていきます。
さて、大井川鉄道は、千頭から奥泉までは土砂災害のため、運転を見合わせています。奥泉駅までは代行バスが出ています。

奥泉駅に到着。ここからは…
アプト式の鉄道になります。
(アプト式鉄道の説明はコチラ

途中、長島ダムを眺めつつ…という余裕はありません!!
かなりの勾配区間が「これでもかっ!」と続きます。
ひらんだ駅から少し行ったところの「胡桃沢橋」でタイムアップ。


ここから来た道を引き返します。

後ろ向きのSLはちょっとかっこ悪いですねぇ…。乗客もそんなにいませんでした。
クリートの位置が悪いのか、途中から膝が痛く、それほど辛くなかった上り坂もインナー×ローで登っていきます。
やっと、新金谷駅に着いたときには夕闇が迫ってきていました。

ふぅ、やれやれ。

2010年9月4日土曜日

追悼

1983-1984 の Tour de France を連覇、1989年の Tour de France シャンゼリゼのタイムトライアルで、わずか 8 秒に泣いた、ローラン・フィニョン氏が亡くなられた。享年50歳。

引退後はテレビ解説者として活躍され、今年の Tour de France もテレビで解説をされていたそうです。そして、期間中に特別敢闘賞の表彰を受けていました。ほんの2ヶ月弱前の話です。治療が上手くいっているもんだ、と思っていました。

癌を患っていると告白したときのコメントが印象に残っています。

次の治療がうまく行くことを望んでいる。
自分の意思がどれだけ強いのかは問題ではない。
もし、良い治療法を見つけることができなかったら、
癌が進行し私は死ぬだろう。
50歳で死にたくはないが、
もし治らなかったら私にできることはないだろうね。
私は自分の人生を愛している。
普通のフランス人と同じく笑ったり、
旅行や読書、食事をするのが好きだ。
死を恐れてはいないが、
まだ、準備ができていない。

記事によると、かなりの末期で、最終的には死を覚悟していたそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

2010年8月29日日曜日

いろいろありまして…

何日ぶりの更新でしょうか…。

まぁ、個人的にいろいろありまして。一番大きいことは、自転車が盗難に遭ったことでしょうか。不注意であった私が悪いのですが、何とも怒りが収まりません。
自転車が無いと何かと不自由ですし、運動機会が減ってしまいますし、ツール・ド・ちばに申し込んでしまっていたので、新車を注文しました。
新車については、到着してから…。

世界選手権の日本代表、ナショナルチャンピオンの宮澤選手が漏れた件、何かと話題になっています。何より、本人が一番悔しい思いをしているのでしょうが…。
日本は3人枠。そこに、欧州のトップカテゴリーで活躍する、別府選手、新城選手、土井選手の3名が入りました。

ぶっきらぼうに言ってしまえば、今回選ばれた3選手を「外す理由」が見つからない、というのが正解でしょう。4人目の枠があれば、宮澤選手が入ったのでしょうが…。
別府選手は、レディオシャックでアシストの仕事をきっちりこなし、エースを勝たせる役割をちゃんと担っている。もし、チームがブエルタに招待されていたら、出場していたでしょう。(セレクションには入っていたそうです。)
土井選手は、シーズン前半のTour of Turkey(2.HC)で総合1桁に入る活躍。
そして、新城選手。Giro d'Italiaで逃げ切りでステージ3位、Tour de Franceでも総合5位に入っている。

アジア・ツアーで活躍して6人枠を獲れれば良いんですが、力がある選手が欧州へ出て行く日本(アジア2位)に比べて、ほぼ皆国内で活躍するイラン(1位)、出たとしてもアジア周辺の韓国(3位)。

欧州で活躍しても、アジア・ツアーにポイントが加算されるわけではないですし、Tour of Japanは、欧州のチームが持ってっちゃうし…。

枠を増やすのは大変ですねぇ…。


2010年8月14日土曜日

結構おもしろいかも…今年の世界選

有名なサイトの記事を読んでいて、ふと思った。

「今年の国別ワールドランキングって、どうなってるの?」

…見てみました。8月9日現在のランキングです。
  1. スペイン…1644p
  2. イタリア…856p
  3. ベルギー…849p
  4. オーストラリア…725p
  5. アメリカ…568p
  6. ロシア…423p
  7. スイス…414p
  8. カザフスタン…400p
  9. ルクセンブルク…398p
  10. オランダ…393p
…以下、スロベニア、ドイツ、フランス、イギリス、カナダ、アイルランド、チェコ、ノルウェー、と続きます。スペインがダントツです。

世界選手権の出場枠は、下記のように決まります。
  • UCI国別ランキングの上位10カ国は、出走9人。
  • UCIアフリカツアー国別ランキングの1位は出走6人。2位は出走3人。
  • UCIアメリカツアー国別ランキングの1・2位は出走6人。3・4・5位は出走3人。
  • UCIアジアツアー国別ランキングの1位は出走6人。2・3位は出走3人。
  • UCIヨーロッパツアー国別ランキングの1~6位は出走6人。7~16位は出走3人。
  • UCIオセアニアツアー国別ランキングの1位は登録5人、出走3人。
今年のコースは、例年より起伏がなく、スプリンター向きと言われていますが、現在、恐らく最強のスプリンター・カヴェンディッシュとグライペルを抱える、イギリスとドイツは9人枠を獲得できず、6名で戦わなくてはいけません。 また、7位のスイス、9位のルクセンブルクは、せっかくの9人枠を活かせません。ルクセンブルクに至っては、キルシェンが病気療養中ですので、ほぼシュレク兄弟のみ。起伏が無いので、正直厳しい。スイスもどちらかというと層が厚いわけではない。となると、レースを作るのは8チーム。どのチームも、ゴールスプリントでも最終局面でアタックしても行ける国々。(=ゴールスプリントにこだわらなくて良い)

以上のことを考えると…結構面白いかも。ゴールスプリントに持ち込みたいけど、枚数が薄いイギリス、ドイツ。オールラウンドに持ち込める(持ち込みたい?)上位各国。大きく2つの展開に持ち込めるコースレイアウトなので、今から楽しみです。

因みに、日本の出場枠は3人。(アジアツアー2位。1位はイランですが、出てこないでしょう。)
既に新城、別府、土井の3名が出場することが決定しています。こちらは、どう考えても最終スプリントには持ち込みたくない、と考えているでしょう。

来季に向けて…現在までのまとめ

まぁ、余計なお世話かもしれませんが…。現在発表されている移籍情報です。

"?"は、報じられている憶測です。

因みに、複数年契約の選手は入っていません。(カンチェッラーラとか)

TEAM
NAME
NEW
TEAM
NAME
OUT IN RESIGN
AG2R LA MONDIALE Vエフィムキン
モンドリー
ペルジェ ロッシュ
デッセル
イノー
...ETC
ASTANA コンタドール
ノバル
ナバーロ
フェルナンデス
キセロフスキー
メンショフ?

CAISSE D'EPARGNE TEAM MOVISTAR ペルジェ

EUSKALTEL - EUSKADI

Sサンチェス
シカール
アントン
Eマルティネス
FDJ ヴェッカネン
ルメヴェル

ゲドン
カザール
...ETC
FOOTON-SERVETTO GEOX-SERVETTO
クネゴ?
GARMIN - TRANSITIONS
ルメヴェル
LAMPRE-FARNESE VINI
スカルポーニ
カシェチキン

LIQUIGAS-DOIMO
キッキ
キセロフスキー

OMEGA PHARMA-LOTTO ホステ グライペル
ヴァン・デ・ワール
ヴェッカネン

QUICK STEP ヴァン・デ・ワール
デヴォルデル
デマー
キッキ
リッコ?
シャヴァネル
RABOBANK ムーレンフォート
メンショフ?
ブレシェル ブラウン
SKY PROFESSIONAL CYCLING TEAM


TEAM HTC - COLUMBIA グライペル
グラブシュ
アイゼル
レンショー
TEAM KATUSHA
トロフィモフ
ホステ
メンショフ?

TEAM MILRAM 新スポンサー未定


TEAM RADIOSHACK


TEAM SAXO BANK SAXOBANK SUNGARD Aシュレク
Fシュレク
ブレシェル
コンタドール
ノバル
ナバーロ
フェルナンデス
ラスムッセン?

BBOX-BOUYGUES TELECOM トロフィモフ

COFIDIS モワナール

ISD-NERI

ヴィスコンティ
SKIL-SHIMANO


コート
ドッカー
...ETC
VANANSOLEIL
Bフェイユ
...ETC
デヴォルデル
...ETC
Rフェイユ
...ETC

報じられてはいませんが、Skil-Shimanoの土井選手は、現契約を更新するようです。(本人のTwitterからの情報で、来季の役割の話をされているので。)

2010年8月8日日曜日

来季に向けて…2

先日、コンタドールのTeamSaxobank移籍が正式に発表になりました。
今季限りだったSaxobankのスポンサードがもう1年延長され、新スポンサーSUNGARDと共に、TeamSaxobankSungardとなります。
シュレク兄弟をはじめとして、フォイクトやオグレディといったチームメイトは新チームへ移籍すると見られており、Astanaからどれだけアシスト陣が一緒に移籍するかが見もの。

そんなTeamSaxobankSungardは、ある人物に注目している。その人物とは、ミカエル・ラスムッセン。
生粋のクライマーで、2007年のTour de Franceで総合首位に立ちながら、UCIへの所在地虚偽報告により、レースを追われた人物。2年間の活動休止期間を経て、現在はレース界に復帰しているものの、ProTourチームへの復帰は出来ていない。

ラスムッセンはデンマーク人。チームもデンマーク籍。公式なインタビューでも注目している/されているというところは発言している。ただ、他のProTourチームも注目しているようなので、来季のProTourチームの移籍は確実なようです。

2010年8月1日日曜日

来季に向けて…

Tour de Franceが終わって1週間。早くも来年への動きが活発になってきました。

注目すべきは、この2点。
  1. コンタドールがAstanaを離脱する。この報道は、本人もチームも認めている。移籍先は未定だが、Saxobankという噂も…
  2. シュレク兄弟がSaxobankを離脱し、ルクセンブルクの新チームに移籍する。これも、本人、チームとも認めている。
今年のTour de Franceを沸かせた2人が、現在のチームを離れる、ということ。
昨年はコンタドールについては色々ありましたが、今年はすんなりと離脱については決着したようです。(契約が今年で切れるので、当たり前ではありますが)

色々と憶測が飛び回っているようなので、下記にまとめてみました。
  • コンタドールがAstanaを出る。移籍先は未定だが、RiisCycling(Saxobank)への移籍が噂されている。
  • そのRiisCyclingは、コンタドールが移籍してきたら、メインスポンサーがSpecializedになるのでは?
  • RiisCyclingから去るシュレク兄弟。RiisCyclingでコーチを務めていた人物が立ち上げるルクセンブルク籍のチームに加入を予定。
  • 「裸ジャージ」でおなじみのFooton-Cervettoは、新しいメインスポンサーGEOXを獲得し、イタリア籍のチームへ。クネゴが移籍するという噂も…
  • GEOXが去ることが確実になったLampre。来季生き残れるか?
  • コンタドールが去ることになったAstana。ポスト・コンタドール探しに躍起? 候補として、メンショフ、アローヨ、キセロフスキー。
  • ロッシュがSkyへ移籍の噂。Tour de Franceでチーム内紛があった模様。
  • QuickStepからは、シャヴァネル、デヴォルデルが離脱の噂。シャヴァネルはフランス籍のチームへ、デヴォルデルはVacansoreilへ。デヴォルデルのほうは確率高し。
  • 既に来季に向けてサインを済ませているのが、Liquigasのキッキ(Quickstep)、BBoxのトロフィモフ(Katusha)。これは最近の情報なので、もっと過去に決まっている選手もいるかも…。
  • 引退を発表しているのは、モローとフォイクト。アームストロングは引退こそ発表していないものの、来季の主戦場はトライアスロンになる模様。
そういえば、クラシカ・サンセバスチャン、今年は放送しないんですね。
まぁ、Tour de France明けで、結構グダグダな展開を繰り広げているので、どっちでもいいかなぁ、と思います。

2010年7月27日火曜日

『白いオムレツ』を作ってみる

『白いオムレツ』…いったい何ぞや? と、思われるでしょう。

ロードレースの選手には、食べるものに対して色々と気を使わないといけません。特に顕著なのが、イタリアのチームだそうで、Liquigas-Doimoでマッサージャーとして働いている中野喜文さんのレポートや、TeamNippo現日本チャンピオンの宮澤選手のエピソードで出てくるのが、パスタ・ビアンカと白いオムレツ
因みに、『パスタ・ビアンカ』は、和訳すると『白いパスタ』素パスタ、といって良いかもしれません。茹で上がったパスタにオリーブオイルとパルメザンチーズをふりかける、だけ!! (宮澤選手は、これが嫌で料理を始めたとか…)

で、『白いオムレツ』。要は、黄身を極力排除する代物。中野さん曰く、「全卵1、卵白2」
そういうわけで、実践。
ご覧のとおり、2つの黄身を別容器に移しました。

右側のボウルに、塩、胡椒と低脂肪乳を少し。

コレをかき混ぜて、オリーブオイルをひいたフライパンで一気に火を通します。(一人だったもんで、その写真はありません。)

そうして、出来上がったのが、これ。
う~ん、思ったよりも黄色いでしょうか…。でも、普通のオムレツと比べると、かなり白いですよね。

肝心のお味のほうですが、これがなかなかおいしいです。しかし、作る過程で黄身を2つ処分しなくてはいけないので、そういったところに罪悪感を感じます。

2010年7月26日月曜日

Tour de France が終わりました

今年も、黄色い夏が終わりました。

結果は、コンタドールの3度目の総合優勝となりましたが、今年もこの一言だけでは片付けられないものでした。特に議論を呼んだのが、「紳士協定」の是非について。

第2、3ステージ、そして第15ステージ。

第2ステージは、総合優勝を目指す選手の殆どが落車。総合トップだったカンチェッラーラがニュートラリゼーションをメイン集団にいた全員に要求。総合優勝争いは起こらなかったが、スプリント勝負もおきなかった。
打って変わって第3ステージは、事前に「荒れる」といわれていたParis=Roubaix のパヴェが登場するステージ。「当初の予定通り」に展開は荒れた。そして第15ステージ。登りでアタックを仕掛けた総合トップのアンディ・シュレク。しかし、数メートル進んだところでチェーンが脱落。後ろからアタックを仕返していたコンタドールに先を行かれてしまった。結局、この差が最終的な2人の差(38秒)になった。

「紳士協定」では、「他人の落車やメカトラブルに乗じてはいけない」というもの。しかし、これはルールではないし、勝負がかかっている段階では、待ってはいられない。

今回の件では、かなりの論争を呼んだそうですが…

それがレース

そういうことなんだと思います。

2010年7月25日日曜日

富士山麓にいってきました。

関東地方も梅雨があけたとおもったら、とんでもない猛暑がやってきました…

自転車で走りに出ようものなら、熱中症になりかねません!!

てなわけで…というわけでもないのですが、富士山麓に走りに行きました。

道の駅「なるさわ」に車を止め、自転車を出し、いざ出発!
まずは河口湖へ。やはり、人出がおおいです。行楽の車も、ハイキングの方々も結構多いです。さすがは梅雨明け。

河口湖を抜け、西湖へ。河口湖から西湖への道は、途中、けっこうな坂を上っていかないといけないのですが…久々なためか、オーバーペースでへばりました…。
西湖を抜けて、一路、精進湖へ。

精進湖では、ボート競技の準備が進んでいました。どうやら国体の予選のようです。
さて、精進湖畔を周っていきますと、途中、「山田屋ホテル」というホテルがあります。

実は、大学時代にサークルの合宿をここでやっていました。10年ちかく前の話ですが、佇まいは変わっていませんでした。
少し思い出に浸りつつ、精進湖を後にし、本栖湖へ。
こちらは、ウィンドサーフィンをしている人たちがたくさんいました。
本栖湖といいますと、千円札の富士山がここからの眺めを模したものらしいのですが…
残念ながら、富士山が雲に隠れてしまっていました。
本栖湖なのですが、河口湖、西湖、精進湖と違い、自販機の値段が上がっています…なんか湖畔全体でぼっている気がして…。印象としてはあまりよろしくありません。
そんな本栖湖を後に、県境を越え、静岡県へ。目的はというと…
コレ。道の駅「朝霧高原」のソフトクリーム。手前は濃厚牛乳(私)。奥はこけもも(友人)。
大変おいしゅうございました。
食べ終わって、いざ、出発点へ戻ります。
サイクリング中、富士山は終始、雲をかぶっていました。
最後に、ちょっとした絶景スポットに…
手前に樹海、奥に本栖湖を望みます。写真では分かりませんが、かなり緑が鮮やかでした。

さて、この後、出発点に戻り、車に自転車を積み、帰宅…。
って、この帰宅までの道のりが大変でした。

2010年7月17日土曜日

Tour de France が始まっています。

7月になって更新していませんでしたが…
Tour de Franceが開幕しています!!

…って、遅いですね。そろそろ勝負どころのピレネーに突入しますし。
レースの感想などは沢山ありますが、それは終わった後にしようと思います。

今日は、レース外について触れようと思います。
それは、日本のメディアの露出が増えたことです。
一番驚いたのが、第2ステージの写真が、Nikkei.netのトップページに載っていたこと。雨に濡れたSシャヴァネルの姿が。
他にも、auの携帯ニュース、Yahoo!!ニュースへも、「新城選手の活躍の有無」に関わらず掲載されるようになったことが、非常にうれしいです。

メディアへの露出が、Tour de FranceをはじめとしたGranTour以外で行われる日も近いかもしれませんね。

2010年6月26日土曜日

Tour de France でのHTC-Columbiaの立ち位置

来週の土曜日、いよいよTour de Franceが開幕します。

各チームからも、メンバーが続々発表されている中、QuickStepのボーネン、Cerveloのハウッスラーの欠場が決定しました。Tour de Suisseでの落車による怪我が原因です。
その落車の原因を作ったのが、HTC-Columbiaのカヴェンディッシュ。ハウッスラーだけでなく、世界選手権を征したこともあるボーネンまで欠場に追いやったとなると、HTC-Columbiaに対する風当たりは相当強いものになると思われます。…以前危惧したように、本当に追走にどのチームも加わらないんじゃないか?

今年は1日目がプロローグ、第1ステージは、Giro d'Italiaでお目見えした海沿いの横風区間があるので、純粋なスプリント勝負とはならなさそう、さらに第2ステージは石畳区間が登場するステージとなるので、純粋なスプリントステージは第3ステージが最初、ということになりそうです。そこでの追走で、HTC-Columbia以外のチームが加わるのか、ここに注目したい。

さて、J-SPORTSがTour de Franceの紹介ビデオを作製していますので、こちらのリンクを持ってきましたので、よろしければご覧ください。⇒ポチッとな!

2010年6月19日土曜日

Tour de Suisse のカヴェンディッシュの落車の件で

何かって、コレです。

抗議云々は脇に置いておきまして、この件が後々に残す影響について考えて見ましょう。

7月3日より、いよいよTour de Franceが開幕となります。一番大きな影響を与えるのが、ここだと思います。
集団の掟として、「ゴールスプリントに絡む選手を抱えるチームは、追走ローテーションに加わること。」というものがある。ただ、今回の件で、追走をHTCだけが引き受ける形にもなりかねない。
今回の件で、大きな被害を被ったのは、Cervelo、AG2R、Caisse d'Epargneの3チーム。特にCerveloは、フースホフトを抱えるチームなので、追走に加わらずに最終スプリントに参加する、という報復措置を発動しかねない。

今回の件で、どれだけ他チームの恨み(?)を買ったか、それはTour de Franceまでのお楽しみ…ですかね。

2010年6月17日木曜日

RadioShackのVueltaから外されたことについて

GranTourの最後を締めくくる、Vuelta a Espanaの出場招待チームが発表されましたが、ProTourTeamのRadioShackが招待されませんでした。監督であるブリュイネールは猛抗議していますが…ちょっと浅はかではないかと思います。

Vueltaの出場チームは、事前に16チームが決まっています。これは主催者と各チームによる協定があり、ドーピング等のネガティブイメージが無い限りは出場できます。残り枠が6チーム。この枠を狙える有力チームとして…
  • Garmin (P)
  • Sky Professional Cycling Team (P)
  • Team Katusha (P)
  • Team RadioShack (P)
  • Andalucia - Cajasur
  • Xacobeo Galicia
  • Cervelo Test Team
(P)…ProTourTeam

以上7チーム。枠は6しかない。
Garmin,KatushaはProTour 2年目、Andalucia, Xacobeoは地元チームで注目度はある。
どのように考えてもRadioShackは苦しい立場に立っている状態であった。追い討ちをかけたのがGiro d'Italiaに対する事前不出場の通達であろう。
チームがレースを選択するのであれば、レース主催者がチームを選択しても、何ら問題は無いでしょう。事前に出場できない可能性があったにもかかわらず、騒ぎ立てるのはいささか幼稚ではないであろうか。
RadioShackが出場できなくなったとしても、Vuelta a Espanaは面白いレースを魅せてくれるでしょう。



2010年6月6日日曜日

自転車ロードレースの普及?

日本では影の薄い競技、自転車ロードレース。

欧州では、サッカー、モータースポーツに並び有名なスポーツです。

この違いは何だろう、とたまに思うわけですが…。

日本といえば、古くから野球が盛んで、ここ20年近くはサッカーも盛んになってきました。
他はというと、相撲、格闘技系、マラソン、駅伝、ラグビー、バレーボール…くらいでしょうか。あとはバスケットですかね。

戦前から行われている野球や相撲は置いておいて、やはりメディアへの露出というものが大きいと思います。

バレーボールなんていい例ではないかと思います。代表戦を民放が独占放送しますね。あと、高校バレー。これも民放が放送します。人気高いです。国内リーグ戦はあまり見かけませんが、スポーツニュースでは良く取り上げられます。
私が思うに、国際的に実力があるからこそ(まぁ、女子だけですが…)だと思います。

サッカーにしても、国際的競争力、ワールドカップに出れるかどうかというあたりから人気が出始めました。勿論、Jリーグの発足というものは大きいと思いますが。

自転車ロードレースは、それほどの実力はありません。勿論、欧州で活躍する、新城、土井、別府の3選手の実力は世界トップクラスです。でも…そのほかは…? オリンピックでの成績は?
フランスにA.S.O.という組織があります。Tour de FranceやParis-Dakar Rallyを主催する組織です。彼らはメディアのコングロマリットの一組織です。メディアが率先してそのスポーツイベントを盛り上げています。(ひいては自分たちの宣伝にもなる。)
残念ながら日本にはありません。放送局主催のスポーツイベントはありますが、あくまで放送局。放送局のスポーツ部門が運営から何から何までを取り仕切る訳ではない。
であれば、実力でメディアに振り向いてもらうしかない。
レース会場で盛り上げないと、って言う選手がいたようですが、そんなこと言っているのであれば、実力をつけて成績を出せ、日本全体のレベルアップを実現させるためにはどうすればいいか考えろ、と言いたい。

残念ながら、そうでなくては、マイナースポーツに対してメディアは振り向かない。

2010年6月5日土曜日

話題の電動アシストロード

そうですねぇ…「アホじゃない!?」といいたくなるような、ちょっと怖くもある話。

「メカニカル・ドーピング」--つまりは、ロードバイクに何らかの仕掛けをして、実力以上のパワーを出そうということ。
で、電動アシスト。

詳しくは、コチラの動画を…













要は、シートチューブにモーターとバッテリーを仕組んで、クランクを回そう、ということらしいが…
まぁ、はっきり行ってアマチュア選手のすることで、一級のプロのすることではないですね。あまりにもリスクがありすぎるし、あまりにも効力が薄い。

どういうことか、というと…

一般の電動アシスト自転車を想像していただくといいのですが、アレ、電池が切れるとどうなると思いますか?
すご~~く重くなります。
電池が切れた場合や故障した場合、ただの負荷装置と成り下がる。
そして、シートチューブの直径は、大体30mmくらい。そこに収まるモーターの出力なんて、たかが知れている。
平均的に500wが出せる選手にとっては微々たる物。ましてや、1000w以上出せる超トッププロにしたら、無いのも同然。

まぁ、やるだけ無駄。世間騒がせなニュースでした。

2010年6月3日木曜日

バルベルデの出場停止で思うこと

スポーツ仲裁裁判所にて、イタリア限定であったバルベルデの出場停止処分が全世界に適用されることになった。
オペラシオン・プエルトで、フェンテス医師宅にあった血液バックのひとつが、彼のものであった。フェンテス医師は、血液ドーピングによりスペイン当局に拘束された。

この嫌疑をかけられている人は多い。いや、多かったというのが正しいか。

しかし、ここで確認しなくてはいけないのだが、確かに血液バックは彼のものであった。が、バルベルデが血液ドーピングを行った、という証拠は何処にも無い。

ただ、血液ドーピングを行っていた医師宅から血液バックが見つかった、という事実は、ちゃんと受け止めなくてはならないし、説明をしなくてはいけない。「じゃあ、何のためにフェンテス医師に血液を預けたのか」と。

今年のGiro d'Italiaで総合優勝を挙げたイヴァン・バッソも、フェンテス医師宅に血液バックを預けていた一人だ。そして、2年間の出場停止処分を受けたのだ。ドーピングはしていないのに、だ。(もっとも、「しようとした」のだが…)

バルベルデには大きな説明責任があると思う。もし、それが果たせない、もしくは、邪な動機であったのであれば、素直に出場停止処分を受け、クリーンな状態で戻ってきてもらいたいものだ。

2010年6月1日火曜日

波乱ばかりのGiro d'Italia

Giro d'Italia が閉幕しました。
結果だけ見ると、Liquigasのバッソが自身2度目の総合優勝、となったわけですが…。

内容がものすごく濃い!!

近年のグラン・ツールの中でも、群を抜いているとおもいます。

Stage#1~#3 は、オランダでのレース。初日はタイムトライアルで、特に波乱はありませんでしたが、#2~#3は、落車の嵐。Garminのヴァンデベルデ、Caisse d'Epagneのブルセギンが早くもレースを去る原因となりました。

休養日明けの#4は、チーム・タイムトライアル。突如降りだす雨。本命のGarminHTCが撃沈。Astanaは5人目が切れそうでヴィノクロフが叱咤。結局、伏兵Liquigasの勝利。

そして、#5は日本の新城選手をはじめとした4名の逃げ。普通はゴール前でつかまりますが、これが捕まえられないのが今年のGiro d'Italia。ほんの200m差で逃げ切り、惜しくも新城選手は3位。手に汗握る展開でした。

#6は、ノンビリムードとはならず、オランダに逆戻りしたような風と細い道、そして、落車。この日も逃げ切り…。

#7は、「白い道」と呼ばれる未舗装路を通るレースであったが、雨のお陰で手前で総合1~3位が仲良く落車。その先の未舗装路は「茶色い道」に豹変。選手全員泥だらけ。おかげさまで、コレ以降のステージでリタイア続出。

#8はお休みモード。でも雨。逃げ切り。

#9は洪水

#11は前代未聞、56人の逃げ。プロトン崩壊。総合順位総入れ替え。…よくわかんない。

#13はエヴァンスとリーギがプロトンで喧嘩。…罰金刑。でも、この日は、ゴール地点が生まれ故郷のベレッティが涙の勝利。こちらももらい泣き。

#14より、主催者のドSっぷりむきだしの地獄の一週間に突入…
Liquigasのシュミットの魂の牽引で次々とライバルを引き離し、ついに#19でマリア・ローザはバッソの手に。その後も、総合首位を明け渡すことなく、最終ゴール地点のヴェローナのアレーナにたどり着いた。

各ステージで巻き起こる事件も然ることながら、最終週の山岳ステージでのLiquigasの波状攻撃はどのチーム対応できず、どのライバルも最後には力尽きてしまった。
エヴァンス、スカルポーニ、ヴィノクロフ、アローヨ、ガルゼッリ、サストレ…。

ただ、エヴァンスは、途中のステージで高熱にうなされていたそうだ。それでも総合5位完走。しかもポイント賞。彼の走りは魂そのもの。

これは、Tour de France も楽しそうだ!!

2010年5月11日火曜日

落車、落車、落車…Giro d'Italia #2, #3

Giro d'Italiaはオランダでの3ステージが終わり、イタリアへと移動しております。

短いタイムトライアルとフラットな2ステージだけでしたが、多くの波乱を生みました。
突如として現れる中央分離帯、路面の凹凸、車を減速させるための障害物。そして風。

集団は分裂や落車に見舞われ、GARMINのヴァンデヴェルデが鎖骨骨折でレースを去りました。
また、クネゴ、シモーニ、ブルセギン、ウィギンスらが分裂の餌食となり、優勝争いから脱落。

勝負は最終週で決まると、誰もが思っていたはずでしたが、早くも少し絞られました。

1日の休養をはさみ、第4ステージは30km強のじわっと登るチームタイムトライアル。

2010年5月9日日曜日

新たな発見…Giro d'Italia #1

いよいよ開幕した Giro d'Italia。個人タイムトライアルで競われた第1ステージは、Skyのウィギンスが勝利、同時に総合トップの証、マリア・ローザを手に入れました。

毎年、Giro d'Italia、Tour de France、Vuelta a Espana、この3大グランツールのいずれかで(または複数で)楽しい発見があります。
昨年2009年は、Giro、Tourでのカムバック初年であるアームストロングの走り。
2008年は、新たな山岳スペシャリスト、ソレルの活躍。
2007年は、アンディ・シュレク。初出場のグランツール(Giro)で総合3位。(だったよね?)

で、今年も早速。

ウィギンスに破られるまで首位だった、BMCのブックウォルター。
1984年、米国生まれ。プロ3年目。
2006年のU23の国内タイムトライアルチャンピオン。
昨年は国内選手権4位。Tour of Utahのプロローグ優勝。
タイムトライアルを強みとしているようですが、昨年の国内選手権で4位に入っているということは、総合力もありそうです。

尚、彼のTwitterを見つけましたが、今回の結果に本人も非常に動揺しているようです。また、第2ステージでは、マリア・ロッソパッショーネを着用するようです。(Twitterに写真あり)
彼のTwitterはコチラ

えー、我らが新城選手は、テレビに写らず、実況・解説・視聴者「新城を写せ!」の大合唱でしたが、最後まで写らず。104位だったそうです。というか、TTは日本人の体系では不利です。

第2ステージは、アムステルダムからユトレヒトまでのまっ平らのコースで、苦し紛れの4級山岳が2つ。ここで山岳賞を取ると、第3、第4ステージが山岳ポイントが皆無なので、第5ステージまで着用できるという嬉しい特典つき。

…新城逃げるかな? というか、逃げて良いチーム内オーダーになるかな?

2010年5月8日土曜日

Giro d'Italiaが間もなく開幕します

今年で101歳となる、Giro d'Italiaですが、コース設定は、主催者のドSっぷりが伺えます。

まず、スタートがオランダ・アムステルダムであるところがひとつのドSポイント。木曜日にはイタリアに戻らなくてはいけない。ということは、前日の休息日が移動日にあてられる、ということ。しかも、オランダは山の無い低地の国。たいした疲れも無いのに休息させられる。

そして、総合を占うステージがすべて最後の8日間に収められているところがふたつめのドSポイント。そこまではたいした山岳は殆ど無し。しかし、最後の8日間は壮絶。休息日が1日あるけど壮絶。ゾンコランの山頂ゴール。ブラン・デ・コロネスの未舗装で斜度24%がある山岳TT、最終日前日は総計6000mを登らないといけない、まさにドS。

さらに、中間のステージである、第7ステージに未舗装区間を持ってきているドSっぷり。Paris-Roubaixほどではないが、パンクやスリップをしやすい。更に雨が降ると…。

そんなドSの主催者が贈る、Giro d'Italia、冒頭にもあるとおり、出発はオランダ・アムステルダムです。
今日は第1ステージ、8.4kmの個人タイムトライアル。天気は雨。
…そう、雨なんです。
歴史あるアムステルダムの市街地ですから、石畳などもあるのではないでしょうか。選手たちは転倒・骨折、なんてことにならないように注意して望むのではないでしょうか。8.4kmだと、そんなにタイム差は出ないでしょうし。

今年のGiro d'Italia、久々に日本人が出場いたします。BBoxの新城選手。
今日のタイムトライアルは156番目の出走、日本時間の23時26分です。

2010年5月3日月曜日

悩んでしまう…

「勝手に悩め!」とお思いでしょうが…まぁまぁ。(何が)

私の自転車はいまどきは珍しい7速なんです。リアが。
そして、変速も、こちらも珍しいダブルレバーなんです。
変速するたびにダウンチューブに手を伸ばさなくてはならない。

疲れてくると億劫になる。

そうすると変速しなくなる。

より疲れる。

より億劫になる。

更に変速しなくなる。

という悪循環に陥るので、何とかしたいなぁ、と思うのですが、7速のパーツを見つけるのが大変。というか、無理。

もうひとつ珍しいものはホイール。
MTBと同じHE26のホイールなんですが、オーバーロックナット寸法が130mm。
現代のMTBは135mm…合わない。ロード用は130mmですが、径が27インチ(700)になってしまう。

リア・ディレーラーは8速にすればいろいろと改善されそうなのですが、ホイールはそうもいかないようで…130mmのところに135mmをはめる訳には行かない。かといってロード用の27インチはフレームの構造上入らない。

さて、どうしよう…。

2010年5月1日土曜日

日本のサイクルロードレースに思うこと

欧州のレースを見ていて思うことですが、日本のレースって周回コースが多いですよね。欧州で周回コースは世界選手権とか国内選手権くらいで、あとレースの終盤でゴール地点を基点にあと何周回、という感じですよね。Tour de Franceのシャンゼリゼとかはそれにあたりますが…。

日本のレース、実業団やTour of Japan、Japan Cup、Tour de Kumano、は基本的に同じところをくるくる回る。北海道と沖縄がそれにあたらない…かな。

恐らく、オーガナイズの難しさであったり、多数の自治体を巻き込むので、許認可がややこしかったりするのかなぁ、と思います。
でも、日本で開催するにあたっての一番の心配事が、ゴミだと思います。
補給食とかボトルとか、ポイポイ投げられるとあまり印象が良くないです。欧州でも問題になり始めてきましたが、これは大きな問題だと思います。
なんか、軽トラを横に走らせて荷台をゴミ箱にしてみるとか、色々考える時になってきているのかなと思います。

…まぁ、軽トラが欧州にあるかどうかはわかりませんが…。

2010年4月29日木曜日

Liege-Bastogne-Liege とか

前回、「アルデンヌ・クラシックでは、動いたチームは勝てませんね。」ということを書きましたが、Liege-Bastogne-Liegeもそんな展開になりましたね。

チーム全体で集団を曳いたり破壊したりという行為を行ったチーム(SaxobankやLiquigas、Rabobank、Caisse d'Epargne)は勝てず、それらの動きに乗っかって、最後の好機にエースがアタックを仕掛けたところが勝ちましたね。(コンタドール→ヴィノクロフ、イワノフ→コロブネフ)

ヴィノクロフの勝利に対しては、現地ではいろんな憶測・物議を醸しているようですが、私は素直に復活を喜びたいと思います。

さて、春のクラシックが終わりまして、いよいよステージレース、GranTourの季節がやってきました。

で…ですよ。

早速始まった Tour de Romandie で、またこの人がやってくれているらしいです。

Liquigas所属のペーター・サガン。20歳。

ほんの数ヶ月前までロードではほぼ無名であった若者が、Tour of Downunder で注目を浴び、Paris-Niceでステージ2勝。そして、Tour de Romandieの第1ステージのタイムトライアルでは、イタリアチャンピオンから遅れること僅か1秒。そして、第2ステージで集団スプリントを制して3勝目。さらには総合トップに躍り出るという…。でも、生活については、チーム内部から注意が出ているようですが…(→Liquigas所属マッサージャーの中野さんの写真ブログより)

サガンはGranTourに出場したら、どれだけのパフォーマンスを出してくれるのだろうか。

GranTour…

5 月 8 日から始まりますね、GranTour第一弾、Giro d'Italia !!
今年は新城選手の出場も決まり、注目度は高いです。
しかし、今年の 5 月は、観戦する側から見れば、かなり大変。
5 月の第三週が、「Giro d'Italia」「Tour of California」「Tour of Japan」の豪華三本立て!
さすがに「Tour of Japan」は放送は無いが、生観戦できる!!

さぁて、どうしようかなぁ。

2010年4月22日木曜日

Fleche Wallonne (HIS)

日本初放映の Fleche Wallonne 。
世界チャンピオンのエヴァンスがコンタドールを最後にかわして先着。アルカンシェルを着てのうれしい勝利を獲りました。

さて…アルカンシェルというと、こちらには呪いが付いてくる訳ですが、普段からツイていなかったエヴァンスには特に関係なさそう。というか、何かあってもアルカンシェルの呪いなのか元々の星回りなのかわかりません。

アルデンヌ・クラシックが2戦終わった訳ですが、ちょっと趣深いな、と思うことが。

勝利を目指して仕掛けるSaxobankやKatusha、それに乗っかるOmegaPhama(というか、ジルベール)、Lampre(というか、クネゴ)、集団で溜めるBMC、Caisseなど。

「仕掛けたもの負け」という感じが…。
勿論、仕掛けなければ勝てる、という訳ではない。でも、仕掛けると確実に勝ててない。
中盤で仕掛けるシュレク兄弟や、最終局面で仕掛けたコロブネフ。
かたや、仕掛たものの大仕掛けはせずに様子見のジルベール、終始集団中盤に位置し遅れを取らなかったエヴァンス。
結果にも明暗が分かれましたね。

次は、リエージュ・バストーニュ・リエージュ。
出場メンバーは、ほぼ変わらず。
また同様の展開になるのか、はたまた…。

2010年4月19日月曜日

アイスランドの火山の件

火山の噴火ひとつで、こうも混乱するとは…という感じです。
イタリアとスペインが飛行機の運航を再開したようで、日本からも通常とは異なるルートで、ローマへ向けて飛行機2機が旅立っていったそうです。

さてさて。

スポーツ界も大変で、FCバルセロナが UEFA CL のため、バスで2日間かけてミラノへ移動。今週末のMotoGPの日本グランプリが10月に延期。

で、サイクルロードレース。

先週末のアムステルゴールドレースでは、Caisse d'Epargne はバルベルデやLLサンチェスらがスペインに足止めで、8人出走のところ3人で出走。(本当はルール違反だが、UCIは特例で認める)Cerveloのサストレも同じく。Skyのウィギンスはイギリス足止め。その他もろもろで、17名程度がレースに間に合わず。

水曜日にフレッシュ・ワロンヌ、日曜日にリエージュ=バストーニュ=リエージュがある。イタリアでもレースがあったり、はたまた、レースから本拠に帰っている途中だったり。

総合6位の活躍を見せた土井選手をはじめとしたSkil-Shimanoご一行様は、イスタンブールから空路バルセロナへ。そこから高速鉄道でオランダへ帰るそうです。
スペインでステージレースに参加していた別府選手をはじめとしたRadioShackご一行様は、陸路フランスへ。フランス入国後、TGVの予定でしたが、フランス国鉄のストライキに見舞われている模様。
これからイタリアのレースに向かう新城選手は、当初フライトの予定でしたが、当然のように飛ばず、TGVでリヨンまで行き、先行しているチームバスに乗っかる予定ですが…ストライキの影響が心配されます。

別府選手と同じスペインのステージレースに参加していたコンタドールは、フレッシュ・ワロンヌ参戦のため、フレンチ・バスクのポーまで車で移動。その後、チームメイトのペレイロと合流し、鉄道でパリへ。そこからチームカーでベルギー・リエージュに移動しています。

アムステルゴールドレース不参加となってしまったバルベルデとLLサンチェスですが、パサモンテスを加えて、ベルギーに向けドライブ中。

しかし、トルコからドイツへ帰りたいグライペルや、北海を渡りたいKAアルヴェセンなどは、いまだに立ち往生。

う~ん…なんか試合をする前、レースをする前に疲れてしまいそうですね。
このままだと、Giro d'Italia とか Tour of CA とか Tour of Japan とか、大変です。

はやく収まらないだろうか、噴火。

土井雪広選手が Tour of Turkey で総合6位フィニッシュ

春のクラシックが石畳地獄から連続丘地獄へ移るころ、ヨーロッパの東の果てのトルコで「Tour of Turkey」という1週間のステージレースが行われました。
そこで、Skil-Shimanoの土井選手が総合6位でフィニッシュ。すばらし~い。
総合優勝は、ISDのヴィスコンティ。第4ステージで逃げに乗ったメンバーがそのまま上位に躍り出た感じですが、第4ステージでは、一時的ではありますが、土井選手が総合首位に浮上していたときも…。
逃げ切りでステージが決まったのが第3と第4ステージ。ヴィスコンティはどちらの逃げにも乗っていた。土井選手は第4のみ。もし第3にも乗っていたら…と思うと、この先が楽しみで仕方ありません。

2010年4月14日水曜日

1450W

ドS級のクラシック2連戦が終わりました。
結果としては、カンチェッラーラの連勝、ボーネン惨敗だった訳ですが、アタックのされ方を見ると、かたや足がつったときにアタックされ、かたや他選手のアタック封じで足を使ったところでアタックされ…今年は薄幸キャラなのだろうか。
しかしながら、勝ったカンチェッラーラは圧倒的。なんと最大出力1450W。普通のご家庭の場合、半分以上の電力が賄えます。
一家に一人、カンチェッラーラ…(^_^;)
今週末からは、舞台をオランダ方面に移しての3連戦。
登場する選手も大半が入れ替わり、また違った趣きが楽しめそうです。

2010年4月11日日曜日

元本埜村と元印旛村

先日、編入直前の本埜村役場と印旛村役場を回ってきましたが、編入後にも本埜村役場だけですが回ってきました。天気が微妙だったので、写真は撮っていないのですが…

すっかり印西市の支所となっていまして、「本埜支所」という表記が玄関だけでなく、道路の案内板にも登場していました。あまり詳しく見ていないのでなんともいえませんが…

そして、そこから10分程の旧村境にあった「印旛村」「本埜村」の標識も、すっかりなくなっていました。でも、田んぼが一面に広がる風景はすぐに変わるわけでもなく、そこにありました。私の母の実家が農業を営んでいるためか、そのような風景を見ると妙に落ち着きます。田植えの準備も着々と進んでいるようです。田植えはゴールデンウィークかな? そのころになったらまた回ってみようと思います。

すっかりお気に入りコースです。

2010年4月6日火曜日

10%...

たくさんのドラマを見せてくれたRonde Van Vlaanderen。録画したものを見直しています。

主催者の発表によると、観客の延べ人数は100万人だったそうです。

ベルギーの人口が、およそ1000万人ですから…

ベルギー国民の10人に1人がレースを観に行った

ということになります。
すげぇ…。そんなスポーツ、他に無いですよね。「テレビで見た」ではなく、「直接観に行った」ですからね。さすがは国技。

勝ったカンチェッラーラも、負けたボーネンもいいコメントをレース後に残してますね。

来週のParis-Roubaixも楽しみですね。

2010年4月3日土曜日

とりあえず一安心

お預け状態であった、Lampreに対するProTourライセンスが正式に下りました。
クネゴが見れない、ペタッキが見れない、という危機的状況は避けられましたね。これは、チームにとっても、ファンにとっても良かったことだと思います。

さぁ、フランドルだ!!

2010年3月29日月曜日

いよいよシーズン突入

といった感じですね。サイクルロードレースは。

4月は春のクラシック目白押し。毎週あります。

4日(日)ロンド・ファン・フラーンデレン
11日(日)パリ~ルーベ
18日(日)アムステル・ゴールドレース
21日(水)フレッシュ・ワロンヌ
25日(日)リエージュ~バストーニュ~リエージュ

5月になれば、GranTourの初戦である「ジロ・デ・イタリア」が始まります。今年はオランダ・アムステルダムからスタート。お蔭様で、最初の休息日から次の休息日まで、12連戦。しかもゾン・コランの山頂ゴールで締めるあたり、Sっ気満点です。
また、時を同じくして、「ツアー・オブ・カルフォルニア」も開幕。

良い気候になってきたなぁ…

2010年3月22日月曜日

編入前日の印旛村と本埜村をみてきました

或る日、Yahoo!!地図を見ていると、こんな記述が…

印旛村
(2010年3月23日より印西市に編入)

本埜村
(2010年3月23日より印西市に編入)

おぉ、これは一大事!!

千葉県には、今現在、3つの村がありますが、そのうちの2つが消えてしまいます…
印旛村と本埜村は、印旛沼と利根川の間にある村です。今でこそ、北総鉄道が通っていますが、かつては鉄道が通っていませんでした。近年では、北総線の延伸に伴い、宅地開発が進み、人口は増加傾向にあったと思われます。北総線は、京成線・都営浅草線に乗り入れているの…

「都心に一番近い村」

とも言えなくもありません。

編入前日である今日、2つの村役場を自転車で巡ってきました。

R464等を通りまして、まずは印旛村役場へ。


おぉっ!! 何てこった!!
名前が変わってしまっているではないか!!
…今日までの印旛村役場は、明日より印西市役所印旛支所として再出発します。

村であった名残を探します。ちょうど反対側にバス停がありまして…

未だ「役場」という単語が使用されております。

駐車場には…

印旛村マップの看板が…変わったのは玄関の表札だけ、といった感じです。

でも「印旛村役場」という表記が見たかったので、いろいろ探すと…ありました!!

目の前の丁字路に「印旛村役場前」。
なお、役場の壁には編入を示す幕が下がっていました。


印旛村役場を後にし、本埜村役場へ。それほど面積の広い村ではありませんので、すぐ到着します。
…と、途中で

村境に差し掛かります。勿論、反対は…


この案内板も無くなるんでしょうね…。

そこから数分で本埜村役場に到着。

敷地入り口の看板はそのままでしたが…

玄関だけは変わっていました。

やはり変わっているのは玄関だけで、


バス停は、印旛村同様変わっていませんでした。

今年の冬は、暖かいんだか寒いんだか良く分かりませんでしたが…

確実に春は近づいてるようです。
桜もそろそろかな…?



2010年3月20日土曜日

…あ"

すっかり呆けていましたら、とんでもないことになってました。


…体重が!


まぁ、いろいろ考えていますと、増えて当然と思うのですが、何より問題なのは…


体重計に乗っていない


真面目にダイエットしている方であれば、当然こんなことは無い訳で…
そういうわけで、毎日ちゃんと体重計に乗って、記録を付けていこうかと…

振り出しより更に戻ってしまった感が否めませんが、もう一度スタートです。

2010年3月16日火曜日

オカシイのではないか??

多分、こうなるだろうな、と思ってはいましたが…
http://www.cyclingnews.com/news/cas-confirms-valverdes-italian-ban

現在はイタリア限定だが、いつ全世界に適用されることやら…

スペイン警察も、UCIも、WADAも、CONIも、結局のところ、真実がわかってなくてやってんじゃないか?
事の発端もおかしいし、推移もおかしい。そうすると、当然、おかしい結果が付いてくるわけで…

バルベルデもバッソもウルリッヒも、ただの狙い撃ちに過ぎないんじゃないか?

2010年3月12日金曜日

Professional Continental Team へのハードル

Paris-NiseとTirreno-Adriaticoが始まりまして、状態の良い人悪い人、はたまた、まだまだなんだけど勝っちゃった人。様々です?

2つのレースは、UCIのヒストリカルレースとされています。こちらには、ProTourチームとProContinentalチームでワイルドカードを取得しているチームのみが参加出来る状態になり、最終的には、主催者の招待により出場できます。なので、条件を満たしていても招待されなければ出ることは出来ない訳ですが、条件を満たすことが招待を受ける大前提です。GranTourもヒストリカルレースになります。

さて、日本のチームは、どのチームもこの条件を満たしておりません。ProTourチームでもProContinentalチームでもなく、Continentalチームだからです。

ProContinental…正式にはProfessional Continental Teamですが、ここに昇格するには、かなり高いハードルがあります。ヒトとカネです。
ヒトですが、最低16名の選手と2名の監督、更に3名のその他要員(メカニックやドクター、マッサー)を集めます。因みに、日本の1チームあたりの選手の数は、大体8~10名くらい。単純に倍の人数を必要とするわけです。
カネについては、チームの登録料の他に、「銀行保証」といわれる保証金を準備しなくてはなりません。登録料は分かりませんが、銀行保証の額は、選手や関係者に支払われる金額の1/4の額に、150,000スイスフランを足し合わせた額になります。また、この銀行保証は、300,000スイスフランを下回ってはいけないことになっています。1スイスフランは85円程度ですから、2500万円は少なくとも必要である、という訳です。因みに、選手に対する給与は、最低25,000ユーロ(320万円)、もしくは、チーム国籍の最低賃金のどちらか高いほうを下回ってはいけないので、簡単に全員の給与(選手以外も)320万円とすると、選手16人+監督2名+その他スタッフ3名で7000万円くらい。勿論、選手が16人もいて、スタッフが3人しかいない、という状況は考えにくいので、もっとかかることになるでしょう。因みに、Continentalチームの銀行保証は、最低でも2万ユーロ(260万円)と、ProContinentalの1/10。最低賃金は25,000ユーロという縛りだけ外れますが、さほど変わらないと思います。

日本では、まだまだマイナーな競技で、スポンサーも付きづらい状況です。マイナーであるが故の競技ピラミッドの底辺が狭く、スポンサーが付かないので、お金も無く…。

ん~、高いハードルですね。

2010年3月5日金曜日

獲った!! Tour de Langkawi #4

マレーシアで開催されているTour de Langkawi。アジアでもトップクラスのステージレース。
第4ステージで、日本チームとして唯一出場している愛三工業レーシングの西谷選手が勝利を収めました。
集団スプリントでステージを征するのは、初めてらしい…
日本ナショナルチャンピオンジャージを身にまとい、雄たけびをあげる姿がカッコいい…と思ってしまった。→コレ。

2010年3月2日火曜日

UCI登録の日本チーム

梅丹本舗が登録を見合わせたが、NIPPOが新たに登録を果たしており、チーム数は5と変わらず。

シマノ・レーシング(SMN)
世界のブランド「Shimano」の実業団チーム。アジア・国内を中心に活動。
昨年のJサイクルツアー・チャンピオンチーム。欧州のSkil-Shimanoの下部組織として、育成も行っている。下部組織を持つ国内チームはあるが、海外の上位組織を持つ国内のチームはここだけであると思う。
昨年、大いに沸かせた阿部嵩之は、島田真琴と共に、オランダ武者修行へ。昨年まで武者修行していた村上順平が国内復帰。阿部良之が離脱、狩野智也はブリヂストン・アンカーへ移籍。そして、コーチの栗村修氏が宇都宮ブリッツェン監督として移籍。山岳の力が落ちたが、元全日本チャンピオンの野寺秀徳、鈴木真理に加え、鈴木譲、畑中勇介、飯野嘉則は健在。加えて平塚吉光がクラブチームからの昇格加入を果たす。
スピードのあるチームで、あまり逃げに乗せてしまうと、後々が厄介になってしまう。昨年のTour de Hokkaidoでも、最終ステージの短い距離のクリテリウムで鈴木真理と阿部嵩之が揃って逃げをうち、梅丹本舗と愛三工業が追いかけても追いつかず、あわや総合逆転か? と思わせた。畑中も元U23のTT国内選手権を取った経験を持つ。

ブリヂストン・アンカー(BGT)
自転車メーカーである、ブリヂストン・アンカーの実業団チームで、仏への遠征も行っている。
その影響からか、Jサイクルツアーは参考7位。(参加義務の最低ラインをクリアしていないので、参考値として。)
飯島誠、山本雅道、普久原奨、三瀧光誠、相川将に加えて、昨年のツール・ド・おきなわ総合優勝の伊丹健治が育成チームから昇格、そして、シマノレーシングから狩野智也、梅丹本舗から清水都貴、宇都宮ブリッツェンから清水良行を獲得。
育成チームには4名在籍しており、仏中心で強化を行っている。狩野が加入したことにより、山岳を含めた総合力は高くなるであろう。

愛三工業レーシング(AIS)
自動車部品メーカの愛三工業の実業団チーム。アジアを中心に活動。
昨年のJサイクルツアー参考6位。
このチームは、昨年、タイムトライアルとロードの国内タイトルを、盛と西谷がそれぞれ獲得。チャンピオンジャージを2つ抱えるチームとなった。
別府匠、西谷泰治、綾部勇成、盛一大、鈴木謙一、品川真寛、松村光浩に加え、ブリヂストン・アンカーから福田真平が加入。別府匠はTeamRadioShackの別府史之の実兄。
TTチャンピオンの盛は、トラックのW杯にも出場している。昨年は調子が今ひとつの選手が多かったように思える。今年はどれだけ調子を上げられているか。現在開催中のTour de Langkawiに日本チームとして唯一出場している。


宇都宮ブリッツェン(BLZ)
昨年発足した、地元密着型の珍しいチーム。国内メインで活動。Jサイクルツアー3位。
こちらはメンバーの入れ替えが激しく、昨年残留組は、廣瀬佳正、長沼隆之、斉藤祥太、小阪光。復帰組として、柿沼章が監督よりプレイング・マネージャとして選手復帰。移籍組は、ダイハツボンジャス飯田から中村誠、マトリックス・パワータグから辻義光。クラブチームからの昇格移籍組で若杉厚仁。
そして、新監督として、恐らく日本一有名なロードレース監督であろう、栗村修氏が就任。
注目は、日本でもトップクラスのヒルクライマーである長沼。Jサイクルツアーでも、幾つかヒルクライムレースが存在するので、ここでどれだけ勝てるか。
もうひとつの注目は、何と言っても新監督。その采配が、どれだけレースを面白くしてくれるか、気になります。

チームNIPPO(PPO)
昨年はUCI登録を行っていなかった。NIPPOは、道路やスポーツ施設の設計・施工を行う会社。旧社名を「日本鋪道」。その実業団チーム。国内のチームとしては、ちょっと異色。Jサイクルツアー2位。
活動拠点は、日本とイタリア。既に、イタリアでのシーズンインを迎えている。監督に1人には、00年Tour de Franceでマイヨ・ジョーヌ着用経験者、アルベルト・エッリを起用している。
また、選手でもイタリア、ポルトガル、スイスの選手がいて、他の国内チームには無い組織を持っている。
選手は、バルラ、バッタリーニ、ガロッファロ、シニェゴのイタリア勢、ポルトガルのヴィゼイアック、スイスのウィンター、藤岡徹也、井上和郎、中田真琴、佐野淳哉に加え、梅丹本舗から宮澤崇史、増田成幸、中島康晴、菊池誠晃という主力級が加わる。
また、欧州で活躍していた橋川健氏により、ベルギーにて育成チームを発足させ、5名の選手を育成。また、Jサイクルツアーへの登録を行っているため、兄弟揃っての参戦の可能性もある。

Kuurne-Brussels-Kuurne

Omloopの翌日、Kuurne-Brussels-Kuurneが開催。

雨+強風+低温のトリプルパンチが選手たちを苦しめ、完走者わずかの28人だったそうで…

Omloopと同様、こちらもストリーミング配信を行っていたようですが…見てません。
というか、ストリーミングはどうしても切れ切れになってしまうので、レース展開がよく判らないです。
リザルトを見て「え、そうだったの?」と思ってしまいました。ボーネンも、実は追走集団にいなかったですし…。
あ、でも、盛り上がれることは、盛り上がれます。雰囲気だけで。
次はどこでやるかなぁ…。

2010年2月28日日曜日

Japan Continental Team

ProTourの次は、ContinentalProTour…と行きたいところですが、個人的にもう飽きたので(!!)、今年絶対に面白い、日本国内に目を向けましょう。
3/21にJサイクルツアーの第1戦がありますが、その前に、Tour de Langkawi, Tour of Taiwanが開催されます。そこにも日本チームが参戦するので、チームによっては、開幕が早くなります。

さて、日本にはどれだけのチームがあるかというと、Jサイクルツアーにはクラブチームも参戦していて沢山になってしまいますので、UCIにContinentalTeamとして登録しているチームとして見てみると…

シマノ・レーシング(SMN)
ブリヂストン・アンカー(BGT)
愛三工業レーシング(AIS)
宇都宮ブリッツェン(BLZ)
チームNIPPO(PPO)

の5チーム。

残念なことに、別府史之、新城幸也を世界へ送り込んだ、浅田顕氏が監督を務める、梅丹本舗-グラファイトデザイン・エキップアサダは、財政難と人材難を理由に、今季のContinental登録を見送りました。今季は若手育成に尽力するとのことで、Jサイクルツアーには参戦する可能性も。(登録名簿には載っているので、出場は可能。)

梅丹本舗の事実上の活動休止により、選手たちの移籍が活発。かなりの混戦になる可能性が。

というわけで、今後は日本チームを紹介したいと思います。

#18 TeamSaxobank

ProTour最後のチーム。

Saxobankは投資銀行ですが、自転車チームのスポンサーとしてはどうなのだろうか、宣伝効果はあるのだろうか、と思っていたら、やはり今季で撤退とのこと。
しかし、このチームの凄いところは、既に次のスポンサーを見つけているところ。
お尻のあたりにロゴが入っているそうです。

さて、このチームからは、結構な数の離脱者が…軍隊式トレーニングが辛かったのだろうか…?
KAアルヴェセン、クローン、バク、ヴァンホーレン、ゴス、コロブネフ…
新加入は若手中心で、ProTourチームからの加入はない模様。
昨年も離れていった人が多いような気がしますが、でもこのチームは強いですね。やはり軍隊式が…

このチームにとって、スポンサー撤退は痛いニュースではありますが、それ以上に痛いニュースが。
このチームのフレームメーカはSpecializedですが、このTTバイクがUCIの新規定に抵触するとのことで、使用できなくなったこと。Specializedは大慌てでしょう。何せ、このチームには世界チャンピオンがいるわけですから。

さて、このチームの目標は、当然、「打倒! コンタドール」です。

それに一番近い男、Aシュレクですが、実兄であるFシュレク同様、膝を痛めてしまいました。
当初はマヨルカでのレースを初戦としていたはずですが、それを延期しています。
…まだ初戦を迎えていないのでは?

このチーム、強いのは強いですが、不安材料がチラホラあるので、かなり心配。

#17 TeamRadioShack

アームストロングが作り上げた新チーム。
…というか、DiscoveryChannel。

まぁ、DiscoveryChannel解散時に、大体の選手がAstanaに移って、そこから離脱して立ち上がったチームだから、そうなるのは自然の流れかも。

…特に書くことねぇなぁ。

まぁ、面白いところでは、スプリンターであるステーグマンが加入していること。
昨日の"Omloop~"にも出場していましたが、ベルギーのクラシックやスプリンター向けの1Dayレースには心強いかも。現に、スプリンター向けであったTourDownUnderでは、彼のためにトレインが組まれている。
周囲からは「ランスのためのチーム」と言われているが、それだけでは足らないものを、ステーグマンという看板で補おうとしているように思える。

さて、最大の目標であるTour de Franceで、勝てるか? という点ですが…確率としては20~30%くらいかなぁ。コンタドールとAシュレクに勝っているとは、あまり思えませんねぇ。

Omloop Het Nieuwsblad

ベルギーで開催されたセミ・クラシック。今後の春のクラシックを占う上でも注目のレース。
…なんか、ベルギーの放送局でストリーミング配信をしていましたので、残り60kmくらいからじっと見入ってみました。
しかし、これは何語だろうか…? 固有名詞以外、全く判らない…(;_;)

とりあえず、途切れ途切れではありましたが、見ることが出来ました。

残り20kmから飛び出した、フレチャ(Sky)がそのまま逃げ切り1位。
飛び出した際に、ジルベール(OmegaPhama-Lotto)も追いかけようとしますが、追いつけず。
2位以降は集団のようで、集団の頭はボアッソンハーゲンがSkyの1-2フィニッシュを狙ってスプリントをしましたが、どうやらハウッスラー(CerveloTestTeam)、ファラー(Garmin-Transitions)の順で獲ったようです。
…なんか確定しない文章ですが、肝心のゴールが途切れ途切れで、よく判らないです。
表彰式で、ハウッスラーとファラーの2-3位が判ったくらいですから…。

さて、注目のボーネン(Quickstep)は、残り40-30kmあたりでパンク。ジルベールは落車。ナイエンス(Rabobank)は30-20km、先頭集団でパンク、しかもチームメイトが近くにいなく、ずるずるとプロトン広報まで下がってしまった。不運がありつつも、追走集団内でゴールした模様で、ポッツアート(Katusha)も集団内にいた模様。
一方、ステーグマン(RadioShack)やホステ(OmegaPhama-Lotto)を集団で見かけなかった。ステーグマンは別のレースで落車しているので、その影響か。ホステも初戦に近いのでは?
初戦といえば、別府史之(RadioShack)が、このレースで新チームでの初レースを迎えました。結果は…知りません。少なくとも集団では見かけませんでした。新城幸也(BBoxBouyguesTelecom)もみかけませんでした。

このレースで、ひとつ驚いたことがあります。
それはSkyのチームカー。ジャガーなのですが、タイヤがものすごく薄~いんです。よくこれで石畳をはしれたなぁ、と思うくらい。我が家のレガシィ君の45サイズよりもはるかに薄い。30サイズくらいではないでしょうか。

いや~、すごいなぁ。

2010年2月27日土曜日

#16 Team Milram

この一週間で、随分すごしやすい陽気になりました。まぁ、雨は降っていますが…
自転車に乗って凍える、ということはなくなったような気がします。

さて、唯一のドイツ籍のProTourチームですが、Milramが今季限りでのスポンサー撤退を発表。どうしても良い成績を挙げて、スポンサー獲得に弾みをつけたいところでしたが、Tour of Qatarでエース・スプリンターのチオレックを骨折で早々に失ってしまった。

全体的戦力としては、まぁ、そんなには代わっていないですかね。ヴェリトス兄弟がHTCへ移籍したり、若手を獲得したりしていますが、ゲルデマンやウェーグマン、フォーテンは残留しています。ゲルデマンは早速良い成績を収めたようです。
春先に向けてのステージレースやアンデルヌ・クラシックに向けて幸先の良いスタートを切れたといえますが、何と言っても、新スポンサー。獲得しなくては…

戦力的には昨年とほぼ同様ながら、窮地に陥っている現状打破のため、何かやってくれそうな予感がします。

2010年2月24日水曜日

#15 Team Katusha

先日からのケツの痛みは治まりました。何だったのでしょうか…まぁ、いいや。

TeamKatushaですが、移籍で去った選手はスウィフトくらいか?

新加入では、ロドリゲスやコロブネフ、キルシェンなど9名。9名の中には、ロシアの若手選手も含まれている。総合力や将来性はアップしているように思える。昨年のAmstelGoldRaceを征したイワノフと共に、GranTourでも総合上位を狙えるかも?
昨年は怪我に泣かされたマキュアンも、マジョルカで1勝を挙げている。TourDownUnderでは勝てなかったのは不安材料ではある。上位に食い込んでいたけれど。ポッツァートは、春のクラシックレースを見据えているようなインタビュー記事が載っていましたので、照準はそこか。

いずれにせよ、戦力は昨年以上。照準をどこにあわせてくるかが見もの。

2010年2月22日月曜日

ケツが…

痛いです。

原因は良く分かりません。

自転車での無理なペダリングであれば、膝や太ももも痛くなるのでしょうが、ケツだけ痛いです。

とりあえず、薬を塗って対処していますが…。

原因が分からないのが、一番困りますなぁ。

2010年2月19日金曜日

#14 Team HTC-Columbia

今年から、呼び名が変わりました。
ただ、残念なことに、HTCをラインアップに加えているウィルコムが、会社更生法の申請をしました。
まぁ、チームにとっては関係ないと思いますがね。

さて、チームを去った人の中に、重要な人が…

ヒンカピーです。

Tour de Franceでは、カヴェンディッシュのリードアウト役で、巧みなコース取りを見せていましたが、今年は果たして…。

他にも、ブルグハート、ボアッソン、 ロヴクリスト、ヘンダーソン、キルシェン等が他チームへ移籍。

加入する選手は、ヴェリトス兄弟、バク、ゴス、ロールストンに、若手多数。
まぁ、Garminもそうですが、米国籍のチームは伸びる若手を良く探し出しますね。(まぁ、今年は伸びるかどうか判りませんが)

カヴェンディッシュやグライペルといった、エーススプリンターは健在。
昨年は、ProTourチーム最高の86の勝利を収めましたが、今年もこの2人がどれだけ勝利を量産してくれるか。そして、トレインの形成を昨年同様に上手にまとめてこれるのか。

2010年2月17日水曜日

おかいもの

世界的な円高傾向で、我が家でもそんな恩恵にあずかろうかと、海外ショッピングをいたしました。
うちのカミさんが、Violaの弦がほしいということだったので、米国のサイトで1セット購入。
それが本日届きました。

それが、これ。
普通の郵便に見えますね。

 
"Go Strings.com"というところで注文しました。
"New York"というところがかっこいいですね。(偏見です。)


 
 "UNITED STATS POSTAGE"とあります。左のものは…QRコードのようにも見えますが…


海外郵便用のラベルのようですが…
"Strings $10"とあります…ん? この商品、$99しましたけど?

 
中を開けたら、チラシと…おや、なんか書いてあります。
 
"Thank You ^_^"
…どういたしまして。
肝心の弦は、この紙にくるまれていました。
因みに、この紙は…

 
納品書でしょうか。ボケまくっていますけど…意図的に消しているのは、私の住所です。
この表面にも…


 
"Thank you!! ^_^"
こっちはちょっと雑ですね。

さて、肝心な弦は、というと…
 
  
ピラストロ社の「オブリガート」です。セットで買いましたので、当然、A-D-G-Cの4本セットです。
因みに、送料込みで、$99.80でした。1USD=90JPYで考えますと、約9000円。

日本で買いますと、某サイトで9592円+送料でした。
普通にお店で買うと、1本が約5000円だと、ヨメが申しております。そう考えると安いですね。

以前、サイクルジャージを海外通販で買いましたが、日本に比べると、この時期はやはり安いですね。

円高は必ずしもよい訳ではありませんが、利益が享受できるときは最大限活かそう、と思いました。