2010年2月28日日曜日

Japan Continental Team

ProTourの次は、ContinentalProTour…と行きたいところですが、個人的にもう飽きたので(!!)、今年絶対に面白い、日本国内に目を向けましょう。
3/21にJサイクルツアーの第1戦がありますが、その前に、Tour de Langkawi, Tour of Taiwanが開催されます。そこにも日本チームが参戦するので、チームによっては、開幕が早くなります。

さて、日本にはどれだけのチームがあるかというと、Jサイクルツアーにはクラブチームも参戦していて沢山になってしまいますので、UCIにContinentalTeamとして登録しているチームとして見てみると…

シマノ・レーシング(SMN)
ブリヂストン・アンカー(BGT)
愛三工業レーシング(AIS)
宇都宮ブリッツェン(BLZ)
チームNIPPO(PPO)

の5チーム。

残念なことに、別府史之、新城幸也を世界へ送り込んだ、浅田顕氏が監督を務める、梅丹本舗-グラファイトデザイン・エキップアサダは、財政難と人材難を理由に、今季のContinental登録を見送りました。今季は若手育成に尽力するとのことで、Jサイクルツアーには参戦する可能性も。(登録名簿には載っているので、出場は可能。)

梅丹本舗の事実上の活動休止により、選手たちの移籍が活発。かなりの混戦になる可能性が。

というわけで、今後は日本チームを紹介したいと思います。

#18 TeamSaxobank

ProTour最後のチーム。

Saxobankは投資銀行ですが、自転車チームのスポンサーとしてはどうなのだろうか、宣伝効果はあるのだろうか、と思っていたら、やはり今季で撤退とのこと。
しかし、このチームの凄いところは、既に次のスポンサーを見つけているところ。
お尻のあたりにロゴが入っているそうです。

さて、このチームからは、結構な数の離脱者が…軍隊式トレーニングが辛かったのだろうか…?
KAアルヴェセン、クローン、バク、ヴァンホーレン、ゴス、コロブネフ…
新加入は若手中心で、ProTourチームからの加入はない模様。
昨年も離れていった人が多いような気がしますが、でもこのチームは強いですね。やはり軍隊式が…

このチームにとって、スポンサー撤退は痛いニュースではありますが、それ以上に痛いニュースが。
このチームのフレームメーカはSpecializedですが、このTTバイクがUCIの新規定に抵触するとのことで、使用できなくなったこと。Specializedは大慌てでしょう。何せ、このチームには世界チャンピオンがいるわけですから。

さて、このチームの目標は、当然、「打倒! コンタドール」です。

それに一番近い男、Aシュレクですが、実兄であるFシュレク同様、膝を痛めてしまいました。
当初はマヨルカでのレースを初戦としていたはずですが、それを延期しています。
…まだ初戦を迎えていないのでは?

このチーム、強いのは強いですが、不安材料がチラホラあるので、かなり心配。

#17 TeamRadioShack

アームストロングが作り上げた新チーム。
…というか、DiscoveryChannel。

まぁ、DiscoveryChannel解散時に、大体の選手がAstanaに移って、そこから離脱して立ち上がったチームだから、そうなるのは自然の流れかも。

…特に書くことねぇなぁ。

まぁ、面白いところでは、スプリンターであるステーグマンが加入していること。
昨日の"Omloop~"にも出場していましたが、ベルギーのクラシックやスプリンター向けの1Dayレースには心強いかも。現に、スプリンター向けであったTourDownUnderでは、彼のためにトレインが組まれている。
周囲からは「ランスのためのチーム」と言われているが、それだけでは足らないものを、ステーグマンという看板で補おうとしているように思える。

さて、最大の目標であるTour de Franceで、勝てるか? という点ですが…確率としては20~30%くらいかなぁ。コンタドールとAシュレクに勝っているとは、あまり思えませんねぇ。

Omloop Het Nieuwsblad

ベルギーで開催されたセミ・クラシック。今後の春のクラシックを占う上でも注目のレース。
…なんか、ベルギーの放送局でストリーミング配信をしていましたので、残り60kmくらいからじっと見入ってみました。
しかし、これは何語だろうか…? 固有名詞以外、全く判らない…(;_;)

とりあえず、途切れ途切れではありましたが、見ることが出来ました。

残り20kmから飛び出した、フレチャ(Sky)がそのまま逃げ切り1位。
飛び出した際に、ジルベール(OmegaPhama-Lotto)も追いかけようとしますが、追いつけず。
2位以降は集団のようで、集団の頭はボアッソンハーゲンがSkyの1-2フィニッシュを狙ってスプリントをしましたが、どうやらハウッスラー(CerveloTestTeam)、ファラー(Garmin-Transitions)の順で獲ったようです。
…なんか確定しない文章ですが、肝心のゴールが途切れ途切れで、よく判らないです。
表彰式で、ハウッスラーとファラーの2-3位が判ったくらいですから…。

さて、注目のボーネン(Quickstep)は、残り40-30kmあたりでパンク。ジルベールは落車。ナイエンス(Rabobank)は30-20km、先頭集団でパンク、しかもチームメイトが近くにいなく、ずるずるとプロトン広報まで下がってしまった。不運がありつつも、追走集団内でゴールした模様で、ポッツアート(Katusha)も集団内にいた模様。
一方、ステーグマン(RadioShack)やホステ(OmegaPhama-Lotto)を集団で見かけなかった。ステーグマンは別のレースで落車しているので、その影響か。ホステも初戦に近いのでは?
初戦といえば、別府史之(RadioShack)が、このレースで新チームでの初レースを迎えました。結果は…知りません。少なくとも集団では見かけませんでした。新城幸也(BBoxBouyguesTelecom)もみかけませんでした。

このレースで、ひとつ驚いたことがあります。
それはSkyのチームカー。ジャガーなのですが、タイヤがものすごく薄~いんです。よくこれで石畳をはしれたなぁ、と思うくらい。我が家のレガシィ君の45サイズよりもはるかに薄い。30サイズくらいではないでしょうか。

いや~、すごいなぁ。

2010年2月27日土曜日

#16 Team Milram

この一週間で、随分すごしやすい陽気になりました。まぁ、雨は降っていますが…
自転車に乗って凍える、ということはなくなったような気がします。

さて、唯一のドイツ籍のProTourチームですが、Milramが今季限りでのスポンサー撤退を発表。どうしても良い成績を挙げて、スポンサー獲得に弾みをつけたいところでしたが、Tour of Qatarでエース・スプリンターのチオレックを骨折で早々に失ってしまった。

全体的戦力としては、まぁ、そんなには代わっていないですかね。ヴェリトス兄弟がHTCへ移籍したり、若手を獲得したりしていますが、ゲルデマンやウェーグマン、フォーテンは残留しています。ゲルデマンは早速良い成績を収めたようです。
春先に向けてのステージレースやアンデルヌ・クラシックに向けて幸先の良いスタートを切れたといえますが、何と言っても、新スポンサー。獲得しなくては…

戦力的には昨年とほぼ同様ながら、窮地に陥っている現状打破のため、何かやってくれそうな予感がします。

2010年2月24日水曜日

#15 Team Katusha

先日からのケツの痛みは治まりました。何だったのでしょうか…まぁ、いいや。

TeamKatushaですが、移籍で去った選手はスウィフトくらいか?

新加入では、ロドリゲスやコロブネフ、キルシェンなど9名。9名の中には、ロシアの若手選手も含まれている。総合力や将来性はアップしているように思える。昨年のAmstelGoldRaceを征したイワノフと共に、GranTourでも総合上位を狙えるかも?
昨年は怪我に泣かされたマキュアンも、マジョルカで1勝を挙げている。TourDownUnderでは勝てなかったのは不安材料ではある。上位に食い込んでいたけれど。ポッツァートは、春のクラシックレースを見据えているようなインタビュー記事が載っていましたので、照準はそこか。

いずれにせよ、戦力は昨年以上。照準をどこにあわせてくるかが見もの。

2010年2月22日月曜日

ケツが…

痛いです。

原因は良く分かりません。

自転車での無理なペダリングであれば、膝や太ももも痛くなるのでしょうが、ケツだけ痛いです。

とりあえず、薬を塗って対処していますが…。

原因が分からないのが、一番困りますなぁ。

2010年2月19日金曜日

#14 Team HTC-Columbia

今年から、呼び名が変わりました。
ただ、残念なことに、HTCをラインアップに加えているウィルコムが、会社更生法の申請をしました。
まぁ、チームにとっては関係ないと思いますがね。

さて、チームを去った人の中に、重要な人が…

ヒンカピーです。

Tour de Franceでは、カヴェンディッシュのリードアウト役で、巧みなコース取りを見せていましたが、今年は果たして…。

他にも、ブルグハート、ボアッソン、 ロヴクリスト、ヘンダーソン、キルシェン等が他チームへ移籍。

加入する選手は、ヴェリトス兄弟、バク、ゴス、ロールストンに、若手多数。
まぁ、Garminもそうですが、米国籍のチームは伸びる若手を良く探し出しますね。(まぁ、今年は伸びるかどうか判りませんが)

カヴェンディッシュやグライペルといった、エーススプリンターは健在。
昨年は、ProTourチーム最高の86の勝利を収めましたが、今年もこの2人がどれだけ勝利を量産してくれるか。そして、トレインの形成を昨年同様に上手にまとめてこれるのか。

2010年2月17日水曜日

おかいもの

世界的な円高傾向で、我が家でもそんな恩恵にあずかろうかと、海外ショッピングをいたしました。
うちのカミさんが、Violaの弦がほしいということだったので、米国のサイトで1セット購入。
それが本日届きました。

それが、これ。
普通の郵便に見えますね。

 
"Go Strings.com"というところで注文しました。
"New York"というところがかっこいいですね。(偏見です。)


 
 "UNITED STATS POSTAGE"とあります。左のものは…QRコードのようにも見えますが…


海外郵便用のラベルのようですが…
"Strings $10"とあります…ん? この商品、$99しましたけど?

 
中を開けたら、チラシと…おや、なんか書いてあります。
 
"Thank You ^_^"
…どういたしまして。
肝心の弦は、この紙にくるまれていました。
因みに、この紙は…

 
納品書でしょうか。ボケまくっていますけど…意図的に消しているのは、私の住所です。
この表面にも…


 
"Thank you!! ^_^"
こっちはちょっと雑ですね。

さて、肝心な弦は、というと…
 
  
ピラストロ社の「オブリガート」です。セットで買いましたので、当然、A-D-G-Cの4本セットです。
因みに、送料込みで、$99.80でした。1USD=90JPYで考えますと、約9000円。

日本で買いますと、某サイトで9592円+送料でした。
普通にお店で買うと、1本が約5000円だと、ヨメが申しております。そう考えると安いですね。

以前、サイクルジャージを海外通販で買いましたが、日本に比べると、この時期はやはり安いですね。

円高は必ずしもよい訳ではありませんが、利益が享受できるときは最大限活かそう、と思いました。






2010年2月16日火曜日

#13 Sky Professional Cycling Team

昨年? いや、一昨年? もっと前? くらいから話題になっていた新チームです。
籍はイギリス。唯一のイギリス国籍のProTourチームとなっています。
スポンサーは、衛星放送局である"BSkyB"。ジャージは黒を基調に、胸のあたりに水色の帯と"SKY"の文字。
夏はしんどそうですね。

そんな新チームですが、早速、選手獲得方法で、各方面から非難の声が…
ちょっとやりすぎですね。

「5年以内にTour de France総合優勝を目指す」という大々的な目標を掲げています。
選手の顔ぶれとしては、
Garminより移籍した、昨年のTour de France総合4位のウィギンス、サットン、Saxobankより、クルト・アスル・アルヴェセン、Rabobankよりフレチャ、HTCよりボアッソン、ヘンダーソン、ポッソーニ、Liquigasよりカールストローム、などなど、計26名。うち、イギリス人9名、英語圏の国籍の人が13名。

早速、結果を残しているようです。ただ、まだまだ序盤。しかも、殆ど平坦基調のレースであるので、山岳の能力をどれだけ保持しているのかが未知数。
この中で、一番総合力があるのは、勿論ウィギンス。しかし、Garmin時代は、ヴァンデベルデらのアシストの受けることが出来たが、今年は果たして?
スプリントに関しては、GarminやHTCに引けをとらない実力を見せているので、(GarminやHTCから移籍した人が多いので、もっともだとは思いますが)ゴール前の主導権争いは、さらに面白くなるのではないかと思います。

まぁ、チーム1年目ですから、運営面でのばたばたもあるかもしれませんが、(ほとんどイギリス代表チームみたいなものだから、そんなことはないと思いますが)何をしてくれるか期待のチームです。
…5年以内にTour de France総合優勝を取れるか、というと…厳しいと思いますけどね。5年後というと、コンタドールもAシュレクも30代に突入したばかり。30代になって、急に成績が伸び悩む、なんてことがあれば別ですが、そうそうないんじゃないですかね?

羨ましいと思ってしまう

既に日付が変わり、2月16日となりました。

一昨日の2月14日は、イタリアのスーパースター、マルコ・パンターニの6回目の命日でした。

私がロードレースを見るようになったのはそれよりも後、2006年のこと。彼の走りを見ることは、DVD-BOXのCMくらい。死して尚、人気を集めるパンターニは、何がすごかったのか。彼を映像で見ていない私にとっては、当時、映像、そして生で見ることのできた人達を羨ましく思う。
パンターニに限らず、現・サクソバンク監督のビリャヌ・リース、ヤン・ウルリッヒ、グレック・レモン、ミゲル・インドゥライン、全盛期のランス・アームストロング、ひいては、ファウスト・コッピ、エディ・メルクス…。
当時の人達は、彼らの走りがどのように映ったのであろうか…。羨ましい限り…。

羨ましいといえば…

北海道のキラ星、大泉大先生が、バンクーバー五輪の国際映像に映ったそうで…しかも、Yahoo!USAの写真にも…。奇跡にもほどがありますな。

2010年2月14日日曜日

#12 Rabobank

一番資金力があるといわれているチーム。

残念な話題として、昨年のGiro d'Italiaで60mの崖下へ転落。その後自転車に乗れるまで回復したオリーリョが引退を決断しました。競技レベルまで回復しなかったとのこと。非常に残念です。今後の活躍を祈念いたします。

さて、他にもチームを去ったのが、ハイマンとフレチャ。どちらもTeamSkyへ移籍しました。
新加入は2名ほど。どちらもRabobankContinentalより。

昨年Giro d'Italiaを獲ったメンショフ、良いところまで行きながら怪我に泣かされたヘーシンク、今季既に1勝を獲ったフレイレは健在。
メンショフは、Giro d'Italiaには出場せず、Tour de Franceに照準をあわせているそうです。この人、地味だけど怖い存在ですね。ヘーシンクがどの位置で働くのかは判りませんが、メンショフのアシストとして働くと、それも怖い。Wエースとして動けるのも怖いですね。まぁ、ヘーシンクのほうはTTがパッとしませんが…

いずれにせよ、ステージレースの総合も狙える、スプリントもOK、アンデルヌ・クラシックは地元、唯一の弱点は石畳?

2010年2月12日金曜日

#11 Quickstep

"Quickstep"とは、ベルギーのUNILIN社の床材。読んで字の如く、施工が簡単らしい。
日本では見かけないかなぁ、と思ったら、野原産業で扱っているそうです。

さて、戦力としては、コルニュがSkil-Shimano、ロセレルがRadioShack、デーヴィスがAstana、そしてデヨンフが現役を退いた。
新加入はいずれも、若手中堅3名で、ProTourやContinental-Proからの移籍ではない。

このチームで大きく変わったのは、機材でしょう。

Specializedが去り、新たに地元ベルギーの伝説レーサーが作り上げるEddyMerckxを使用。
ジャージも白基調から青基調に変わりました。

チームの大黒柱は、何と言ってもボーネン。
一昨年、昨年とコカイン騒ぎを出したが、良いカウンセリングも出来ている様で、Tour of Qatarもステージ2勝と好調。
しかし、このチームの真骨頂は、やはり石畳。ボーネンをはじめ、シャヴァネル、デヴォルデルといった自分でも勝ちにいける役者が揃っている。

ボーネンが3度目の過ちを犯さない限り、このチームの活躍は目に見えている。

2010年2月11日木曜日

#10 Omega Pharma-Lotto

今までは、製品名がチーム名になっていましたが、企業名がチーム名になりました。

戦力として何より大きいのは、エヴァンスがOUTとなったこと。
来季に向けてCaisse d'Epargneからモレーノの獲得を行った矢先のこと。
他にもヴァンスーメレンがGarminへ旅立っていったほか、5名の選手が去っていった。
新加入選手としては、モレーノのほか、Saxobankからヴァンホーレン、プロコンチネンタルから2名、そして、フランス人ペローが加入。ネオプロ? と思いきや、MTBの北京五輪金メダリスト。旅立ったエヴァンスも元MTB世界王者。…チームはエヴァンスを忘れられないのだろうか?

さて、昨年秋のクラシックで怒涛の4連勝を飾ったジルベールや春のクラシック不調だったホステ、エヴァンスを献身的にアシストしていたロイドやヴァンデンブロックらは残留。
特にロイドやヴァンデンブロックは、アシストとして動きながらも良い成績を収めてきたので、エヴァンスのいない今季、どれだけの成績を収めることができるか注目です。

ジルベールについては、昨年末の好調さを、今季にどれだけ維持できるか。個人的には、春のアンデルヌ・クラシックで良い成績を残せるのではないかと思うのですが…。

機材の変更はなさそうです。

2010年2月7日日曜日

#9 Liquigas Doimo

"Doimo"というサブスポンサーがついています。イタリアの高級家具メーカーで、日本にも輸入されているみたいです。

さて、このチームは移籍話が多いのですが、抜けた選手を見てみると、カールストロームがSkyへ移籍したというのが一番大きい話で、主力選手は残留しています。新加入の選手は、ネオプロから積極的に獲得しており、その中で、サガンは、初戦である Tour DownUnderで結果を残している。このチームは、若手を中心に、期待以上の成績や活躍をしてくれる選手が多いですね。何か秘訣でもあるのでしょうか…?

エース格のバッソ、ニバリ、クルイジガーは、昨年のGranTourでちょっと残念な結果に終わっています。(周囲の期待と比べて、という話です)一方で、もう一人のエース格であるペリツォッティは、Giro d'Italia と Tour de France で結果を残すことができました。
今季、この4選手が、どのGranTourを狙うのか。山岳厳しい Giro d'Italia か、石畳の Tour de France か、猛暑の Vuelta a Espana か。まずそこが見ものです。バッソがどこまで調子を上げることができているか、ニバリ、クルイジガー、ペリツォッティはGiro d'Italiaの厳しい山岳をこなすことができるのか。
そしてもう一人、昨年不調に終わったベンナーティ。今季の復活はあるのか。
…GranTourの総合を狙う4選手ですが、Giro d'Italia か Vuelta a Espana では、すべてが噛み合えば、表彰台の頂点も夢ではないと思います。Tour de Franceでも、昨年のペリツォッティのような山岳賞やステージを狙う戦いはできると思います。総合に関して言うと、あまりにも狙う選手が多いことと、それらの選手に比べると、戦力的には届かないかなぁ、と思ってしまいます。
ベンナーティに関しては…初戦を走ってみて、どれだけ一昨年の前半のような感覚を取り戻すことができているか…ですね。

さて、このチームは注目すべき人がもう一人。

マッサージャーの中野喜文さん。ヨーロッパで活躍される日本人スタッフの一人だ。テレビで見切れる率が高いので、テレビでも注目しないと。

2010年2月5日金曜日

#8 Lampre-Farnese Vini

現在正念場のチーム。
UCIからProTourライセンスの更新を却下され、現在、暫定のライセンスでレース活動しています。期限は3月31日で、この日までに正式なライセンスを発行してもらえないと、ProTourどころか、Continental-Proでも活動できず、チーム解散を余儀なくされます。

さて、よ~く見ると、サブスポンサーが代わっていますね。"Farnese Vini"、Google先生に聞いてみると、ワイナリーだそうです。

さて、何と言っても、バッラン、サンタブロジオがBMCへ、ブルセギンがCaisse d'Epargneへ移籍。かなりのツワモノが去ってしまいました。
で、新加入は、若手に混じって、"ア・レ・ジェット" ペタッキが加入。
でもどうなんでしょうか。確かにペタッキのスプリントは年齢を感じさせず、今季既に2勝を挙げています。でも、エースであるクネゴにとっては…? ただ、昔ほどペタッキがトレインを必要としないのが救いか?

クネゴは、今季はGiro d'Italiaを狙うような話をしていたような気がしますが…まだ諦めていないようです。というよりは、むきになっているように見えるのは私だけ?
どのような調整を行っているかは判りませんが、昨年同様の体作りであれば、総合争いではなく、ステージ優勝や山岳賞を狙っていったほうが良いのではないかと思ってしまいます。

そういうわけで、平地でも山岳でも勝てるチームではあるけれど、ステージ総合はちょっと…という感じですかね。

まぁ、それよりも、先ずは正式なProTourライセンスを貰うために、体制を整えることが第一でしょうね。
 

2010年2月4日木曜日

#7 Garmin-Transitions

おっと、逆でしたね…
SkilじゃなくてRadioShackでしたね、別府は…
某海外サイトを見ていたのですが、完全に英単語を吹っ飛ばして読んでましたね。ちゃんと訳さないとダメですね…反省します。
という訳で、別府が日本人唯一のProTourチーム所属となったわけですが、最近はProTourでないといけない、というわけではないですからね。

RadioShackはまた別の機会で。

Garmin-Transitionsですが、"Transitions"という企業がサブスポンサーとなりましたね。アイウェア用のレンズメーカのようですが。周囲の環境に合わせてレンズの濃度が変化し、紫外線を遮ってくれるそうです。詳しくはコチラ

チームとしましては、ウィギンスが抜けたことが大きいかと。サットンもTeamSkyに移籍。しかしながら、補強も充実してまして、ハンター、ヴァンスーメレン、オーストラリアU23ロード/TTチャンピオンのボブリッチなど、他にも若手を中心に補強しています。

エースは、ヴァンデヴェルデが務めるでしょう。スプリントは、昨年急上昇のファラーと新加入のハンター。TTスペシャリストが揃っていることについては、昨年とかわっていません。
残念なことといえば、大体、HTC-Columbiaに持っていかれていること。チームTTにせよ、スプリントにせよ。リードアウトがあまり上手ではない、というか、HTCが一枚上手というか…。

TTにせよ、スプリントにせよ、HTCの牙城を崩せるか、が今年のポイント。また、ヴァンデヴェルデがステージレースでどれだけ残れるか、も。

次は、存続危ういLampre。

2010年2月3日水曜日

#6 Francaise Des Juex

本当は、"c"ではないんですが、書き方調べるのが億劫なので、"c"にしちゃいました。

移籍してしまう選手を良く見ると…何故か"Saur Sojasun"に行く選手が多い。
プロコンなのですが…それだけ魅力的なのでしょうか…よく判りませんが。

UCIのProTourのページを見ますと、このチームは昨年どんな活躍をしたのか、というコメントが載っているのですが、読んでみますと、「昨年19勝を挙げただけでなく、2位が17回、3位が20回…」とのこと。
生粋のスプリンターチームではないのですが、なかなかの好成績。

Sシャヴァネル、カザール、ウタイロヴィッチ、ヴェッカネン、ディグレゴリオといった主だった面々は残留。大多数をフランス人が占めるチーム構成にほぼ変わりなし。

GranTourでステージ勝利を収めるとすれば、大集団スプリントではなく、小集団や逃げ切りでしょう。小集団であれば、面子によっては勝利を収めることができるでしょうし。

さほど中心選手が替わっていないので、昨年と同様の活躍を見せてくれることでしょう。(それが良いか悪いかは別として…)


次は、Garmin-Transitions。
スポンサー、増えましたね。

あ、別府がSkil残留ですね。

2010年2月1日月曜日

#5 Footon-Servetto

風邪を召しました。
おかしいなぁ、風邪とは縁遠いはずなのですが…○カですから…

そんなことはさておき…

"Footon"をどのように読むのか、一部議論があったようですが、「フットオン」だそうです。
企業のページを見てみましたが…何の企業か分かりませんでした。靴の中敷きですか?

昨年は、Tour de Franceに招待されず、今年もParis-Niceには招待されていません。
ま、これは一昨年の行いがよくなかったということで。

それも影響してか、少なくとも10名の選手が流出していますね。その中には、デラフェンテやコーボといった、昨季活躍した選手の名前も。
代わりに、10名強の選手が新加入してきます。しかし、若手が殆どで、同じProTourからの移籍は殆どなし。しかし、その中には、スペインのU23のナショナルチャンピオンが含まれていたりするので、彼らが何かやってくれそう感はあります。また、元EuskaltelのマヨスがXacobeaから移籍。
戦力的なダウンは否めませんが、伸びしろがかなり大きなチームとなりました。どこかしらでステージを獲ってくれそうな、そんな期待を持っています。

ただ…ジャージ、地味じゃね?
まぁ、走りには関係ないから良いか…

次は、Francaise des Jeux。