2011年12月29日木曜日

Goodbye sadness ~ 往く年に想う

2011年も終わろうかというところ。仕事納めも終わり、家の大掃除をしております。ごくごく一般的な日本の年の瀬を迎えています。

今年を振り返ると、やはり地震、原発事故といった悲しい出来事がありました。そして、その状況は日に日に良くなっているとはいえ、まだまだ傷跡を残しています。

ロードレース界においても、Giro d'Italiaでのウェイラントの事故死、Tour de France でのフーガーランドの車両事故、Tour de Suisse でのソレルの落車による大怪我。例年と比較して悲しい出来事が多かったような気がします。
そんな状況、こんな状況でも、JapanCupは行われ、バッソ、クロイツィゲル、クネゴ、ラーション、など、多くの一流外国人選手が来日してくれました。また、別府、宮澤、新城、土井の4選手をはじめ、海外で活躍する日本人選手やスタッフ、関係者が日本へエールを、頑張りを送ってくれました。

2011年は終わります。

2011年ほど悲しい年はありませんでした。

2011年ほど暖かい気持ちになったことはありませんでした。

Goodbye sadness ~ 悲しみよさようなら

Hello joyousness ~ 喜びよこんにちは

2011年の悲しみに別れを告げ、暖かい気持ちを忘れずに、2012年が喜びの多い年となるよう願っています。

良いお年を。

2011年11月27日日曜日

房総方面に紅葉を見に行く

そろそろ11月も終わりとなりました。
関東で最も遅い紅葉が楽しめる房総半島からも、紅葉の便りが届くようになったので、ちょっと見てきました。

5時に起床。いそいそと準備をして、船橋駅から輪行。千葉駅で内房線に乗り換え、降りたのは保田駅。

まだ9時前という早い時間だったので、ほとんど人は居らず。
輪行を解き、水の補給を終わらせて出発。
県道34号線を鴨川方面に進み、目指すのは県道182号線。「もみじロード」と言われています。
さてさて…
う~~ん、色づいてはいますが、まだまだといった感じでしょうか?

地元が言うには「もうちょっとかもしれないし、今年は台風で傷ついたものもあるので、色づきがよくならないかも」とのこと。

さて、もみじロードを後にして、国道465号線に入ります。
どんな路線かというと…
こんなんです。世に言う「酷道」とはいいませんが、国道とはかけ離れた感じです。
そんな国道を行くと、房総スカイラインという有料道路が見えてきます。

コレ。
よく見ると…一番下に…「軽車両等 30円」
つまり、自転車OK!

というわけで
払いました、30円。車の方々から怪訝な表情で見られましたが、法規上問題ありませんので、そのまま進みます。
因みに房総スカイラインは片側1車線の有料道路で、最高時速は50km。そのまま国道で行ってもいいですが、なにせあんな国道ですから、コチラのほうが快適です。(勿論信号なんてありませんから)
ただ、自転車にとっては少し酷です。千葉県は全都道府県のなかで、一番標高の低い県ですが、非常にでこぼこしているので、アップダウンが激しいのです。また、その傾斜も厳しいものがあり、7%程度が普通にゴロゴロしています。大して距離を走って無くても、かなり消耗させられます。自分が重量級であるのも一因ですが…
さて、房総スカイライン。途中一箇所だけ休憩所があります。(といっても車を止められるだけ。トイレも何もありません。)

休憩所から見た景色です。若干色づいていますが、やっぱりまだまだのようです。
途中、恐らくプロであるとおもわれるピスト3台に追い抜かれ、房総スカイラインを抜けます。(房総半島をピストでなんて…凄すぎる。 あ、ちゃんとブレーキついてましたよ。その方々の名誉のために付け加えておきます。)
道の駅に寄りつつ、上総亀山方面へ。

お!!
上総亀山駅が近づいてきました。

上総亀山駅は、JR久留里線の終着駅です。
非電化ですので、ディーゼルカーでの運転です。

さて、上総亀山を後にして、林道坂畑線→大福山線と進みますが、やはり紅葉には早かったようです。
こんな感じなやつがブワーッとあったら素晴らしかったのですが…
大福山線を抜けると養老渓谷。こちらもまだまだ。養老渓谷近くの人気のあるパン屋に見事に裏切られつつ、進路を南にとります。
向かうは粟又の滝。
こちらもまだまだという感じ。因みに、道路から滝まで降りてくるのですが、これがまた大変な傾斜で、ビンディングシューズで来た事を後悔させられます。もっと正面に行って撮りたかったのですが、確実に滑りそうだったので、断念しました。
ソールの曲がらないビンディングシューズでは来ないことをオススメします。(MTB用でもダメだと思います。)

粟又の滝を後にして、上総中野駅に向かいます。

上総中野駅は、千葉県のローカル鉄道である「小湊鐡道」と「いすみ鉄道」の終着駅です。2つの路線を乗り継ぐと、内房と外房が行き来できることになります。
残念ながら、私が到着したときには出発したばかりで列車は居ませんでした。
(こちらも久留里線と同じく非電化なので、列車です。電車ではありません。)

このころになると、房総特有のアップダウンに完全にやられた感じで、足が攣るような感覚がはしります。

無理をせず、最後の目的地へ向かいます。

大多喜です。こちらはいすみ鉄道の駅で「デンタルサポート大多喜駅」です。駅のネーミングライツ権が売り出された非常に珍しい駅です。(まぁ、それだけ経営が、、、)
大多喜は、江戸時代初期には本多家が構えていて、徳川四天王の一人である本多忠勝のお墓もあります。また、このあたり、穴を掘ると、天然ガスが出てくる、日本における天然ガス発祥の地でもあります。
ただ、この時期は非常に閑散としていて、さみしかったです。なにかお祭りなんかがあると良かったのでしょうが…

さて、これで全ての目的地を制覇しましたので、帰ります。

途中、小湊鐡道に遭遇しますが、何かと余裕がありません。(体力的に)
ライトの電池が切れるアクシデントがありましたが(すぐコンビニがあって助かりましたが)
、無事帰宅することが出来ました。

この日の走行距離は150km。いままでの最長記録です。景色を愛でつつの走行だったので、速度の上がらない部分もありましたが、随分とよく走ったものだな、と感心します。(自画自賛www)
あとは、やはり体重を軽くしないと…登り時の消耗が激しすぎます。
でもなかなか落ちない体重。どうにかなりませんかねぇ…

あ、そうそう、肝心の紅葉ですが、ご覧のとおりとなっています。
房総方面に紅葉を見に行こうと思っていらっしゃる方、12月第1週から第2週頃がよろしいかと思います。あと、早朝夕方は冷え込みますので、防寒対策はしっかりとなさってください。

以上!!



2011年11月11日金曜日

最近のことをさらっと…

2011年11月11日。
「1」が並んで「イイ日だ!!」なんていいますが、こちらは風邪引いて寝込んでいます。

前回の記事から随分経ってしまいました…筆不精全開です。

これまでのイベントというと…
  • ジャパンカップ
  • トラックパーティー
  • サイクルモード
という感じ。
ジャパンカップは金曜日にチームプレゼンテーションが移ったので、金曜日の夕方に宇都宮入り。
チームプレゼンテーションは…
…まぁ、いつもどおりですかね。

ジャパンカップ・クリテリウムは、生憎の雨模様。コーナーにマンホールがあるので、大丈夫かな? とおもっていましたが、レースが始まる頃に奇跡的に雨が止む。スリップダウンも無く、無事にレースが終了。ブリッツェンの辻選手が悔しく、泣き崩れるのが印象的でした。

翌日のジャパンカップ。例年通り寒い。
対応策として、ガスバーナーとコーヒーを持ち込む。おかげで暖かくすごすことが出来た。観戦場所は、例年通りの萩の道。ただ、観戦禁止区域が拡大して、少し下での観戦となった。
今年はゴール直前まで目の離せない展開。
今年はジェネシスのハース選手(Aus)が勝利。コンチネンタル・チームが勝った。ちゃんとした強化をすれば、プロチームを打ち負かせるんだ、と証明してくれた。そして、プロチームへの道が開ける、ということも…(ハース選手は来期よりガーミン・サーヴェロに移籍。)

その次の週、伊豆のヴェロドロームでトラックパーティー。
国内初の室内板張りの250mバンクで行われた欧州型の自転車イベント。
勿論国内初の試み。
良かったこと、悪かったことを少し。
○良かったこと
  • 選手との距離が近い!!(特にアリーナはサインもらいたい放題だったのでは?)
  • ロードとは違って全部見えるので、レース展開が分かる。
  • トラック競技を見るのは初めてだったので、何もかも新鮮!(特にマディソンは面白かった!)
×悪かったこと
  • 時間が遅い。(イベント終了から帰宅するのに終電を気にしながらの帰宅だった。)
  • 会場で提供されていた食事がチープ。(パーティーっていう感じじゃないね)

で、さらに次の週。サイクルモード。
当初は行く予定ではなかった。しかし、某ショップより招待券をいただいたことと、超大物ゲストが来日するということで、行くことにした。

超大物ゲスト…

ダニーロ・ディルーカ!!

「白王子」「キラー」こと、ディルーカ。2007年ジロ・デ・イタリア総合優勝者。
彼がプロデュースするバイクフレーム「キクロス」の宣伝のために来日。
サインをいただいてしまいました。ありがとう、ダニーロ!! また来てね!!

あと、JSPORTSブースで土井選手のトークショー。
凄い人、人、人…
でも、土井選手にもサインいただいてしまいました。ありがとう、土井選手!!
来年は怪我無く頑張ってください!!

あ、サッシャと栗村監督にサインもらうの忘れちゃった…来年貰おうかな。

2011年10月10日月曜日

奥日光に紅葉を見に行く

10月の三連休の最終日。本来であれば、土日に泊りがけで出かけようと思っていたが、膝に違和感を感じたため、土曜日は病院へ。特に重病(?)ではないようなので、日曜日に出かける決意をする。

5時に起床し、あわただしく準備をして出発、7時36分発の東北新幹線に乗車。
車中、朝食を摂る。

8時半くらいに宇都宮に到着。輪行を解く。輪行袋や着替えをロッカーに預け、いざ出発。
途中、ジャパンカップが行われる森林公園の入り口を通過。このあたりはさすがにサイクリストが多い。宇都宮といえば、宇都宮ブリッツェン。途中それらしき人も…(ジャージだけでなく、SWANSのアイウェアをしていたんですけど…)

さて、そのまま日光例幣使街道に。すると、杉並木が登場してきます。

「自転車に乗ろう」のブリッツェンの旗の横を、自転車で通ります。
宇都宮を出発して約2時間、東武宇都宮駅に到着。

早速凄い人と車の数…
因みに、宇都宮駅のの標高が110mくらい。東武日光駅が543m。ジワァ~っと登っています。
この辺から更に登りが厳しくなります。
混雑する東照宮を横目に、ひたすら漕ぐ。

刹那…
「い」。
そう、いろは坂です。登り専用の第二いろは坂をひたすら登ります。
因みに、いろは坂は曲がりくねっていてきびしいような雰囲気がありますが、それほどでもありません。しかし、いろは坂に到達するまでの勾配もいい感じなので、いろは坂「だけ」を主眼においていると、ひどい目に遭います。
第二いろは坂の終点に明智平があるのですが、少し手前に「黒髪平」という、ちょっとした駐車スペースがあります。
良い景色です。標高としては1000mを超えていますが、いろは坂はまだ色づいてはいません。例年ですと11月上旬とのことなので、あと1ヶ月ほど待つ必要があります。
いろいろなところで言われていますが、自転車にとってのいろは坂は急峻な坂道ではないので、時間をかければ登れるのですが、車が多いので、なかなか思うように走れません。更に、渋滞してしまうと、端っこを走らざるを得なくなるのですが、端っこには小枝や小石等がたくさん落ちています。また、カーブの地点で大型バスが止まっていると、端っこを通ることができません。しかし、確実にいえることがひとつ。

車より自転車のほうが速いっ!!!

いろは坂の入り口である馬返しから1時間弱ほどかけて中禅寺湖に到着。車の人たちはどれだけかかったんでしょうね…
中禅寺湖も紅葉はまだです。ちらほらと色づいてはいますが、見ごろには程遠いです。1~2週間は待つ必要があるでしょう。

日光にはいくつか滝がありますが、その中のひとつ、竜頭の滝に向かいます。

竜頭の滝の上部ですが、見事に紅葉しています。ただ、針葉樹が混じっているので、綺麗とはいえません。
少し下がってみると…
これは綺麗ですね。
竜頭の滝の下のほうは、まだ見ごろを迎えていませんでした。
実に趣き深いです。
竜頭の滝から更に登ったところに、戦場ヶ原があります。





じゃーーん!
紅葉のじゅうたんです!!

「草紅葉」と呼ばれ、木々ではなく草が紅葉しているんですねぇ…写真では良く分からないと思いますが。
(すいません、携帯で撮ったので…)
この時点で14時過ぎ。
戦場ヶ原に並んで見ものである小田代ヶ原という場所もあるのですが、も、も、も、もう足がいっぱいです。(何処にあるのか分からなかった、というのが正直なところ。)

さぁさぁさぁさぁさぁあ!! 帰りますよぉ~~!

出発地点である宇都宮駅の標高が110m程度。戦場ヶ原が1395m。いや~、よく登ったなぁ…。

当たり前ですが、あっという間に…

終わりの「ん」です。
下り専用の第一いろは坂。もともとはこの第一いろは坂しかなかった(交互通行していた)というから驚きです。
日光から中禅寺湖に向かう交通がいろは坂だけというのは…箱根登山鉄道のような鉄道が必要だと思うんですが。
17時には宇都宮駅に到着。…と、

ジャパンカップサイクルロードレースの横断幕がっ!!
もうそろそろですねぇ…
今年も行きますよぉ~~っ!

てことで、餃子も食わず、鈍行で帰宅の途に着きました。

今回の教訓:やればできるじゃないか、オレ。

2011年9月22日木曜日

一番楽しい(かもしれない)時間

前回から1ヶ月以上も空いてしまいました...
まぁ、書くことが無かったといえばそうなんですが。

さて、9月、10月は3連休が多いのですが、9月にある2つの3連休は仕事の都合等で遠出は出来なさそう。なので、10月の3連休はどこかに行こうと、色々考えているわけですが...

旅行で「どこにいこうかな」とかアレコレ考える時間って、楽しくないですか? ...私だけ?

勿論、実際に旅行に行くのも楽しいのですが、特に自転車にのるようになって、いままでの「目的地に行って遊ぶ」ことから「目的地に着くまでの行程でも遊ぶ」ということに移り変わり、考えることが増えたように思います。そして増えた分、楽しみも倍増した感じです。

「何処に行こうかな」だけでなく、
「自分の体力では、このくらいまで走れるかな」とか、
「ここの○○美味しそうだな」とか、
「こんなところを走ってみたいな」とか...

旅行が楽しくない、と思っていらっしゃる方に、ぜひとも自転車旅をオススメしたいです。距離の長短は関係ないですよ。

2011年8月17日水曜日

東京湾一周してきました…勿論自転車で

…といっても、見るべきものも殆ど無く。

1日目は、10時に船橋を出発。横須賀に到着したのが18時をまわったあたり。
2日目は、5時過ぎに横須賀を出発。6時20分のフェリーに乗船して千葉に渡り、14時に船橋到着。

まぁ、こう書いてしまうと何とも味気ない。

じゃあ、何も無かったのか、というと、大きなことがひとつ。

同行した友人が熱中症になった、ということですかね…いや、ホントに。
2日目にいたっては、気温の上がりきっていない午前の早い段階で症状が出ていたので、残念ながら君津駅から強制送還。
友人は普段から乗っている訳ではないので、そのあたりが影響したかな、と思います。

夏に自転車に乗るのはそれなりに危険だぞ、ということです。

まぁ、私は大丈夫でしたが。

で、夏の自転車の熱中症対策として、
  1. こまめな休憩。
  2. ボトルは2本。勿論、保冷機能付き。1本は氷水。
  3. 走行中、上記の氷水を身体にかけて、身体を冷却する。
  4. 上記で足らないようであれば、ロックアイスを袋ごと背中に入れる。
が挙げられるかと。

休憩する、水分を摂る、ということは良くやることだと思いますが、兎に角、身体を冷やすことです。すぐ乾いてしまいますので、盛大に水をぶっ掛けて身体を冷やしましょう。

とりま、こんな感じです。

2011年8月14日日曜日

嗚呼、夏休み…

世間は夏休み。
かくいう私も夏休み。といっても、2日間だけですけど。

せっかくのお休みなので、自転車でどこかに行きたい、ということで、明日から2日間の行程で、自転車で旅に出ることに。

友人と調整をしたのですが…
  • 1日目は9時まで用事がある。
  • 2日目は17時までには帰らないといけない。
ん~、それって、遠くにいけない、ってことだよね?

じゃあ近場で、ということで計画しているのが…

東京湾一周

私の住む船橋市は、東京湾に面した都市。神奈川から千葉へは東京湾フェリーがあり、自転車も運んでくれる。そして、一度はやってみたかったので、夏の暑い盛りではありますが、計画を実施することに。

狭義の東京湾は、観音崎と富津岬が端っこらしいので、そこは回りたいと思います。
自宅発自宅着なので、どう走っても一周になります。

さすがに1日では回れない(出発が遅い)ので、横須賀で1泊します。
1日目の船橋~横須賀は、大体100km弱。
2日目の横須賀~久里浜、金谷~船橋は120km程度。
基本ド平坦なので、悪くない距離。

ただ、大して見るものは無いかな、と…。
写真も携帯で撮る程度(嫁に持っていかれた↓)。

とりま、気をつけていってこようと思います。

2011年7月23日土曜日

ふと…

あまり更新しない、自分のBlogのトップを見てみると…

サイクルロードレース、サイクリング、自身のダイエットの話題を中心に、ちょっとした主張をするBlog。

と書いてある。

そういえば、「ダイエット」の話を一切載せてませんねぇ…

見返すと2010年3月までさかのぼります。しかの体重書いてないし。
更に前を見てみると、2009年8月に105.5kgと書いてますね。

今日は2011年7月なので、約2年経ったわけですが…

現在は、だいたい93kg程度で落ち着いています。
2年間で10kg減というわけですね。

因みに、「やべっ!!」と書いた2010年3月は、実は108kgです。
そこから、約半年で95kg近辺へ。

そこからじわじわと落としてきているわけですが…なかなか減らないですね。
しかも、私は体内に水分を蓄えるタチなので、一晩経つととんでもないことになります。
(夜95kg→朝トイレ→朝食後92kg)
まぁ、それはしかたのないことなので、じっくりやるしかないです。
せめて今夏中に90kgを割り込みたいもんですが…

2011年6月24日金曜日

週末は全日本選手権、ですが…

今週末の6月26日は、全日本選手権が岩手・八幡平で開催されます。

昨年までは広島の森林公園で開催されていましたが、色々あったようで、今年は岩手です。

今年は例年に無い豪華な顔ぶれで、主要な海外組は全員参加です。
海外組は基本単騎参戦(福島選手は除いて)になるので、チームで挑んでくる国内チームに対しては不利、なように見えますが…注目の二人である別府選手、新城選手がどうも結託しているように見受けられます。二人でも人数的には不利ですが、実力は抜きん出てますので、もし、本当に結託しているとしたならば、テレビで日本ナショナルチャンピオンジャージを見られる機会が増えるかもしれません。(現チャンピオンの宮澤選手は、ミラノ~サンレモで見たっきりです…)

千葉の船橋に住む身にとっては、岩手のほうが近いので、いってみようかなぁ…と思いましたが、震災の影響で、某国家試験とバッティングしてしまいましたので、いけないどころか、UStreamすら観れません。

観戦する皆様、楽しんできてください…ぐすん(;_;)

2011年6月16日木曜日

真の勝者は? 〜 Armstrongのドーピング疑獄に想う

そろそろTour de France。
前人未踏の7連覇を成し遂げた、ランス・アームストロングが苦境に立たされている。
発端は、イギリスのテレビ番組で、かつての同僚ハミルトンの告白。「ランスはドーピングをしていた。」と。
また同時に「ドーピングは当時のトレンドだった」とも
さて、この告白を真に受けてみると、どのようになるか…
当然、ランスの7連覇は無くなる。
では、その7年間の勝者は?
「ドーピングがトレンドだった」と言うのであれば、誰もがやっていた、或いは黙認していたことを意味するのではないでしょうか。
そうすると、白黒はっきりしない選手が代わりにマイヨ・ジョーヌを受け取ったとしても、その人が白だという保証は何処にもない。
そして、ランス以前の勝者は?
皮肉にも、ランスの一回目の引退後、オペラシオン・プエルトがあった。Tour de Franceはドーピングからの決別を誓った。これからクリーンを目指すんだ、と。
確かにドーピングは問題であるが、過去の話は、もう良いのではないだろうか。
当時は誰もが「グレー」なのだから。
この一件には賛否両論あると思いますが、私個人としては、このように思います。

2011年5月21日土曜日

悲しみのイタリア ~ Wouter Weylandt、安らかに

今年の Giro d'Italia で衝撃的な事故が起きてしまいました。
第3ステージの終盤の下り坂で、Leopard-Trek の Wouter Weylandt 選手が落車、頭部を強く打ち、帰らぬ人となってしまいました。奇しくも、昨年の第3ステージではステージ優勝を飾っていました。

様々な関係者からコメントが寄せられていますが、Team Radioshack のマネージャー、ヨハン・ブリュイネールのコメントが印象的でした。

「ワウテルとは親しかったわけじゃない。
ホテルで会ったら会釈する程度の関係だった。
でも、そんな関係は問題じゃないんだ。

タイラー・ファラーだろうと、
ウェイラントのルームメイトだったレオパード・トレックの選手だろうと、
私のような間柄だろうと、
単なる自転車ファンだろうと。
どんな間柄であろうと、
今日は沈痛な悲しみでいっぱいだ。

自転車競技のコミュニティ、
ワウテルの家族、
それに友人―誰もが喪に服している。」


私が自転車ロードレースを見るようになる前。1995年にカサルレッリが、2003年にキヴィレフがレース中の事故で亡くなっている。特に、キヴィレフの事故により、ヘルメット着用の義務化のきっかけになった、と知りました。しかし、今回の事故では、ヘルメット着用でも100%安全であるということを教えてくれました。100%なんて無いんだよ、と。

かつて、同じイタリアから訃報が届きました。1994年のアイルトン・セナの事故死です。
しかし、今回の訃報は、より身近に感じました。それは、自分もロードバイクに乗るから。決してレーシングカーに乗る機会なんてありません。

ヘルメットは100%守ってくれる道具ではない。自分で意識して安全に乗らなくてはいけない。

そんな危険と向き合って走っている選手を、心から尊敬したい。

今後、このような悲劇が起きないことを祈りつつ。

Rest In Peace, Wouter Weylandt

2011年5月8日日曜日

少しだけ、GWらしいことを…

今年のGW、人によっては10連休だとか。しかし、私は3~4日が休日出勤。カレンダーの黒い数字は普通に出勤しておりましたので、殆ど連休になっておりません。

まぁ、それも何なんで、5日に友人と連れ立って奥多摩のほうにサイクリングに行きました。

ルートとしては、奥多摩駅から国道411号で奥多摩湖畔。そこから国道139号で山梨県小菅村へ。そこから山を登り、松姫峠を越え、日本三大奇橋のひとつである、甲斐の猿橋まで。

最高地点の松姫峠は、標高1250m。でも、ヘタレサイクリストに対しては十分な威力を発揮。
ん~、やっぱりもっと体重落とさなくてはダメですね。

当日は、こどもの日ということもあり、小菅ではこんな風景も…


ん~、ちょっと天気が悪かったですが…

頂上の松姫峠からの風景も、天気が悪かったのでこんな感じ…


この松姫峠ですが、ハイキングコースの出発点ともなっているようで、ちょっとした駐車場がありました。また、記念碑もありました。


ここからは一気に猿橋まで下ります。
で、日本三大奇橋の猿橋を見物。


猿橋の詳しい説明は、コチラで…
まぁ、刎ね木の一つ一つに屋根が付いてる橋なんて見たことなんてないですから、珍しいんですね…。

ここからは近くの猿橋駅から荷物畳んで帰路につきました。

やはり、体重落とすことが先決。負荷を上げすぎずに長く乗ることを心がけたいと思います。

今回のコースはこんな感じ…

2011年5月1日日曜日

カンチェッラーラとジルベールを分けたもの ~ 春のクラシックの感想

Milano-SanRemoからLiege-Bastogne-Liegeまでの、いわゆる「春のクラシックレース」が終わった訳ですが、これほどまでにビックリする展開は無かったですね。

  • Milano-SanRemo
    1. Matthew Harley Goss (Aus) HTC-Highroad
    2. Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
    3. Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
  • E3 Prijs Vlaanderen - Harelbeke
    1. Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
    2. Jurgen Roelandts (Bel) Omega Pharma-Lotto
    3. Vladimir Gusev (Rus) Katusha Team
  • Gent-Wevelgem
    1. Tom Boonen (Bel) Quickstep Cycling Team
    2. Daniele Bennati (Ita) Leopard Trek
    3. Tyler Farrar (USA) Team Garmin-Cervelo
  • Ronde van Vlaanderen
    1. Nick Nuyens (Bel) Saxo Bank Sungard
    2. Sylvain Chavanel (Fra) Quickstep Cycling Team
    3. Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
  • Paris-Roubaix
    1. Johan Van Summeren (Bel) Team Garmin-Cervelo
    2. Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
    3. Maarten Tjallingii (Ned) Rabobank Cycling Team
  • Amstel Gold Race
    1. Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
    2. Joaquin Rodriguez Oliver (Spa) Katusha Team
    3. Simon Gerrans (Aus) Sky Procycling
  • La Flèche Wallonne
    1. Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
    2. Joaquím Rodríguez Olivier (Spa) Katusha
    3. Samuel Sánchez Gonzalez (Spa) Euskaltel-Euskadi
  • Liege-Bastogne-Liege
    1. Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
    2. Fränk Schleck (Lux) Leopard Trek
    3. Andy Schleck (Lux) Leopard Trek
緒戦のMilano-SanRemoは、基本はスプリンターたちのクラシックレース。しかしながら、表彰台には、今クラシックシーズンの話題となる2人の姿が…カンチェッラーラとジルベール。
その後のリザルトを見ても、2人が走っていない(と思われる)Gent以外、どちらかが顔を出している。
ただし、この2人は対照的な結果となった。方や惨敗や惜敗。方や勝利。何が2人を分けたのでしょうか。
私は、ひとつにはチームのサポートにあると思います。重要な局面でチームメイトがサポートできる体制にあったか、ということ。明らかにLeopard-Trekの方が、選手層が薄かった。カンチェッラーラをサポートできたのは、実質的にオグレディだけ。一方のOmegaPharmaには、ヴァンデワール、ヴァンスーメレン、ヴェッカネンなど、頼れる選手がサポートしていた。勿論、サポートする選手がいなくなったときもありましたが、Leopard-Trekに比べれば短い時間でした。
それともうひとつ。ジルベールが"SuperMan"だと気づかれていなかった、という点。
Ronde van VlaanderenやParis-Roubaixでは、カンチェッラーラが絶対的優勝候補でした。しかし、ジルベールはアルデンヌ3連戦では、「絶対的」な優勝候補ではなく、あくまでも、優勝候補のひとりでしかなく、ライバルの目が集中することが、カンチェッラーラほどではなかった。
また、ライバル勢の拙い戦略やメカトラにも助けられた部分はあると思います。でも、やっぱり、強いですね、ジルベール。

因みに、「ライバル勢の拙い戦略」は、主にLeopard-Trek。特にL-B-Lは何だったのでしょうか?
"Schleckers"を出しておいて2位、3位というのは、惨敗と言えなくも無い。他の2戦についても、手駒の使い方が悪い。もう少し、戦略を考えられたのではないかと思います。

さて、次はGiro d'Italia!!

    2011年4月30日土曜日

    No more ... Vacansoleil-DCM Pro Cycling Team ~ 2011 ProTeam

    昨年までは、ProContinentalTeamでしたが、今年から昇格。

    今年のProTeamLicenseは、運営や財政のほか、成績(Point)まで勘案されて決められました。Pointは、契約をした選手のPoint数で決められた訳です。

    で、このチーム。年が改まってから、そのPointを持っていた人2名が活動停止状態です。この2名のPointを排除すると、このチームのランクは随分と下がります。

    しかし、そうはさせじと、他の選手たちが春先から活躍を見せています。ただ、残念ながら、結果(=Point)には結びついていないようですが…。

    Rフェイユやボヂッチといった、強みのある選手がどんどん成績を残していかないと、来年もProTeam、ということにはならなさそうですね。昨年のように、フーガーランドなどがどれだけ逃げに乗ったとしても、あまり意味はない、ということ。(追走しなくていいので足はためられる、というのもあるかもしれませんが。)
    あとは、ルークマンスやカラーラ、といったところか?
    あまりステージ総合を狙うような選手がいるという認識は無いので、ステージ狙いですかね。(ワンデーは、それはそれで厳しいでしょうね。)

    After Lance is... Team RadioShack ~ 2011 ProTeam

    もうすっかりクラシックシーズンも終わって、いよいよGiro d'Italiaってときに、まだ…

    RadioShack。

    言わずと知れた、"ボス"こと、ランス・アームストロングのチーム「でした」。
    「でした」とは、初戦のTourDownUnderで2度目の引退をしたから。

    さて、このチーム、どうするんでしょう? というのが、近々の注目どころです。何せ、RadioShackとのスポンサー契約は今季限り。何かしらの目玉を見つけないと、契約延長までこぎつけない。でも、目玉が…ライプハイマー? ポポヴィッチ? マキュワン? クレーデン? 残念なことに、いずれもいい歳です。となると、次世代の選手となるのですが、その中でもブライコヴィッチは良い存在でしょう。Tour de Franceを狙うことが出来るかは別ですが、昨年のドーフィネを征していますからね。エースとして働けるんじゃないですか?

    あ、そうそう、我らが"Fumy"別府選手も、このチームで2年目を迎えましたね。フランドル、ルーベと日本人初完走を遂げていますので、目下、Giro d'Italiaでの活躍に注目です。

    ジャージのデザインは若干変わって、「R」のロゴがでかくなりました。
    機材等の変更はなし。


    まぁ、とりあえずはスポンサーですね。

    2011年4月23日土曜日

    謹告

    一ヶ月以上振りの更新になります。

    このたびの震災で被害に遭われた方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

    また、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

    さらには、福島県の皆様には、首都圏のわがままにより、多大なるご迷惑をおかけしていることを、首都圏に住まう者のひとりとして、心よりおわび申し上げます。

    一日も早い復興を願うと共に、復興が進んだ暁には、ぜひとも東北地方を旅行させていただき、僅かばかりではありますが、経済的なお役に立てればと思っております。

    2011年3月10日木曜日

    いや、ホントに分からないですって!! Team Garmin-Cervelo ~ 2011 ProTeam

    昨年まで活動していたCerveloTestTeamが休止。それを程よく吸収したのがGarmin-Transitions。そして出来たのが、Garmin-Cervelo。

    2チーム合併とは当然ならずに、旧Garminから11名ほど離脱。主要どころでは、ダッガンがLiquigas、ハンターがRadioshack、ケシアコフがAstana、メイヤーがUnitedHealthcare、タフトがSpaiderTech、ペイトがHTC-Highroad。

    旧Cerveloからの合流組は、世界チャンピオンのフースホフト、ハウッスラー、ラッシュ、ランキャスター、ハモンド、ロイド、クリアー。

    他チームからの加入は、ルメヴェル(FDJ)のほか3名。

    スピードマンが集うチームに、クラシックハンターが合流したような感じになりました。
    スピードマンとしては、ファラー、ミラー、ザブリスキー、ハモンド…
    クラシックはフースホフト、ハウッスラー…
    オールラウンダーもおいでになります。ヘシェダル、ヴァン・スーメレン…

    注目は、ファラーがどれだけカヴェンディッシュとやりあえるか? ですかねぇ。
    昨年は、ほぼ全敗に近いんじゃないんですか? あまり「良かったね」という印象はないです。多分いくつかは勝ったでしょう。でも、連勝とか圧倒的に強いとかそういう印象は無いので…。

    さて、機材は大きく変わりました。ジャージを含めて、旧Cerveloを持ってきた感じ。

    ジャージ…黒です。

    分かりにくいんですよ!! SkyとLeopardと!!!

    困るんですよねぇ…

    2011年3月9日水曜日

    判別困難! Sky Procycling ~ 2011 ProTeam

    イギリス国籍のチーム。今年で2年目だったか…?

    出来る当初は、やれ強引に選手を持っていくだのいわれていましたが、今年はそんなことも無いようで。さすがに目的がはっきりしている財政の安定しているチームだけあり、チームを去った選手は僅か3名。出入りの少ないEuskaltelですら4名。…給料いいのかな?
    加入は5名で、ザンディオとウランがCaisse d'Epargneから、ロジャースがHTCから、ハントがCerveloから、Trek-Livestrongからダウセットがそれぞれ加入。ん~、やっぱりスピードマンが多いな。

    エース格はウィギンスになる…の……かな…?

    GranTourの総合を狙うには心もとない。やっぱりスプリントだったり、TTだったりするんじゃないかな、このチームは。という感想。

    ジャージは変わらない…んですけど……似たジャージが増えてしまって、GarminとLeopardとSkyがトレインを形成すると判別がつけられない。なんとかなんないかなぁ~~。

    2011年3月7日月曜日

    窮地、窮地、窮地! Saxo Bank Sungard ~ 2011 ProTeam

    昨年から今年にかけ、いろいろと苦労の絶えないチーム。
    …誰か、厄年なんじゃない? と思えてしまう。

    チームを去った選手を挙げるとキリが無い。

    シュレク兄弟、オグレディ、フォイクト、カンチェッラーラ、ブレシェル、フグルサング…だいたいLeopard。あ、ブレシェルはRabobankですが…。
    まぁ、主要どころです。

    そして、獲得した選手が、トザット(Quickstep)、ファンドボルク(Liquigas)、ナイエンス(Rabobank)、グストフ(Cervelo;CSC時代に居たので出戻り)、あと若手が数名、そして、コンタドール。(と、エルナンデス、ナバーロ、ノヴァル)

    スポンサーは二社体制であるが、コンタドール獲得で、かろうじてスポンサー契約の延長を得たようなものだと思う。コンタドールの加入とほぼ同時期に発表になっていましたからね。

    で、そのコンタドールにドーピング判定が待っていました。
    スペインの自転車協会は、「シロ」裁定をしましたが、手続き上の不備によるものなので、UCIやWADAが黙ってはいないでしょう。それが意図的に摂取されたものではないとしても…。

    UCIやWADAは未だ何も言っていませんが、Giro d'Italia や Tour de Franceに出場できない可能性が大きい。そうしたときに、抜けたシュレク兄弟、そして、コンタドールの代わりを務めることが出来る選手がいるか? というと、ポートくらいでしょうか。あとの選手はGranTourで活躍できる、という感じはあまりしません。
    まぁ、逆に言うと、小規模ステージレースやワンデーであれば、Nセレンセン、CAセレンセンにも勝ち目はあるし、ステージ単体であれば、アエドなどもいますので、まったく活躍できないチームに成り下がる、ということは無いでしょう。
    でも、監督であるリースがそれに満足…しないだろうな。

    機材の変更はなし。しかし、コンタドールだけ別格。ヘルメットがGIROだし…。(他の選手はSpecialized)まぁ、こんなことしているから、このチームは金が無いんだよね。
    ジャージ・デザインは、少し青みがかり、ワシのイラストが入った。(監督のリースの現役時代のあだ名が"Eagle"であることから)

    今年は近年稀に見る苦戦を強いられるであろうが、昨年のポートのような若手の台頭に期待したい。

    2011年3月5日土曜日

    華やかさ、倍増!? Rabobank Cycling Team ~ 2011 ProTeam

    今日からParis-Nice。でももう少し残ってますね。
    あ、まぁ、別にやらなければ良いでしょ? って言われそうですけど。はじめたものは最後までやらなきゃいけないと思うので…

    さて、オランダ籍の名門チームであるRabobank。

    今までエースを務めてきたメンショフがGeoxへ去りました。今季のチームプレゼンテーションでは、メンショフのお別れセレモニーなんかも行われたようで、チームからどのように扱われていたのかが良く分かります。そういえば、このチームでゴタゴタ話を聞いたことがありませんねぇ…Quickstepなんかはチラホラありましたが…。メンショフと行動を共にした選手が数名。ムーレンハウトが引退。ナイエンスがSaxobank。ポストゥーマとスタムスニデルがLeopardへそれぞれ移籍。で、レウスがちょっと微妙な感じで、自転車から距離を置いている。首脳陣は来季に契約できるようにしているような話が出ているが、もしかしたら、このまま引退、ということもありえそう。

    加入組は、Caisse d'EpargneからLLサンチェス、Saxobankからブレシェル、Quickstepからバレードとワイナンツ、Creveloからボス、オーストラリアのJaycoからマイケル・マシューズ、下部組織のRabobankContinentalからファーメルフートが昇格。

    メンショフの抜けた穴はLLサンチェスによってカバーし、フランドル・クラシックはブレシェルや旧Quickstep組でカバー。下部組織を持っているだけあって、若手の発掘は得意とするところか?
    また、ボスが加入したことにより、フレイレ一本だったスプリントにも厚みが増している。

    Tour de FranceのエースはLLサンチェスなのか、はたまたヘーシンクなのか、というところは注目ですが、普通に考えるとヘーシンクですかね? サンチェスはもう少し短いステージレースのほうが良さそうですが…。まぁ、一昨年のVueltaで下りで落車、骨折しているので、下りアシストとして考えられなくも無い。ダブル・エースでもいけるわけで…。

    ジャージは若干変更されていますが、ほぼ気づかないでしょう。


    見るかぎりでは、機材もGIANT+SHIMANOで変更なし。

    ま、いままでのエースであったメンショフが、どことなくオーラが無い(失礼!)のに比べると、幾分華やかさが増したかなぁ~、という印象を受けます。(スプリントもね!)

    2011年2月27日日曜日

    ボーネンの復活なるか? Quickstep Cycling Team ~ 2011 ProTeam

    ベルギー籍の名門チーム。

    あまり選手の出入りが激しいチームという認識は無かったのですが、今季は結構やっています。

    離脱は、バレード、ウェイナンツがRabobank、デヴォルデルがVacansoleil、トザットがSaxobank、ウェイラントがLeopard、ヴァン・デ・ワールがOmegaPhama、サモイラウがMovistar…

    加入は、Lampreからバンディエラ、Rabobankからデ・マー、、Milramからチオレックとオランダ・チャンピオンであるテルプストラ、Liquigasからチッチ、そして、RadioShackからステーグマン。

    加入選手にスプリンター、ワンディレーサーが多いような…。まぁ、ステージレースの総合に顔を出すようなチームではないですから、当然といえば当然か?
    ただ、チッチやチオレックの加入により、スプリンターの比率が高くなっています。
    問題は、ボーネンがどれだけ活躍できるか。
    ベルギー・クラシックではカンチェッラーラにいいようにやられ、シーズン中盤は怪我に泣かされ、散々な昨シーズン。そろそろベルギー・クラシックの季節。既にOnloopHetは獲れなかったようで…

    機材は変更なし。ジャージは若干変更された…ガ○ダムに見えなくも無い。(私だけ?)
    このチームは、やっぱりボーネンのチームだよね!
    頑張れボーネン!!

    2011年2月14日月曜日

    次のステップへの飛躍か、それとも… Pro Team Astana ~ 2011 ProTeam

    ちょっと名前が変わりましたが、まぁ、いいでしょう。

    一昨年のオフでは色々と騒動がありましたが、Tour de France王者のコンタドールがチームを去りました。(+アシストのエルナンデス、ナヴァーロ、ノヴァルも)
    また、デラフェンテがGeoxへ移籍、そして、2006年TDF王者のペレイロは引退。しかし、スペインでサッカー選手になっているとか…(勿論、下部リーグであるが。)
    コンタドールに代わってエースとなる選手として、Liquigasからクロイツィゲルをキセロフスキーと共に獲得。他にも、FDJからディグレゴリオ、ISDからクラーク、Aqua&Sapponeからマシャレッリ、AG2Rからカンゲルト、Garminからケシアコフ、Lampreからロレンツェット、Katushaからペトロフ、RadioShackからヴァイクスが戻ってきた。
    国籍を見てみると、カザフスタンが多いのは当然だが、東欧系が多いです。ウクライナ、エストニア、チェコ、スロバキア、リトアニア、クロアチア、ロシア…。Katusha並ですな。

    Tour de Franceのエースは、クロイツィゲルになるでしょう。それ以外のステージレースは…ヴィノクロフでしょうか? そこまでのトーンの発言は聞かれません。クロイツィゲルがTDFもGiro d'Italiaも…ってことはないでしょうな。
    移籍によりエースが交代しましたが、強烈なインパクトがこのチームに生まれたか、というと…ちょっと疑問です。
    ですが、クロイツィゲルがどれだけ飛躍するかは楽しみです。

    それともう一点。マッサーの中野さんがクロイツィゲルと共に、Liquigasから移籍(?)してきました。今年からは、日本を中心に活動し、レースの度に渡欧するそうです。
    日本での活動拠点は、高周波治療器でお馴染みのテカール。何と! そこで中野さんの施術が受けられるそうです!! 興味のある方はコチラ

    さて、機材ですが、コンタドールが去ったことで、フレームはどうするのかなぁ、と思っていましたが、コンタドール騒動の余波?で変わらず。
    しかし、ホイールがコリマに変更。このホイール。圧倒的にスポーク数が少ないんですが、大丈夫なんでしょうか?? 誰か使っている人いませんか??

    飛躍できるか否かも含めて、非常に注目できるチームだと思います。

    2011年2月13日日曜日

    スプリントも獲れるチームへ OmegaPhama-Lotto ~ 2011 ProTeam

    スポンサーは変わってはいないが、チーム名だけがちょこちょこ変わっている珍しいチーム。しかし、ここ最近は、OmegaPhamaで不変。

    昨年からの変更点としては、何と言ってもグライペルが加入したこと、そして、ホステが去ったこと。グライペルが北のクラシックを狙えるかどうかは分からないが、なかなか勝てないホステに業を煮やしたか?
    このチームも入れ替えが多くて、15名の選手がチームを去っている。ヴァン・アーベルマート(BMC)、ドラージュ(FDJ)、フェルナンデス(KAT)、ペロー(A2R)、シェリンクス(プロコン)、ウェゲリウス(UnitedHealthCare)…。
    新加入は、ヴェッカネン(FDJ)、ヴァン・デ・ワール(QST)、ウィリエムス(LIQ)、JapanCupクリテで来日したプジョル(CTT)、そしてグライペルと共に、ドックス、ハンセン、レイネス、ジーベルクはHTCから、それぞれ加入。国内のContinentalProTeamや更に下位から、総勢5名加入している。

    戦略は明白。アルデンヌ・クラシックや起伏のあるステージを狙うジルベール、総合を狙うヴァン・デン・ブロック。そして、スプリントをグライペル。ただし、グライペルがステージを獲れるかどうかは、トレインの出来にかかっている。

    それと気になるのは、GranTourでのグライペルとヴァン・デン・ブロックの関係。
    どちらかに比重が偏ってしまうと、もう一方が勝てなくなる…と思う。少なくとも、グライペルはトレインを必要とするスプリンターであるようなので、マキュワンやフレイレのような勝ち方は、いまのところは望めないと思う。GranTourの布陣が気になるところ。

    ジャージのデザインは一新しましたが、機材の変更は無いようです…このCANYONというフレーム、日本に入りませんかねぇ…。

    TourDownUnderとTourOfQatarが終わってしまいましたので、次のヤマは、Paris-Niceかアルデンヌ・クラシックか…。
    このチームへの注目の機会は増えそうですね。

    2011年2月9日水曜日

    アシスト、アシスト、アシスト…? Movistar Team ~ 2011 ProTeam

    長年「Caisse d'Epargne」として活動してきたスペインチームは、新たに携帯電話会社の「Movistar」をメインスポンサーに迎え、「Movistar Team」として活動をはじめる。

    とはいえ、絶対的エースであったバルベルデをオペラシオン・プエルトで欠き、Paris=Niceを征したルイスレオン・サンチェスはRabobankへ。クリストファ・モローは現役を退き、ルイ・コスタはドーピングの疑いがあり放出。ザンディオとウランがSkyへ、他にも数名の選手がContinentalProTeamに移籍。
    代わりに、4名の新人選手を獲得。更に、トンドとコノヴァノヴァスがCerveloから、イニサウティがEuskaltelから、サモイラウがQuickstepからそれぞれ加入。ContinentalProTeamから2名も加入。心機一転という感じです。

    バルベルデやサンチェスに代わるステージレースのエース格の選手としては、昨年のGiro d'Italiaでマリア・ローザを5ステージに渡って着用し、総合2位でフィニッシュしたアローヨが筆頭となるでしょう。アルデンヌ・クラシックはどうかな? と思いますが、可能性としては否定は出来ないでしょう。また、Tour de France 総合12位のプラザも、条件に合うステージレースがあれば、狙っていけるでしょう。他には、ロバを飼っていることで有名なブルセギンもステージレースを狙えると思いますが、GranTourのような長期間の場合は、ちと厳しいか?
    いずれにせよ、アシスト陣の層は厚いので、チーム力としては高いのでは? でも、器用貧乏?
    ステージ優勝狙いとなると、グンと対象選手が増える。キリエンカの逃げなんていうのは、相変わらず魅力的。ちょっと気になるのが、ソレル。かつての山岳王は、このチームに来てから何か元気がないというか、調子が上がりませんね。

    機材は昨年と変わらないのですが、コンポーネントにCampagnoloの電動コンポが搭載されるそうで、これは注目。

    2011年2月6日日曜日

    エースの絞込み、完了 Liquigas-Cannondale ~ 2011 ProTeam

    サブスポンサーに、フレーム供給しているCannondaleが入り、Liquigas-Cannondaleとなりました。しかしながら、DOIMOもスポンサーとして名を連ねています。

    昨年まで、エースのオンパレードだったこのチーム。今年はバッソ、ニーバリの2大エース体制を明確化。そのため、クロイツィゲル他2名ほどがAstanaへ、クチンスキーがKatushaへ、ドーピング疑惑の渦中にあるペリツォッティはチームを離れている。
    また、ベンナーティが新生Loopardへ、キッキがQuickStepへと、スプリンターが移籍。まだスプリントできる選手が残ってはいるが、最小限に残した、って感じで、完全にGranTourの総合優勝へシフトしている。
    新加入した選手も、Footonからカペッキ、Lampreからタダルトとポンツィ、Cerveloからキング、ContinentalProTeamから4名ほど加入している。いずれも、エースの周りを固める逸材といえる。中でも、ContinentalProTeamであるDeRosaより移籍したサレルノは、昨年のTourOfJapanを、富士山ステージを制しての総合優勝を獲得した逸材…う~ん、TOJの総合優勝者はどんどんProTeamに加入しますね。

    冒頭でも書きましたが、バッソとニーバリの二大体制ではありますが、昨年旋風を巻き起こしたペテル・サガンは残留しています。何でも、昨年後半は、プレッシャーから体調を崩すことがあったとか…。果たして、今年は?

    スポンサー体制が変わりましたので、ジャージが緑基調から白基調+緑に変わりましたが、さほど違和感は無し。

    あ、そうそう、昨年まで、このチームでマッサーとして活躍されていた中野善文さんが、Astanaへと移りました。何でも、クロイツィゲルの専属マッサーであるとか…。

    ま、このチームの場合、「GranTourは勝てるのか?」というより、「今年はいくつのGranTourを獲れるか?」という評価ですかね?

    2011年2月2日水曜日

    Neo-SAXOBANK? Leopard-Trek ~ 2011 ProTeam

    鳴り物入りのルクセンブルク籍の新チーム。
    「チームの名称はなんだ!!?」と、物議をかもし出しましたが、結局は最初の予測どおりとなっています。
    スポンサーですが、ルクセンブルク航空、エネルギー会社のEnovos。しかし、BMCのようなパトロン系のチームであるようです。

    選手、ディレクター、スタッフともども、大体SAXOBANK。あるレポーター曰く「チームは違えど、戦略的にはSAXOBANKと変わらないであろう」と。

    一番の目標は、Tour de Franceの制覇でしょうか。コンタドールが出場できないことは確定的であるので、シュレク兄弟が獲れる確率はあがったでしょう。

    春のクラシックについては、カンチェッラーラのアルデンヌ・クラシック制覇ですかね。

    アルデンヌにしろ、TDFにしろ、エースのサポートとして、ゲルデマンやウェーグマン、Bフェイユといった、他のチームならエースになり得る選手がいますので、かなり強力な布陣を組めます。

    スプリントに関しては、ワグナーとベンナーティ…なんですが、ベンナーティがどれだけスプリント出来るのかが未知数。昨年はそれほど活躍しているようには思えませんので…。

    やはり、アルデンヌとTDFを狙うチームであるか…?

    機材に関しては、チーム名にあるとおり、フレームはTrek。コンポーネントはSHIMANOですが、ホイールに関してはTrek系のBontrager、ペダルはSpeedplay、タイヤはSCHWALBE。
    ジャージはCRAFT、シューズはNorthWave、アイウェアはOAKLEY。
    で、チームカーとしてメルセデスがサポートしています。ん~、豪華。

    2011年1月25日火曜日

    目指すはスプリントか、ワンデーか、それとも… Lampre-ISD ~ 2011 ProTeam

    昨年までは "Lampre-Farnese Vini"でした。今年は、旧"ISD-Neri"とのスポンサーとトレード?があり、今年は"Lampre-ISD"と"Farnese Vini-Neri"となりました。
    "FarneseVini-Neri"は、ご存知、宮澤崇史選手が今季移籍、そして、マッサーの宮島さんがスタッフとして働いている、ヴィスコンティがエースのProContinentalTeamです。

    さて、Lampreですが、スプリンターのペタッキと、ワンデーレースでのエースとなり得る、クネゴを擁するチーム。

    …ワンデーレース。

    そう、クネゴ。そろそろGranTourの総合は諦めたほうがいいんじゃないですかねぇ…、と、いろんなところから言われています。まぁ、私もそうおもいますけど。
    まあ、でも昨シーズンを見る限りは、本人もその気? という感じのレース運びが見られたので、そちらに比重を置いた身体になれば、アルデンヌ・クラシックの何れかを制覇できるのではないかと思います。
    スプリントに関しては、Nextペタッキを見据えた形になればいいな、と思っています。
    また、個人的には、TourDeRomandieで逃げ切りのステージを挙げたのをはじめ、GranTourで積極的レースを展開したスピラックに注目。

    新加入は、Androni Giocattoliからスカルポーニとベルタニョッリが加入。ベルタニョッリがある意味返り咲き(Saeco時代にいたらしい)。スポンサーと共に、ISD-Neriから4名ほど加入。Footonからアリエッタ、下位チームから2名ほど。スカルポーニとベルタニョッリの立ち位置が気になりますが、まさか、クネゴの代わりにGranTourを!!?

    去った選手は8名ほどでしょうか。ProTeamに移籍した選手は3名。ポンツィとダタルドがLiquigas-Cannondaleへ、ロレンツェットがAstanaへ。その他は、ProContinentalだったり、実質引退したり…。

    さてさて、スポンサーが変更になりましたので、ジャージも変更になっています。
    が…
    何て言うんでしょうか…なにか毒虫のような色合い…(失言)。

    機材に関しては、ホームページのスポンサー欄が昨年のままなので何ともいえませんが、ジャージのスポンサーを見る限り、変更はなさそうです。

    今年はどこに活躍を見出すのか?
    誰が何処で活躍するのか?

    …見ものです。

    2011年1月24日月曜日

    ロシアの赤い彗星? Katusha Team ~ 2011 ProTeam

    昨年は、"Team Katusha"で登録されていましたが、今年は "Katusha Team" で登録。さて、何のためでしょうか?

    今年のこのチームを語る上では、この人は外せないでしょう。
    2年間の出場停止が短縮、今季から走れるようになった、ダニーロ・ディルーカが、Katusha Teamに加入しました。しかも、サラリーは無償で。
    この「無償」というのが何とも…。今年の停止期間明けの段階では、罰金が支払われていなかった「らしい」。この罰金が支払われないと、レースで走れない。無償の代わりに、罰金肩代わりしてもらったのかな? と思ってしまう。ま、何はともあれ、出られることには変わりないので、楽しみにしましょう。
    他にも、OmegaPhama-Lottoから、レイ・ホステが加入。ポッツァートの支援要員といったところか、もしくは、ホステで狙っていくのか。
    他にもLiquigasからクチンスキーであるとか、Aqua e Sapone からパオリーニであるとか、Caisse d'Epargneからロサダであるとか色々獲得。更に、下部組織からもキッチリ上がってきているので、教育もしっかりされているようです。
    抜けた選手としては、友の会会長のマキュアン、落車王のナポリターノ、ペトロフ、ボドロギ…。
    気になるのはキルシェン。昨年のTourDeSuisseの途中で心臓発作で倒れてからレースに出れない日々が続いていますが…UCIチームメンバーリストには載っていないようです。う~ん、心配です。

    エースとなるのは、ワンデーはポッツァート、コロブネフ。ステージはロドリゲス、イワノフ。といったところか? エースの周りを固める選手の層も厚いようで、優勝争いには絡んでいけるだけのチームには変わりない。

    さて、ジャージは色合いが変更となり、町並みが赤くなりました。そして、機材も、リドレーからフォーカスへ変更。

    今年は、どれだけ表彰台の頂に立てるでしょうか?

    2011年1月22日土曜日

    Peloton最強最速のトレイン HTC Highroad ~ 2011 ProTeam

    このチームは、毎年色々変わっています。
    まず、スポンサーからColumbiaが消え、"HTC-Highroad"となりました。

    選手は、昨年、カヴェンディッシュとの対決姿勢を露わにしたグライペルをはじめに、ハンセン、シーベルグらがOmegaPhamaへ移籍。そのほかにも、ロジャースがSkyへ、モンフォートが新チーム・Leopardへ、サラモンテスがCofidisへ、などなど9名が離脱。
    一方で、Garminからペイトが、Saxobankからラスムッセンが、AG2Rからシムクリスが加入のほか、ContinentalTeam等の下位チームから2名が加入。

    機材も、フレームがSCOTTからSPECIALIZEDへ。これでSPECIALIZEDは3つのProTeamにフレームを供給する形になります。
    コンポーネントはSHIMANOのまま。ただ、昨年はTimeTrialではHED3のホイールを使っていましたが…今年はどうでしょうか。

    今年の目標は、やはり、カヴェンディッシュのマイヨ・ヴェール、でしょうか?
    いずれにせよ、スプリントでのカヴェンディッシュ、ゴス、レンショーと、総合+TTのマルティン、TTのピノッティとグラブシュ。それ以外でも、ステージで勝てるような選手がウヨウヨいるこのチーム。今年はどれだけ暴れることができるでしょうか?

    2011年1月19日水曜日

    バスクの星の下に… EUSKALTEL-EUSKADI ~ 2011ProTeam

    バスク地方のチームである、EUSKALTEL-EUSKADI。
    今年のVelta a Espanaは久々にバスク地方を通過するとのことなので、チームとしてはココを目指してくるのではないでしょうか。昨年は、イゴール・アントンが、リーダージャージを着つつ、落車、骨折でリタイアしただけに、気合十分ではないでしょうか。

    チームの性質上、あまり移籍がないのがこのチームの特徴。
    イニサウティがMovistarへ移籍したほか、2~3名の離脱があったようです。
    一方で、FDJからカゾーが加入したほか、下部チームであるORBEAから2名ほど昇格したようです。
    エース格のアントンやサンチェス、それをサポートするフェルナンデス、イサシ、マルチネス、チュルーカらは健在。

    ジャージや機材の変更はなし。

    ことしこそ、マドリッドでの表彰台の頂点で、オレンジのジャージが見れるか!!?

    悲願のGranTour制覇へ BMC ~ 2011ProTeam

    BMCは、今年ProTourに昇格しました。

    米国籍のチームですが、BMCがスイスのフレームメーカーであるために、スイス籍の選手も比較的多いです。

    バッラン、エヴァンスの元世界チャンピオンコンビ、ヒンカピー、ブルグハートは健在。主要メンバーでチームを去った選手はいないようです。

    新たに、Liquigasからクインツァート、サンタロミータが、BBoxからチョップが、OmegaPhama-Lottoからヴァン・アーベルマートが加入。より戦力がアップしています。

    注目はやはりエヴァンス。昨年は色々と惜しい結果が多かったです。Flèche Wallonneの勝利、Giro d'Italiaのポイント賞、マリア・ローザも着ました。しかし、Tour de Franceではマイヨ・ジョーヌを着ましたが、肘の骨折で1ステージで手放しました。GranTourの総合優勝は今年も1つも挙げられず。さて、今年は…?

    ジャージ、機材共に変更は無いようです。
    気になるのは、チームカーが…ACURAか??

    2011年1月18日火曜日

    フランス最後の砦 A2GR ~ 2011ProTeam

    遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
    とはいえ、もう年明け18日です。
    そして、今日から『UCI WorldTour』が始まっております…名称が変わりましたね。
    今日からオーストラリア・メルボルンで"Tour DownUnder"が始まり、HTC-HighroadのGossがステージ優勝を飾りました。

    …さてさて、今年も沢山の移籍、チームの消滅、チームの誕生、そして、機材の変更が起こっていますので、ひとつひとつ見ていきましょう!!

    アルファベット順で、最初は "AG2R LA MONDIALE (ALM)" です。
    遂に、フランス最後のProTourチームとなってしまいました…。
    エースは、イノー、ノチェンティーニ、そしてロッシュでしょうか…。ロッシュは近頃は良い成績を収めていますので、お父さんも喜んでいるのではないでしょうか。一方で、一昨年のTour de Franceでマイヨジョーヌを着用したノチェンティーニは、昨年は元気がありませんでしたので、今年の活躍に期待です。

    ところで、エフィムキン兄弟がチームを去りました。アレクサンドルはアメリカのTeamType1へ、ウラディミールは昨季限りで自転車を降りています。兄弟そろってチームを去るというのも寂しいものです。

    ジャージも機材もほぼ変更がないようです。今年は、フランス最後のProTourチームとして頑張って欲しいものです。