Milano-SanRemoからLiege-Bastogne-Liegeまでの、いわゆる「春のクラシックレース」が終わった訳ですが、これほどまでにビックリする展開は無かったですね。
- Matthew Harley Goss (Aus) HTC-Highroad
- Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
- Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
- E3 Prijs Vlaanderen - Harelbeke
- Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
- Jurgen Roelandts (Bel) Omega Pharma-Lotto
- Vladimir Gusev (Rus) Katusha Team
- Tom Boonen (Bel) Quickstep Cycling Team
- Daniele Bennati (Ita) Leopard Trek
- Tyler Farrar (USA) Team Garmin-Cervelo
- Nick Nuyens (Bel) Saxo Bank Sungard
- Sylvain Chavanel (Fra) Quickstep Cycling Team
- Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
- Johan Van Summeren (Bel) Team Garmin-Cervelo
- Fabian Cancellara (Swi) Leopard Trek
- Maarten Tjallingii (Ned) Rabobank Cycling Team
- Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
- Joaquin Rodriguez Oliver (Spa) Katusha Team
- Simon Gerrans (Aus) Sky Procycling
- Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
- Joaquím Rodríguez Olivier (Spa) Katusha
- Samuel Sánchez Gonzalez (Spa) Euskaltel-Euskadi
- Philippe Gilbert (Bel) Omega Pharma-Lotto
- Fränk Schleck (Lux) Leopard Trek
- Andy Schleck (Lux) Leopard Trek
緒戦のMilano-SanRemoは、基本はスプリンターたちのクラシックレース。しかしながら、表彰台には、今クラシックシーズンの話題となる2人の姿が…カンチェッラーラとジルベール。
その後のリザルトを見ても、2人が走っていない(と思われる)Gent以外、どちらかが顔を出している。
ただし、この2人は対照的な結果となった。方や惨敗や惜敗。方や勝利。何が2人を分けたのでしょうか。
私は、ひとつにはチームのサポートにあると思います。重要な局面でチームメイトがサポートできる体制にあったか、ということ。明らかにLeopard-Trekの方が、選手層が薄かった。カンチェッラーラをサポートできたのは、実質的にオグレディだけ。一方のOmegaPharmaには、ヴァンデワール、ヴァンスーメレン、ヴェッカネンなど、頼れる選手がサポートしていた。勿論、サポートする選手がいなくなったときもありましたが、Leopard-Trekに比べれば短い時間でした。
それともうひとつ。ジルベールが"SuperMan"だと気づかれていなかった、という点。
Ronde van VlaanderenやParis-Roubaixでは、カンチェッラーラが絶対的優勝候補でした。しかし、ジルベールはアルデンヌ3連戦では、「絶対的」な優勝候補ではなく、あくまでも、優勝候補のひとりでしかなく、ライバルの目が集中することが、カンチェッラーラほどではなかった。
また、ライバル勢の拙い戦略やメカトラにも助けられた部分はあると思います。でも、やっぱり、強いですね、ジルベール。
因みに、「ライバル勢の拙い戦略」は、主にLeopard-Trek。特にL-B-Lは何だったのでしょうか?
"Schleckers"を出しておいて2位、3位というのは、惨敗と言えなくも無い。他の2戦についても、手駒の使い方が悪い。もう少し、戦略を考えられたのではないかと思います。
さて、次はGiro d'Italia!!