2010年6月3日木曜日

バルベルデの出場停止で思うこと

スポーツ仲裁裁判所にて、イタリア限定であったバルベルデの出場停止処分が全世界に適用されることになった。
オペラシオン・プエルトで、フェンテス医師宅にあった血液バックのひとつが、彼のものであった。フェンテス医師は、血液ドーピングによりスペイン当局に拘束された。

この嫌疑をかけられている人は多い。いや、多かったというのが正しいか。

しかし、ここで確認しなくてはいけないのだが、確かに血液バックは彼のものであった。が、バルベルデが血液ドーピングを行った、という証拠は何処にも無い。

ただ、血液ドーピングを行っていた医師宅から血液バックが見つかった、という事実は、ちゃんと受け止めなくてはならないし、説明をしなくてはいけない。「じゃあ、何のためにフェンテス医師に血液を預けたのか」と。

今年のGiro d'Italiaで総合優勝を挙げたイヴァン・バッソも、フェンテス医師宅に血液バックを預けていた一人だ。そして、2年間の出場停止処分を受けたのだ。ドーピングはしていないのに、だ。(もっとも、「しようとした」のだが…)

バルベルデには大きな説明責任があると思う。もし、それが果たせない、もしくは、邪な動機であったのであれば、素直に出場停止処分を受け、クリーンな状態で戻ってきてもらいたいものだ。

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