2009年6月30日火曜日

Tour de France Roster (Lampre, Quickstep, Caisse d'Epargne)

気がつけば、今週末に迫ってきたTour de France。
チームや選手は色々と楽しみにしていると思うのですが…
…あるもんですね。色々と残念なチームが。

Lampre-NGC
ブルセギン、バッラン、バンディエラ、フルラン、ロースリ、リーギ、サンタンブロジオ、サパ、スピラック。
昨年世界チャンピオンになり、アルカンシェルを身にまとってから、本当に「呪い」にかかってしまったバッラン。
先日のTour de Suisseで久しぶりに見ましたが、やはり本調子とは程遠い。
また、若くしてGiro d’Italiaを征したものの、GranTourではさっぱりで、どちらかというとクラシックライダーになってしまったクネゴは、(予定通りか知らないが)入っておりません。
このメンバーで総合を狙うとするとブルセギンだが、それほどの力はないと思うので、山岳でブルセギン、集団スプリントでフルランでのステージを狙うことになるでしょうか…

Quickstep
バレド、デヴォルデル、シャヴァネル、デヨンフ、ピノー、ロセレル、トザット、ヴァンデワール。
残1枠に、デーヴィスまたはボーネン。
個人的には、ボーネンには退場していただきたい。2年連続同じ過ちを繰り返すのは、選手以前に社会人としていかがなものかと思います。
ボーネン不出場で考えると…2年連続でシャヴァネルに逃げ勝利! とならないと、ステージは無理かな。
総合や山岳でも、これはっ! と思える人がいない。まぁ、それ以前に、抱えている選手の管理ぐらいしてもらいたいものだ。

Caisse d'Epargne
LLサンチェス、ペレイロ、アロヨ、グティエレス、コワイオ、コスタ、パサモンテス、ロハス、ウラン。
ヴァルベルデは、残念ながらイタリア五輪協会の謀略?に遭い、出場できず。
総合争いは、LLサンチェス、ペレイロ。
LLサンチェスは、今年のParis-Niceを征し、ペレイロは、06年のツールを征している。
ペレイロがそのときの力を持っているかどうかは定かではないが、この2人からマークは外せないでしょう。
ただ、本命や対抗ではなく、穴、というところでしょうか。(大穴ではない。)
残念3チームの中では、それほど残念ではない?

…むしろ喜ばしいことだったり

2009年6月29日月曜日

Tour de France Roster (BBox BouyguesTelecom, Skil-Shimano)

何と言っても、今年のツールの注目は、この2チーム。
日本人としては、絶対に外せない! そして、先刻、Skil-Shimanoの残りの3人が発表され…

別府史之選手も出場を決めました!!
おめでとう! 別府選手!!
パチパチパチパチ…

BBox BouyguesTelecom
おっと…こちらも最後の3人が先ほど決まりましたね。
ルフェーブル、ピショ、アッドゥ、フェドリゴ、ボネ、ローラン、ヴォクレール、トロフィモフ、そして、新城幸也。
マイヨ・ジョーヌ着用経験のあるヴォクレールをエースに据えて、フェドリゴ、トロフィモフ、ボネあたりで逃げて、容認してもらって区間優勝を取りに行くか。あとは、山岳賞を狙いに行けると思います。
ただまぁ、総合争いは難しいでしょう。

Skil-Shimano
今回ワイルドカードで出場。
ティマー、ローイヤッケル、ファンヒュンメル、イヴェール、ルモワンヌ、ゲスク、ウポン、デコルト、そして、別府史之。
このチームは、注目がもうひとつ。
コーチとして、今西尚志さんが帯同します。今西さんは、国内チームのシマノレーシングの監督という立場と、Skil-Shimanoのコーチという立場をお持ちのようです。春のクラシックのツール・ド・フランドルにも帯同されて、J-SPORTSに電話生出演していましたね。これはこれで楽しみ。
さてさて、エースはイヴェールということになりますかね。発表以前から、「イヴェール以外は全くの白紙」と監督が明言されていましたからね。こちらも総合争いとか、スプリントとかは無理なんで、序盤の山岳賞とか逃げ容認ステージでの区間優勝ですかね。

どちらも総合争いは難しいです。
それは逆に、ある程度の自由が選手たちに与えられるということではないでしょうか。
新城、別府、両選手には、是非とも逃げに乗って、TVにじゃんじゃん写ってほしいですし、できれば、何かしらの特別ジャージを…

2009年6月28日日曜日

Tour de France Roster (Columbia, Garmin, Katusha)

スピード系の3チーム。本当は、QuickStepを入れて4チームとしたかったのですが、主催者ともめてますし、当分決まりそうもないので、はずしました。

Columbia
ブルグハート、カヴェンディッシュ、アイゼル、ヒンカピー、キルシェン、マルティン、モンフォール、レンショー、ロジャース。
注目は、もう、カヴェンディッシュがマイヨ・ヴェールを持ち帰ることができるかどうか、です。
この世界最強のスプリンターとトレインが上手く噛み合えば、殆どのスプリントステージは取れるでしょうし、登り基調でカヴェンディッシュがダメでも、アイゼルやレンショーで取れるでしょう。先日行われた国内選手権のTTで、キルシェンがルクセンブルク、ロジャースがオーストラリアのそれぞれチャンピオンになりましたので、チームTTも楽しみ。
…おや? TT世界チャンピオンのグラブシュがいませんねぇ。 初日のTTでのカンチェッラーラとの新旧チャンピオン対決を見たかったのですが…。

Garmin
ディーン、フェラー、ヘシェダル、マーティン、ミラー、ペイト、ヴァンデヴェルデ、ウィギンス、ザブリスキー。
全員英語圏、かな?
ヴァンデヴェルデは総合も狙えると思うのですが、Giroでの骨折からどれだけレース感が取り戻せているか。結構序盤でやっちゃいましたからね。上位10位くらいまでには入れそうですが。
このチームの注目は、やはり、チームTT。GiroではColumbiaにやられましたから、リベンジに燃えている?
あ、ガチンコスプリントで頭を取るのは無理でしょう。フェラーの位置取りは、大いに問題があるのをGiroで見せ付けてしまいましたから。

Katusha
ボチャロフ、オラク、イグナチェフ、イワノフ、カルペッツ、ナポリターノ、ポッツァート、トルソフ、ヴァンデンベルフ。
…ベルギー人いたんだ、このチーム。
イワノフとカルペッツが総合上位を狙うようですね。
スプリントでは、ナポリターノとポッツァート。ポッツァートはスプリントを掛けるタイミングをよく失敗していますが…ただ、ポッツァートは最近見るとロングスプリントを得意(?)としているようなので、コロンビアトレインを崩すには良いかも。ゴール前で捉えられても、ナポリターノで取りに行けるし。

スプリントは、カヴェンディッシュの足 vs  他チームの頭脳 ですかね。
トレイン崩しの戦法は、Katushaだけでなく、Garminや、先にあげたCerveroも、ハウッスラーとフースホフトで取りに行けますね。Quickstepは、メンバー次第で面白くなりそうですが…

2009年6月27日土曜日

Tour de France Roster (Rabobank, Silence-Lotto, Cervero, Liquigas)

先日挙げた、AstanaとSaxobankに総合争いで対抗できるのは、この4チームということですが…

Rabobank
チームのエースはメンショフ。山岳のアシストとしてヘーシンクか?
他は、フレイレ、フレチャ、ガラーテ、ニーアマン、ポストゥーマ、テンダム。
今年のGiroを制したので、一気に注目されるようになりましたが…華はないですね、メンショフには。地味ぃ~な感じがします。メンショフにとっては、ヘーシンクのアシストは心強いですが…実は、ヘーシンクがエースで、メンショフはアシストだったりして…。
あ、そうそう。Giroで崖下に転落して重傷を負ったオリリョが退院したそうです。良かったですなぁ…

Silence-Lotto
エヴァンス、ヴァンデンブロック、デッケル、ヴァンスーメレン、ヴァンアーベルマート、シェイリンクス、ドラージュ、ロイド、ラング。
昨年はマキュアンが出てましたね。アシストに回ってスプリント勝負できませんでしたが。今年は、ヴァンアーベルマートですか…。最終日に期待。
総合争いは…やっぱり2位でしょ、エヴァンスは。
昨年のラルプデュエズを見ていて思ったのですが、エースになれるような強力なアシストを持っていないと、徹底マークされて辛いですね。Lottoには、それがないんですよねぇ。

Cervero Test Team
クエスタ、グストフ、ハウッスラー、フースホフト、クリアー、ランカスター、ゴメスマルチャンテ、ロウルストン、サストレ。
昨年の総合チャンピオン、サストレがいますが、2連覇は難しいですかね。総合上位につけるとは思いますが、首位争いを演じるには、やはりチーム力が弱い部分がありますね。昨年はチーム力で勝ったようなものですからね。
このチーム、どちらかというと、ステージ優勝のほうが狙えそうですね。

Liquigas
ベンナーティ、ニーバリ、ペッリツォッティ、クルイジガー、サバティーニ、クチンスキー、ヴァノッティ、ヴィレムス、ヴァントボルク。
ベンナーティは、体調を崩しやすいですね。とりあえず、序盤のステージでのカヴェンディッシュとのスプリント対決は見たいですなぁ。
総合争いは、ニーバリ、ペッリツォッティ、クルイジガーの3枚看板?
おや? ペッリツォッティはスケジュールにありましたっけ? 完全に2人のアシストか? そうであれば、結構面白いかも…。

2009年6月25日木曜日

Tour de France Roster (Astana, Saxobank)

いよいよ、ツールが近づいてきました。各チームも出場選手を発表してきています。
とりあえず、有力チームの布陣を見ていき、偏見に満ちた(?)つっこみをしていきたいと思います。

Astana
財政問題も解決したようです。パソコンでこのBlogをご覧になっている方、このリンク先を見てください。
http://www.astana-cyclingteam.com/
ハリウッドの映画の予告編か? と思わせる、5分5秒のFlashでメンバーを発表しています。うん、財政問題は過去のものになったのですね(笑)
さて、メンバーは、コンタドール、アームストロング、クレーデン、ライプハイマー、ポポヴィッチ、ムラヴィエフ、パウリーニョ、ラスト、スヴェルディア。
普通に考えますと、エースが4人いますねぇ…でも、最近アシストらしくないポポヴィッチを入れると5人ですか。
ブリュイネル監督は、「コンタドールがエースだ」ということを明言していますし、アームストロングも「俺は最強のアシストだ」といっています。今年のParis-Niceで見せた失態(ハンガーノック)は繰り返さないでしょう。
でも、何かしらの不調がコンタドールを襲ったら、アームストロングがエースとなりえるか? Astanaの場合、敵は内にいる、といった感じでしょうか。コンタドールも気が気じゃないでしょう。

Saxobank
昨年のチャンピオンチームですが、チャンピオンのサストレは、Cerveroに移籍。まぁ、それほどの痛手には見えませんが…
メンバーは、フランクとアンディーのシュレク兄弟、カンチェッラーラ、オグレディ、フォイクト、ニキとクリスアンセルのセレンセン兄弟、ラーション、アルヴェセン。
リース監督は「この9人は精鋭揃い。初日から最終日まで主導権を取れる」と、自信満々。エースは勿論、シュレク兄弟。でも、わたし的には、エースはカンチェッラーラ。Tour de Suisseで見せられたシュレク兄弟のいまいちさと、カンチェッラーラの好調さ。TTが鍵を握るツールで、これを苦手とするシュレク兄弟は、正直、難しいと思う。

隣り合わせ

先日、プロレスラーの三沢さんが亡くなられました。試合中に負った怪我が原因とのことでした。
私はあまりプロレスに詳しくないですが、いつだったか、テレビで三沢選手と高山選手がシングルで戦っているのを見ましたが、高山選手の顔の形が三沢選手のエルボーを受けるたびに変わっていくんです。それは衝撃でした。

今回の件で思ったことがあります。
スポーツは、常に危険と隣り合わせなのだと。

サッカーや野球でも負傷して引退、という話を聞きます。アメフトで、タックルを受けて脳震盪で退場、というのを中継で見かけます。F1では、アイルトン・セナがレース中のクラッシュで命をおとしました。

サイクルロードレースも然り。
先日のGiro d'Italiaで、Rabobankのオリリョ選手が、下りの途中でコースアウトし、80mの崖下に転落する事故がありました。
幸いにも、木の枝がクッションになり、一命はとりとめ、事故からおよそ1ヶ月たった現在、そろそろ退院するというところまで回復したそうです。
しかし、過去を振り返ると、事故で亡くなられた選手がいます。昨年は日本のレースで1名亡くなられました。競輪界でも、事故で亡くなられたり障害を負った選手がいると聞きます。

こう考えると、スポーツ選手は偉大だな、と、思い知らされた気がします。

7月4日からTour de Franceが始まります。大きな事故が起きないよう、祈りたいと思います。

2009年6月23日火曜日

餅は餅屋...

自転車のフロントホイールのハブを破損してしまいました...

元はといえば、ハブのグリースアップをしようとしたのが始まりで、一度グリースアップした後に、もう一度行おうとして、締め方が悪かったのか…破損してしまいました。
お陰で自転車に乗れず…ネットやお店で新しいフロントホイールを探しています。

そういうところのメンテナンスは、自転車屋に任せておけ、ということですね。

良い教訓になりました。

2009年6月22日月曜日

Tour de Suisse #9

Tour de Franceの前哨戦、Tour de Suisseも最終日。
首都ベルンで行われる、38.5km個人タイムトライアル(TT)。

通常のレースとは異なる自転車、異なるレース方式。
一定間隔毎に、1人ずつスタートして、タイムを競う。
1人で走るので、極力空気抵抗を抑えるようなフォーム、自転車が使用される。
通常のレースでは、秒単位までしか計測されないが、TTは1/10秒単位まで計測される。普通はそれほど僅差で決まることも珍しくなく、1つの順位のタイム差は数秒というケースが殆どなのだが…彼には当てはまらなかった。

ファビアン・カンチェッラーラ

TTを得意とし、06~07年のTT世界選手権優勝、08年北京オリンピック男子ロード銅メダル、男子ロードTT金メダル。
現スイス・TTナショナルチャンピオン。

今回のTTの2位とのタイム差、なんと1分27秒。平均時速50.2km。原付並み。
2位と3位の差は15秒。なんでしょう…異次元ですね。
昨年のTour de Franceが終わってから調子を落とし、世界選手権にも出られなかった。今年に入っても調子が上がらず、春のクラシックレースは全くだめだった。
そんな彼が、さらに強くなって復活した、という印象です。

なんか…Tour de Franceも取っちゃいそうな、そんな勢い。

私の中では、優勝候補の1人としたいですね。

2009年6月21日日曜日

愛車

いきなりで何なんですが、私は乗り物が好きです。特に、自分で運転できるものが。
私には「愛車」と呼べるものが2つあります。
1つは車で、もうひとつは自転車です。

「車」は、スバル レガシィB4で、2004年に購入しました。最近、フルモデルチェンジをしたようで、先日、12ヶ月点検でお店に行ったときに見ましたが、さらにふた回り大きくなったように思えました。セダンであれだけ大きいと、ちょっとなぁ…という気がします。

「自転車」は、かなりの年代もので、知人から譲り受けたものです。
知人も永く乗っていなかったようで、かなりな状態でしたか、一つ一つパーツを取り替えて、グリースをさしなおしたりして、普通に乗れるようにいたしました。
メーカーは「Panasonic」で、「ランドナー」といわれるツーリング目的の車種です。
ランドナーというと、本来は通常の自転車と同じような泥除けがあるのですが、老朽化が著しいため、はずしました。
主たるコンポーネントは「SUNTOUR」というブランドのものを使用していますが、ブレーキについてはバネが逝ってしまっていたので、シマノの「BR-R550」に交換しました。
ホイールはARAYA製の26インチで、タイヤはSpecializedのものを使用しています。また、サドルもSpecializedの155mmのものに交換しました。

本当は、今日、その自転車の写真を撮ってアップしたかったのですが、生憎の梅雨空となってしまったので、小さいのですが、以前撮ったものをアップいたしました。
2009年5月 十和田湖にて

泥除けを取ってしまったので、なんちゃってロードレーサーっぽくなってしまいましたが、重量は重いものの乗り心地はそんなに悪くないので、結構満足しています。ゆっくり長距離を走る分にはちょうど良いと思います。

Tour de Suisse #7~#8

Team Columbia Highroadの快進撃が止まらない。

Tour de Suisseは全部で9ステージ。
8ステージが終わった段階で、Columbiaが6勝。圧倒的。
Tour de Franceも楽しみです。

Tour de France…

各チームから、Tour de FranceのメンバーのNewsReleaseが多くなってきました。
新城選手の出場が決まったBBoxBouyguesTelecomや、別府、土井両選手の所属するSkil-Shimano、コンタドールやアームストロングのAstana、今年のGiro d'Italia総合優勝のメンショフのRabobank、昨年Vuelta a Espanaで山岳賞のモンクティエのCofidis。他にAg2rも発表をしましたが、上記にあげたほとんどのチームは9人枠を埋め切れていない状況です。ぶっきらぼうな言い方ですが、レース前日の7月3日までは変更が可能なので、前日まで分からないといっても良いかな…
Skil-Shimanoの別府、土井両選手は、現在メンバーリストに入っていませんが、まだ3つの枠が空いています。
別府選手は、現在行われているRoute de Sudというステージレースで山岳ポイントトップとのことですし、土井選手も先日行われたTour de Luxembourgで活躍しましたので、可能性は少なくないと思っています。

TdFとは離れますが、各国で国内選手権が行われるようです。
日本でも、来週日曜日に日本選手権が開催されます。これにあわせて新城選手は先日帰国をいたしました。
また、スペイン選手権では、コンタドールが出場するというニュースが出ていました。
各国の国内選手権を勝つと、「ナショナルチャンピオン・ジャージ」を1年間着用できます。
個人的には、日本のナショナルチャンピオン・ジャージをTdFで見たい! …と思うのですが。
泣いても笑っても、日本選手権は来週です。

2009年6月19日金曜日

Tour de Suisse #6

Tour de Suisseで、ほぼ唯一といっていいスプリンターの為のステージ。

やっぱり、カヴェンディッシュ。
カヴェンディッシュは、なんでこんなに強いのだろうか…
スプリントで、彼の勝てなかったレースを思い出してみると…一番最近では、Giro d'Italiaの第2ステージで、ペタッキに敗れた時でしょうか。あれは、完全に意表をつかれて、追いつけなかった、という感じですね。
あとは、いつだったか忘れてしまいましたが、ゴール前のロングスプリントで、トレインが崩壊してしまったケースがありました。

なので…

1.カヴェンディッシュより、早くトップスピードにのってしまい、意表をつく。

2.チーム・コロンビアのトレインをゴール前500〜1000mで崩すようなロングスプリントをチームメイトにかけさせる。

というところではないかと…

しかし、1はともかく、2はかなりの難問。
CerveloTestTeamあたりが出来そうかな?
ハウッスラーあたりにかけさせて、フースホフトで狙う。

…誰か、カヴェンディッシュを負かせないだろうか。
そうすれば、スプリントがもう少し見応えのあるものに…

ほぼ全部勝っちゃうもんな…カヴェンディッシュ。

2009年6月18日木曜日

Tour de Suisse #5

どうした! アンディー!!
前日のステージでジャンプアップしたAシュレクが、ステージ終盤の登りで遅れるという波乱が…
やはり前日の逃げの疲れが残っていたのか…「二兎追って二兎捕らえる」作戦のしっぺ返しか。終盤のSaxobankの慌てぶりは凄かった。「えっ!! いないの!!!」という感じ。

私の印象では、Aシュレクのデビューは華々しかった。2007年のGiro d’Italiaで、いきなり総合2位&新人賞。今年もLiege - Bastogne - Liegeで優勝する活躍を見せていましたが…。思い返してみると、昨年のTour de Franceでも、ある山岳ステージで遅れていたな…。まだまだ若いだけに、安定感が…。

2009年6月16日火曜日

Tour de Suisse #2~#4

スイスというと「山」ですが、第2、第3ステージは以外にもスプリント決着となりました。
しかも、どちらもチーム・コロンビア・ハイロード。
第2はアイゼルが、第3はカヴェンディッシュがそれぞれ勝ちました。
エーススプリンターは、もちろんカヴェンディッシュですが、カヴェンディッシュが山で遅れても、他の選手でステージを獲れるという、コロンビアは選手層が厚い。

一方の第4ステージは、結構興味深い展開。
逃げの中に総合が狙えるSaxobankのA.シュレクが入り、残り距離が少ない中でメイン集団との差が開いていく。結局、総合トップは一緒に逃げに加わった、ag2rのヴァリャベッチに取られたが、総合争いには有利な位置まで上がってきました。
ステージはA.シュレクのチームメイト、ブレシェルが獲りましたが…今日はSaxobankは何がしたかったんでしょう。ステージ狙い? 総合狙い?? それとも両方??? ねぇ、リース監督…

2009年6月15日月曜日

13年ぶり! おめでとう、新城幸也!!


新城 幸也
Tour de France出場!


BBoxブイグテレコムの新城幸也選手のTour de France出場が決まりました!!
http://www.cyclowired.jp/?q=node/9359

日本人の出場は、今中大介さん以来、13年ぶりになります。

今年、日本のチームから、フランスのBBoxブイグテレコムに移籍、当初の予定では、ツールへの出場予定はありませんでした。(チーム的に。フランスのチームだけに、フランス人が優先される。)
しかし、春先からの活躍により、チーム幹部の評価がうなぎのぼりで、ツール枠を射止めた訳です。
是非とも頑張ってもらいたい。

そして…

スキルシマノの別府史之、土井雪広がツール枠を射止められるか?
いまからどきどきします。

2009年6月14日日曜日

ドーフィネ・リベレ#7 & ツール・ド・スイス#1

Tour de Franceの前哨戦といわれるこの2つのレース。

ことしから、"Criterium du Dauphine Libere"が新たにTV放送されるようになり、J SPORTSさんには感謝、感謝。
でも、2日間ほどレース日程が重なり、放映するほうも見るほうも大変。

さて、そんな"Criterium du Dauphine Libere"は・・・コンタドールがどれだけエヴァンスにプレッシャーをかけ続けるか、というレースになってしまっているように見えます。
のぼりでどれだけエヴァンスがアタックをかけても、涼しい顔をしてついていくコンタドール。まぁ、ゴール直前200m位でのアタックには反応しませんでしたが、調子がいいのか悪いのか・・・
そんな"Criterium du Dauphine Libere"は本日が最終日。
新城選手の逃げが見たいなぁ・・・

一方の"Tour de Suisse"は、個人タイムトライアルだったわけですが、カンチェッラーラの速いこと速いこと。たった7.8kmのコースで、後続に約20秒の差をつけてしまった。昨年のTour de France以降、体調を崩して不調続きでありましたが、さすがは06-07年の世界チャンピオン&北京五輪金メダリスト。願わくば、現世界チャンピオンのグラブシュとの直接対決を見たかったなぁ・・・
"Tour de Suisse"は本日が第2ステージ。スタートして、下って上ってスタート地点にゴールの150km。

2009年6月13日土曜日

アスタナ問題

「アスタナ」というと、中央アジア・カザフスタンの首都です。
そして、サイクルロードレース・プロツアーチームで、ステージレース最強と謳われるチームの名前でもあります。

そんなチームが、財政危機を迎えています。
今年に入り、選手にはほとんど給料が支払われていないとか・・・
チームスポンサーであるカザフスタンの主要企業たちは、世界的金融危機の影響をクリティカルに受けてしまったようで、お金が払えなかったとか・・・
今は、危機を脱したとの報道がありますが・・・本当に金融危機だけの影響でしょうか。

アスタナというチームは、元々はリバティー・セグロスというチームだった。
それが、ドーピング疑獄「オペラシオン・プエルト」で監督が逮捕、スポンサーが撤退し、チーム存続の危機に。
そのとき、チームの一員であるアレクサンドル・ヴィノクロフが、祖国カザフスタンにかけあい、カザフスタン主要企業がスポンサーとなる「アスタナ」が発足したのである。
しかし、立役者ヴィノクロフも2007年にドーピングで2年間の出場停止に。
現在は、3大グラン・ツール制覇のコンタドール、前人未到ツール・ド・フランス7連覇、今年現役復帰したアームストロング、ツアー・オブ・カルフォルニア3連勝中のライプハイマーなど、エース級の選手を何人抱えれば気が済むの? っていうくらいのチームになっているのですが・・・
カザフスタン国籍の選手が少なくなっているのは事実。
全選手27人のうち、10人。「多いじゃねぇか!」と思うかもしれませんが、ヴィノクロフの時代からは少なくなっているし、注目される選手といったら、カザフスタン・チャンピオンのバザイエフやイグリンスキーと言った面々で、エース級とはちょっと実力が離れているか、というところ。(エース級が強すぎる、というところもあるか)

で、重要なこと。

帰ってくるんだな、あの男が。

アレクサンドル・ヴィノクロフ。

彼が復帰するとなれば、現・アスタナに(エース級としての)居場所はない。カザフスタンとしては、自国の選手がエースとして戦ってくれたほうが良い訳で、金融危機とは名ばかりに、復帰する彼を応援したくて、色々画策しているのでは・・・とおもってしまう。はい、考えすぎですね。

それはともかく、ヴィノクロフの2年間の出場停止期間が明けるのは、ツール・ド・フランスがシャンゼリゼにゴールする7月末だ。

ご挨拶

はじめまして。初Blogですが、よろしくお願いいたします。

タイトルにある「Allez」は「行け」、「Cyclisme」は「サイクリング」のフランス語です。
(といっても、フランス語を習っていた訳ではありませんので、使い方としてあっているか定かではありませんが…)

このBlogは、
日本ではあまり馴染みのない「サイクルロードレース」の話題や、
自身のサイクリングの記録、そして、ダイエットの経過を中心に触れたいと思います。

ダイエット・・・そうなんです。太っているんです。
身長は176cm位なのですが、体重は108kgあります。

私は堕落した人間ですので、(堕落しているから太ってるんだろ、というお叱りはごもっともで)
経過を人目にさらすことで、やる気を起こさせようと思っています。
(ある意味他力本願です、ごめんなさい)