2009年12月31日木曜日
来年に向けて
今年も公私共に色々ありました。ロードレースシーンにおいても、昨年に比べると盛り沢山だったような気がします。
・新城幸也、ProTourチームに移籍。
・新城幸也、別府史之、日本人として13年ぶりのTour de France出場、そして日本人初完走。
・Astanaのチーム内不和。それでも勝ったコンタドール。
・ボーネンの2年連続のコカイン騒ぎ。
・シマノ、電動コンポーネントを市場に投入。
・世界選手権、カンチェッラーラ圧勝のタイムトライアル。感動の表彰式のエヴァンスのロード。
・ディルーカ、Giro d'ItaliaでCERA陽性。
・最終日にまさかの波乱、ツール・ド・北海道。
・若手の台頭、ツール・ド・沖縄。
来年も色々ありそうです。
・新ProTourチーム、RadioShack、TeamSky。
・ヒンカピー、バッラン、ブルグハート、エヴァンスが移籍して一気に強豪チームとなったBMCの活躍度合い。
・約半数が入れ替わりとなった、新生Astana。コンタドールの連覇なるか?
・梅丹本舗の活動縮小と、主要メンバーが移籍したNippoへの期待。
・新体制となった宇都宮ブリッツェン。栗村氏の手腕に期待。
・結局、何処へ行くの? 別府史之。
まぁ、個人的には、今年はさほど乗れてませんでしたので、乗る距離をもっと増やしたいな、と思います。
皆様にとって、来年が良い年でありますように。
2009年12月26日土曜日
忙しない年の瀬…
年末年始はお休みが取れそうですが、年明けから半月ちょっと、ノンストップです。
そういえば、シマノの栗村SDが、宇都宮ブリッツェンに移籍し、監督をされるそうです。選手だけでなく、コーチ・監督陣も移籍話が進みますね。
ロードレース界は、年明け早々、新体制でチームが活動します。
そして、1月19日より、ProTourがスタート。初戦は、オーストラリアの「Tour Down Under」。
AsiaTourは、10月が区切りなので、既にシーズンが始まっているといっても過言ではないですが、日本のチームは、3月の「Le Tour de Langkawi」が初戦でしょうか。カタールやオマーン、ムンバイ、UAEでもレースはありますが…出ない、というか、出られない、というのが実情でしょうね。どのレースも少なからずProTourチームが出てくるし、限られた枠の中では、地元や近隣国のチームが出やすいでしょう。マレーシアであれば、比較的近いですしね。でも、できるだけ外に出てレースをしてもらいたいですね。
2009年12月18日金曜日
考えさせられる
やはり、日本のスポーツ界にとって、この不況は厳しいようです。
シマノ・レーシングのブログを見ていると、栗村SDのコメントが目に留まりました。成績が経済的な価値に結びつくようにならないと、いずれ淘汰されてしまう、というもの。
http://blog.memberrelay.jp/blog/2009/12/post_ae35.html
「成績=経済的価値」というのは、なかなか厳しいものがあると思います。
成績が良ければ、メディア露出も増え、CM効果が期待できますが、日本国中のすべてのスポーツがメディア露出があるとはいえません。効果的なものは、民放で多く放映している野球やサッカー程度でしょう。マラソンや駅伝もメディア露出が多いですが、秋口から冬にかけてしか目にしませんし、他の五輪種目は、本当に五輪前後や世界選手権前後しか多く取り上げられることはないと思います。
この問題、日本のスポーツにとっては、かなり難しいと思います。
2009年12月14日月曜日
ちょっとサイクリング
当初は、南房総の嶺岡中央林道で内房から外房へ出て、県道で帰ってくるという予定を立てたのですが、昼近くまで寝てしまい、慌てて出発。当初予定をこなすと日没が予測されたため、今日は下見ということで割り切る。
自転車を車に詰め込み、急ぎ館山方面へ。
富津館山道路を鋸南富山ICで降りて、その先にある「道の駅 富楽里とみやま」に車を置く。昼食をとり、自転車を組み立てて出発。途中、迷いつつ、嶺岡中央林道の入口に到着。
3号線とありますが、嶺岡林道は鴨川までの道が4つに分かれています。
3→4→1→2の順番です。なんでだろ~
まぁ、車の離合が厳しそうです。徐々に上り坂が厳しくなっていき…
路面もアスファルトではなくコンクリート…
そこを何とか、休みつつ、登っていきます。
登りきったところで振り返ると…
良い景色です。
その後、県道と合流し、3号線終了~。
え~、先に見えるのが県道184です。まぁ、山中の3桁県道なんてこんなもんです。これを右折。
県道88と合流し、北上すると…4号林道の入口になります。
4号線は、4つの中で一番短いです。
という訳で、登って下りて終了。2車線の一般道に出ます。これを北上すると、1号線の入口に到着。
4つの中で、一番分かりやすいです。
1号線入口には、林道の標識も。
しかし、これを走ってしまうと、日没までに車のところまで戻れない恐れがあるため、ここで、引き返すことに。まぁ、それ以前に寒いというのもあるのですが…
道の駅を起点として、約2時間のショートサイクリング。
う~ん…やっぱり寒いですね。南房総といえども。
そんなことを考えつつ、帰宅…の前に、近くの日帰り温泉へ。
R127を北上し、「ばんやの湯」へ。
漁協直営で、食事処もあります。(今回はパス)
スーパー銭湯というよりは、近所の銭湯といった感じ。お湯は人工炭酸泉で、ちょっとぬるめ。なので、長湯が楽しめました。
食事処の裏口の台車の上に…
猫一匹。
来たときも帰るときも台車の上にいました。
2009年12月11日金曜日
ウィギンス、移籍
…移籍金でも動いたのだろうか。
さてさて、SaxobankのバクのColumbia移籍も決定。Saxobankから出ていく選手が多いようですが…。
そんなSaxobankはAシュレクのtwitterによると、恒例のブートキャンプをやっている模様。
さて、よく分からないのが別府の行方。正式な発表未だになし。どうするんだか…まぁいいか。どっちみち走るんだから。
2009年12月10日木曜日
国内勢力図刷新
活動停止しないまでも、完全に梅丹本舗は充電期間に入りますな。
気になるのは、NIPPOが実業団に出るかどうか。今年はコンチネンタル登録していなかったことも影響してか、出てました。
出るとすれば、最強シマノレーシングに牙を剥くチームが出ることになり、喜ばしい。
実業団、見に行きたいんだけど…遠いんだよねぇ。あ、首都圏でレースって…もしかして、TOJの最終ステージとジャパンカップだけ?
もうちょっとやって欲しいなぁ…。
2009年12月8日火曜日
標識
「まぁ、危ないんだなぁ」と思うのですが…。
標識の位置が高いんだなぁ…。
自転車の目線って、下向き加減。車は平行から上向き加減。
あの標識、完全に車目線。半分くらいの高さが丁度良い。
間違って侵入しそうになることが多いので、なんとか見直して欲しいところ。
2009年12月7日月曜日
寒っ!
今週末は天気も良いようですので、日曜日に何処かに行きたいと思うのですが…天気が良いからといって暖かい訳ではなく…。
先週の日曜日は暖かかったようですが、体調が優れず自己キャンセル…
あとは、風が強い日が多いので、それも困ったもんで…
今週末…、あ、『サイクルモード・インターナショナル』が幕張で行われますね。先々週あたりには大阪でも行われましたが。モーターショーの自転車版ですが、大きな違いは試乗ができること。別府、新城は勿論、どうやら、最近残念なクネゴも来日するということです。(去年はブルセギンが、一昨年はナポリターノが来てたっけ…)
さて、遠乗りとサイクルモード、どっちにしようかな?
2009年12月4日金曜日
2009年12月1日火曜日
2009年11月29日日曜日
じっくりと(?)メンテナンス
2009年11月26日木曜日
南東北へ行ってきました(2日目)
11月23日
快晴の中、福島駅を出発。国道4に出ます。
阿武隈川の橋梁からは、吾妻方面に綺麗な山々が…
国道4を逸れて、阿武隈川沿いにしばらく行くと…あ、行き止まり。
来た道を戻り、富岡街道に出ます。
その後、国道114から県道40へ。
のどかな風景の中、いつしか二本松市へ。
しかしながら、この県道40が厄介者で、アップダウンの連続。A氏バテ気味…
そんなアップダウンを越えて、三春駅に到着。
ただし、周りは何もなく、電車もしばらく来ません。
再び走り出し、一路郡山へ。
途中、さくら湖という、三春ダムのダム湖を越え…
郡山市に入りました。入ったばかりの郊外の風景は…
ん~、秋だねぇ~…
日本の秋の風景を堪能した後、郡山駅へ。そこからは、混み合う新幹線で帰宅と相成りました。
今回の旅の行程を通じて、日本の秋を堪能できたような気がします。
さて、次は何処へ行こうか…
2009年11月25日水曜日
南東北へ行ってきました(1日目)
更に、普段は一人なのですが、A氏と2人です。
11月22日
東京から新幹線で山形県高畠駅へ。
ゆったり座って…と思いきや、山形新幹線って狭いのね。自転車と共にデッキで過ごしました。
で、高畠駅。
随分と立派な…しかも駅構内に温泉がありました。
さて、ここから自転車を組み立て、「まほろばの緑道」へ。これは、かつての山形交通高畠線の廃線跡を利用した歩行者自転車道。途中、ダート区間がありちょっと参ってしまいましたが…
旧高畠駅がちょっとした公園になっていました。
旧高畠駅の駅舎と…
当時の車両です。
まほろばの緑道に別れを告げ、国道113号で二井宿へ。かつて「山中通小坂越」という羽州街道と奥州街道をつなぐ街道でありました。二井宿の先は「二井宿峠」という峠があり、現在はトンネルを通って行くわけですが…自転車でトンネルは怖いので、ここは旧道で上りますが、これがなかなかのくねくね道。7~8%の勾配の上り坂が続きます。
やっとの思いで、峠の手前で県境を通過。ここからは宮城県です。
ここからは下り。本当は気持ち良いのでしょうが…ほとんど日陰で寒い寒い。
途中、ホットコーヒーを飲みつつ、七ヶ宿ダムへ。
ここまでずっと国道113号を通ってきた訳ですが、交通量も少なく、走りやすい道です。
ダムのちょっと先で国道に別れをつげて、県道46号線で小坂峠を越えて福島県へ。峠の手前、京都の伏見稲荷を髣髴とさせる鳥居の列が…
「万蔵稲荷」というそうです。夕方というのに、すごい車の数です。
何とかがんばって小坂峠へ。すると、絶景が待ってました。
峠を下り、旧奥州街道と合流。そのまま福島駅へ向かい、一泊と相成りました。
2009年11月24日火曜日
フミがRadioShackへ?
新チームRadioShackが出した名簿の中に、別府史之選手の名前が。ランスとはDiscoveryChannel時代以来となる訳ですが…大丈夫なんだろうか?
フミのDiscoveryChannel時代は、不遇の時代でもあった。プロになって最初は何事も新鮮であったであろうが、レースに出られない。レースの出場リストになかなか載ることができなかった。チームの出場レース数が少ないのも拍車をかけた。
DiscoveryChannelが解散した後、格下のSkil-Shimanoに移籍。これまでレースに出られなかったので、自分で出たいレースについてある程度チームに言えるということで選んだチーム。そして、今年、Tour de Franceに出場し、完走。
そして、どう見てもDiscoveryChannelにしか見えないRadioShackに移籍。
DiscoveryChannelの二の舞にならなければ良いが…果たして?
2009年11月20日金曜日
Quickstep、来年はEddyMerckx
そうするとQuickstepの来年の機材に注目が集まるのですが…EddyMerckxに決定。
Specializedは、Quickstep、Saxobank、ISDと機材供給をしてきましたが、QuickstepとISDは今年で終了。来年はAstanaに供給すると共に、コンタドールとの個人契約を結んだそうです。コンタドールもAstanaと仮契約を済ませ、AstanaにProTourライセンスが下りるのを待つばかり。
でも、今年は機材契約の話をあまり聞かないような…これからか?
2009年11月17日火曜日
プロスポーツの憂鬱
世界的にみても、財政難で新しいスポンサーが見つからずチームを解散するところがある。
国内に関していうと、ロードレースに関わらず、どのプロスポーツも厳しい。Jリーグでも、大分がリーグに財政支援を求めるらしいし、陸上、バレー、バスケ…どこも厳しい。厳しくないのはプロ野球ぐらいか…? でも、余裕あるチームなんて、ほんの数チームでしょう。
このままでは、日本のスポーツが衰退してしまいます。
企業の経営状況悪化で財布が堅くなるのも分かりますが、オリンピックのスポンサードに多額の費用を払うなら、国内のスポーツへ振り向けてほしいと願います。
どうやら…的な話題
風邪…ですかねぇ。体調を崩しました。
気をつけていたつもりなのですが…
その2
前にも書きましたが、コンタドールはAstanaに残留するようです。
その3
そんなAstanaの来季の機材はSpacialized。
その4
Giro d'Italiaでコースアウトし崖下に転落した、Rabobankのオリーリョは、自転車に乗れるまでに回復。しかし、レースに復帰できるかは分からないとのこと。
その5
昨年のTour de Franceで総合3位になりながらも、CERA陽性で追放状態のコールがバイクショップをオープン。しかし、誰が寄るんだろう?
その6
世界最速の男・カンチェッラーラ。アワーレコードに挑戦を表明。文字通り、1時間でどれだけの距離を走れるかという競技。ただ、この挑戦、ノーマルバイク、ノーマルホイール、ドロップハンドルで挑戦しないといけないそうです。
その7
今年、念願のTour de France出場を果たしたSkil-Shimano。来年の出場は厳しい。確約16チームがあるので、22チーム出場となると、残りの席は6つ。これを、Garmin, Katusha, RadioShack, TeamSKY, Cervelo, BMC, Vacansoleiu, Saur-Sojasunで争わなくてはいけない。 この中に、ProTourチームが既に4つ。ProTour「級」が2ついる。
とりとめもなくすいませんでした。
2009年11月14日土曜日
天気が…
さてさて、
ここ数日、天候がよくありません。しかも寒い…。
風邪をひきそうになり、慌てて追加の布団を出しました。
こうなると自転車に乗っているのも辛く、雨の中をWaterproofの上下を着て、自転車で帰宅。「そのまま」シャワーを浴びたことも。
実は、来週末にツーリングを予定しているのですが…今後、周期的に天気が変わるようなので、天候/気温ともにちょっと心配。
いやぁ、寒いなぁ。
2009年11月12日木曜日
To do, or not to do...?
ASTANAとの契約が来季まで残っているが、期日までにライセンス更新が終わらせることができなかったため、チームを出れる状況。
ASTANAは4年契約の超高額オファーを出すも、これを蹴る。
他チームも動き始め、QuickStepも4年契約の高額オファーを出したと伝えられたり、Garminも準備万端とか…。
コンタドールもASTANAに残留条件を提示。その条件とは…
単年契約とする、要は現契約は全うするが、来季が終わったら、さっさと出ていくぞ、と。
そして、チーム内でドーピング違反者が出たら契約を解除できる、というのがひとつ。
更には、ヴィノクロフをTour de Franceに出場させない、という、ASTANAにとって非常に厳しい条件。
色々と気になるところは沢山ある。ASTANAのライセンスがいつ承認されるのか、ASTANAはコンタドールの出した条件を飲むのか、他のチームは正式なオファーを出すのか…
コンタドールは出て行くのか、残留するのか…
2009年11月11日水曜日
Wiggle
"Wiggle"という、イギリスのショップもそのひとつ。私も1度利用しました。
このショップには、かなり良い印象を持っています。
50ポンド以上で送料無料であったり、(その気になれば)フレームまで購入できる品揃えの良さ、そして何より…
私に合うサイズのサイクルジャージがある!
…なんででしょうね。国内のサイクルショップでは、サイズが無いんですよ。
日本のサイクルアパレルメーカーのトップであろう「パールイズミ」。国内向けにはサイズが無いんです。でも、海外向けにはあるんです…(;_;)
まぁ、「早く痩せろ」ってことですかね。
2009年11月7日土曜日
レースの外では仲良し
それがコチラ↓
http://www.cyclingnews.com/news/photos/contador-among-euro-stars-for-curacao/94511
コンタドールとシュレク兄弟が、イルカと仲良く遊んでいます。セラピーでしょうか?
今年のTour de Franceで、激しく戦った3人。
自転車を降りると、こんなにも仲良しなんですね。
AシュレクのTwitterになんか書いてあるかなぁ~、と思いましたが、特に何も書いてませんでした。
2009年11月1日日曜日
エヴァンス、LottoからBMCへ?
世界チャンピオン・エヴァンスが、Silence-Lottoを離脱することが発表されたそうです。
で、次のチームは…BMC?(チームからのアナウンスは未確認)
BMCは、来季に向けてかなりの補強をしている。
前世界チャンピオン・バッラン、米国チャンピオン・ヒンカピー、ワンワン落車が頭から離れない・ブルグハート…
Cerveroに感化されたか?
新チームが加わったProTour、ProTour並みの選手をそろえるProContinentalチーム、GranTourで戦えるような選手たちの選択肢が広がっていく。今年も移籍話からは目が離せない。
(不)健康診断
選手だけでなく、機材系の契約話も進んでいますね。
それはさておき、先日、会社の健康診断がありました…私は不健康診断と言っていますが…
あまり不健康さは改善していないようで。
自転車も片道6kmほどの通勤で使っている程度なので、それほど距離を乗れていませんし。
もう少し乗ってきたえないといけませんかねぇ。
2009年10月26日月曜日
人・人・人のジャパンカップ
前日のチーム・プレゼンテーションには都合で行けませんでしたが、レースはしっかりと見ました。
展開としては王道の展開でした。
これといった印象的なシーンもありませんでした。
一昨年から観てますが、それにしても人が凄く多くなりました。
8時過ぎにメイン会場に到着しましたが、既に人だかりが…
一番の見所である古賀志林道は、今年は入場規制が入ったとか…
私は、古賀志での観戦を当初から捨てて、多気不動の手前の登りで観戦。此処はそれほど人がいないので。
写真は何枚か撮りましたが、終盤は応援に全力。写真撮ってる余力はありませんでした。
主催者は大変だなぁ、と昨年から思っておりました。しかしながら、大変良いイベントだと思います。
出来ればこうしてほしいなぁ…という要望が2つ。
ひとつは、メイン会場にスタンドを設営してほしい、ということ。スタート前に、一組の夫婦とおぼしき人が、私の横に来ました。旦那さんは、足を悪くしているらしく、杖をついていました。しかし、その時に降り出した雨とトイレが遠いということで、別の場所へ移られました。
車イスのファンの方もいらっしゃるそうなので、そういう方が優先的に確保できる指定席があってもいいんじゃないかな、と思います。
もうひとつは、残り1kmにある、フラムルージュがあまりにも貧素なので、もう少し立派にしてもらいたい、と思います。
さて、来年は?
追記:写真をアップしてみました。
http://picasaweb.google.co.jp/signal.livestrong/JapanCup2009#
2009年10月24日土曜日
自由の身~コンタドール狂走曲、本格的に。
UCIが、10月22日に来年のProTourライセンスリストを発表しました。
これはライセンスの期間に関係なく、必要書類を提出しなくてはいけないのだが、この来年のリストからAstanaが漏れています。
これは何を意味するか?
コンタドールとAstanaとの契約の中に、チームがProTourチームであることが条件になっています。
そして、UCIでも選手を守るため、10月20日までにライセンス更新を済ませていない場合、所属選手は自由に契約を解除できます。
即ち
コンタドールはAstanaを離れることができる!!
ちなみに、更新手続きが完了してない他のチームは、
Caisse d'Epargne
Eusktaltel-Euskadi
Saxobank
Team Sky
(尚、後日、Saxobankは更新手続きが完了したそうです。)
まぁ、これによってゴタゴタがおきるのはAstanaくらいですかね。
Caisse d'Epargne、Quickstep、Garmin。
何処に行くでしょうかね…
2009年10月19日月曜日
ProTour終わりました
で…
誰がチャンピオンになったんだ?
まぁ、いいか。
振り返ってみると…ベルギーチームが例年以上に活躍したような気がします。
春のクラシックはQuickStep、秋はSilenceLotto、世界選はエヴァンスが取り、VueltaではプロコンチネンタルチームのVacanSoleilが連日の逃げ、しかも集団スプリントでも1勝。
去年は、春まで活躍して、あとはエヴァンスが頑張る程度だったような気が…。
逆にイタリア勢は落ち込みましたかね?
良いところにいるんだけど、力不足というか…そういえば、今年はクネゴ勝ったっけ?
さて、来年はどうなりますか?
お、その前にJapanCup。
去年以上に人が多そうだなぁ、どうしよう…
2009年10月15日木曜日
やべぇ…楽しそう! ~ Tour de France 2010
…んと、第3ステージに4箇所。しかもゴール手前30kmに集中。
さすがに、今年のParis-Roubaix難易度5(最高)は出てこないが、難易度4が1箇所、難易度3が2箇所、今年お目見えしていないのが1箇所、合計距離11km。
慣れている選手はいいとして、慣れていない人はどうすんだろ。
例えば、コンタドールをはじめとした軽量クライマーたち。石畳に飛ばされそうだね。
来年は、オランダ・ロッテルダムからスタート。
2009年10月12日月曜日
Dopingについて想う
これは、ドーピングが発覚した選手の証言等に基づくものらしい。
サイクルロードレースの闇の部分として、ドーピング問題がある。
オリンピックのパワー系競技で度々耳にするが、最初にドーピングが原因で死亡したのは、自転車選手と言われている。
現在は、EPO(エスリロポエチン)という赤血球を増加させるホルモン剤を投与することが多く、特に第三世代EPOである「CERA」は、近年まで体内から発見することが困難とされていた。ちなみに、通常は腎臓疾患等で慢性的な貧血を患う人に投与される。(EPOは通常、腎臓で生成されるため、腎臓疾患の方は慢性的な貧血となる。)
当然、一般の薬屋さんでは手に入りません。
欧州のプロスポーツでは、チームや選手個人に専属医師が付くことが多いです。それだけ医師と選手との距離が短い。日本では、サッカーでも数チームだけだそうです。(他のチームは、病院などと契約して、その時々に派遣してもらっているそうです。また、日本体育協会から紹介もしてもらえるそうです。)
医師や選手のモラルというところもありますが、医師と選手の距離が近ければ、当然、薬と選手との距離も短い。
ドーピングが他の選手、そして、他のスポーツに広がらないよう、薬だけを選手から遠ざけることを、もっと欧州は考えなくてはいけないのではないか、と考える、今日この頃です。
2009年9月30日水曜日
そして誰もいなくなった…BouyguesとCofidisにProTourライセンスおりず
エリート・ロードは今年運が無かったエヴァンス。
MTBでもアルカンシェルを獲ったことがあり、これでダブル受賞。これは史上初?
しかし、ロードのアルカンシェルには「呪い」がございますので、それによってエヴァンスが来年絶不調にならないことを祈るのみです。(今年で運の悪さは使い果たした?)
さて、新城選手所属のBouyguesとCofidisの2つのフランスチームが、ProTourライセンスの更新を却下された。マネジメントには問題ないようだが、チームそのものの戦闘力を問われたらしい。これで別府史之選手以来となるProTourライダーが、またしても消えることになる。(どうやら新城選手はチームとの契約を更新したらしい。)
しかし、この2チームはTour de Franceへの出場権は持っているらしい。国外のProTourレースへの参加義務がなくなるので、かえって良かったとの話も出ている。
しかし、このProTourの制度って、何なんでしょうね。
2009年9月26日土曜日
笑うしかない~世界選手権・男子TT
2009年9月18日金曜日
なんかオモロイ…コンタドール狂走曲、継続中
コンタドールを巡る争い、一向に収まる兆しを見せません。
・獲得に名乗りを挙げている中では、Caisse d'EpargneとGarminが積極的。
・Astanaも来年までの契約をふりかざし、引き留めに躍起。
・コンタドールは「Astanaは私を手放すべき。それが双方にとって最良である」と発言。
・コンタドール向きであろう、今年の世界選手権、当の本人は辞退。アルカンシェル着てAstanaで走ってやるものか! という意気込みか?
・Garminが、ウィギンスの放出を検討。放出先は、新チームSky。コンタドール獲得のため…?
・Caisse d'Epargneは、コンタドール以外の移籍話はほぼ終了。入って来るのは準エース級ばかり。これもコンタドールのため?
2009年9月14日月曜日
走りが変わったバルベルデ〜Vuelta #14
しかし、第14ステージは、大変興味深い展開でした。
厳しい勾配で勝負を賭けたエヴァンス、バッソ、ヘーシンク。じっと耐えたサンチェス、バルベルデ。結果、笑ったのはサンチェス、バルベルデ、そして、ひと足先に抜け出したモスケーラ。
しかし、バルベルデが昨年とは全く違う、クレバーな走りをするようになりました。昨年の世界選手権でのパッシングがこたえたのでしょうか?
残りは7ステージ。
バルベルデ、最後に笑えるか?
2009年9月8日火曜日
みんな気持ちはスイス?〜Vueltaリタイア続々
キルシェン、アンディがリタイア。まあ、アンディは胃の調子が悪かったらしいけど…。
兄フランクも、さほど上位ではない。
選手コメントとして良く書かれている言葉は「調整」。シュレク兄弟、カンチェッラーラ、エヴァンス、クネゴ…有力どころから良く出ます。
バルベルデからはそういうコメントが無いようだが、マイヨ・オロが遠ざかったら?…まぁ、その辺を考えているようには思えないけどね。
そういえば、コンタドールはスペイン代表を辞退するそうな。Astana残留が有力になって、どんどんやる気が低下しているような気が…。結局、Caisse d'Epargne、Garmin、Quickstep、Katusha、そして、アロンソの新チームから声がかかったそうだ。
それにしても、Vuelta。
黄金ジャージがくすんで見えるのは気のせいか?
2009年9月7日月曜日
勝って良かったのか、クネゴ&全盛期には程遠いヴィノクロフ
クネゴが勝ちましたが…勝ち方がクラシックみたいで…。まぁ、超級を登る途中でアタックが駆けられるのは、自力が上がったと見て良いのだろう…多分ね。
さてさて、ヴィノクロフ。
9分ほど遅れてのゴール。やはり、本調子には程遠い。1年くらいはかかりそうだ。
来年のツールのエースにはなりえないでしょう。今回の結果を一番喜んでいるのは、コンタドール?
2009年9月4日金曜日
契約話
2. ライプハイマーは順当にShackに移籍。2年契約。
3. バッランが移籍するBMC。ヒンカピー、ブルグハート等、大物を補強。ヒンカピーは、先日の国内選手権でアメリカナショナルチャンピオンとなった。
4. 流浪の民となっているステーグマン。今度はShackと交渉中。今季はもうないな。
5. ボアッソンとアルベセンがSKYに移籍の噂。このチームの契約話がやっと浮上したな、という感じ。それにしても、コロンビアは出入りが激しいなぁ。
2009年9月1日火曜日
順当な日本代表〜世界選手権男子ロード
日本の出場枠は3人。
ツール完走の新城、別府。
そして、ナショナルチャンピオンの西谷(愛三工業レーシング)。
世界選手権は周回コースによるワンデイレース。今年はスイス。
スイスということで、昨年より積算標高は高いと思いますが、ジャパンカップも似たようなものなので、登り苦手の新城も問題ないでしょう。…あ、でも、距離が違うなぁ。大丈夫だろうか。
世界選手権といえば、現在世界チャンピオンのバッラン。
なんと、来季からはコンチネンタルプロチームのBMCで走ることになりました。グランツールやクラシックレースへはなかなか出られなくなりますね。でも、BMCは他にも交渉中の選手がいるようで、メンバーによっては出られるかも…
さて、Vueltaは4日目に突入。
なんか春のクラシックを見ているようなコース。
スプリンターの実力、調子の良し悪しが均衡していて、ツールとは全く正反対。
さて、今日は誰が勝つかな?
2009年8月29日土曜日
さぁ、Vueltaだ!…されどVuelta?
ヴィノクロフの電撃復帰により、Tourとは違った面白さが期待できそう、なのですが…
総合優勝候補は、サンチェス(Euskaltel)、バルベルデ(Caisse d'Epargne)、バッソ、クルイジガー(Liquigas)、ヘーシンク(Rabobank)、エヴァンス(Lotto)、キルシェン(Columbia)、ゲルデマン(Milram)、シュレク兄弟(Saxobank)、モスケーラ(Xacobeo)。ざっと挙げては見たものの、GranTourを征したことがあるのはバッソだけ。しかも出場停止をくらう前だから、結構昔の話。そういったことでは、ちょっと難しい…
え?クネゴが入っていないって? だから無理だって。クラシックレーサーになっちゃったんだから…
もっと難しいのはポイント賞。
ファラー(Garmin)、フレイレ(Rabobank)、ボーネン(Quickstep)、ベンナーティ(Liquigas)、グライペル(Columbia)、チオレック(Milram)、ブレシェル(Saxobank)。
現在の勢いからすると、ファラー、グライペル。ただ、完走するかどうか…
というのも、Vueltaが終わってすぐ、世界選手権があるから。
今年のコースはクライマー向き、という声もあるようだが、フレイレ、ボーネンは確実に出場するであろう。
総合争いをする選手でも、優勝争いから脱落した瞬間、リタイアして世界選手権にシフトするかもしれない。
もっと厳しいのはタイムトライアル。
Vueltaが終わるのが9月20日。世界選手権のTTは24日。3日後には、TTを走らないといけない。
現チャンピオン・グラブシュ、昨年表彰台のタフト、北京金メダル・カンチェッラーラ、英国人スペシャリスト・ミラーはVuelta出場。ザブリスキー、ウィギンス、シャヴァネルは未出場。
ロードは、翌日曜日の27日。
Vueltaに出てなくて、狙えそうなのは…ウェーグマン、ヒンカピー、ライプハイマー、ランス?? コンタ???
それ以前に、各国代表はまだ発表されていませんので…それを待ってからですかね。
ちょっと悲しき、Vuelta a Esparnga。今年はオランダでのTTでスタート。
…日本代表、誰かなぁ。
2009年8月25日火曜日
皇帝、見参…ヴィノクロフ、Astanaと2010年まで契約
アレクサンドル・ヴィノクロフ
これで、Vueltaにも出場することになる。レースには既に復帰していて、ナショナルチームでステージ1勝。先日のインドネシアで行われたアジア選手権でも2位となっている。問題は、トップレベルでどれだけ走れるのか、グランツールを戦える力を備えているのか、という点。
まあ、それについては数週間のうちに答えが出るであろう…
ペタッキ、Lampreとの契約にサイン
より大きなレースへの出場機会を求め、来季よりLampreに移籍する。2年契約。
現所属のLPRは、来年のGiroに出られないだろうし…
ペタッキが戻ってくることで、他のスプリンターは気が気じゃないだろう。
Giro、Vueltaでポイント賞ジャージを獲得。未だ取れていないマイヨ・ヴェールの獲得に挑むか?
かつてはトレインを組んでスプリントしていたが、Columbiaトレインに楽々と無賃乗車。チームのために仕事をしなくて良ければ、他のスプリンターには脅威だ。
ところで、スプリンターといえば、お騒がせのステーグマンとボーネン。ステーグマンは色んなところに顔を出しますが、Milramですかね。一方、ボーネンは、ベルギーとオランダで開催のEnecoTourでステージ優勝。ただし、ボーネンらしく、フランドルの石畳。故郷の近くだったそうだ。完全復調はまだまだみたい…
2009年8月24日月曜日
困った困った…
輪行して、少し遠出をしたいところですが、ちょっと困っていることがあります。
列車で輪行しようとするとき、自転車を分解して輪行袋に詰めて…とやる訳ですが、エンド工具がちょっとした衝撃で外れてしまうのです。それなりに締めているんですけどね。
なんとかならないかなぁ…
DIYでちょっと作ってみようかなぁ…
2009年8月19日水曜日
移籍市場真っ盛り?
2009年8月18日火曜日
コンタドール狂走曲
Caisse d'Epargneが獲得に前向きな姿勢を示している。他にGarminとKatushaが興味を示していると言われている。Rabobankも、フレチャを手放すことにより、メンショフやヘーシンクとの調整が出来れば、獲得に動くかもしれない。
そして、ここにきて、Astanaが「2010年まで契約が残っているのだから、来季もウチで走ってもらう」との声明を発表。
より騒がしくなってきた。
ヴィノクロフのAstana加入も目前。来年に向けての移籍市場は、例年以上だ。
…ところで、ブエルタの出走予定リストにヴィノクロフがリザーブで載っているらしいのだが、まだチームに所属してないけど、いいの?
2009年8月10日月曜日
ディルーカよ、お前もか…〜B sample is possitive, CERA.
裁判で無罪を勝ち取る、とのコメントが弁護士から出されたが、今までのケースから考えて、多分無理だろう…4年間の出場停止が要求されているそうだ。
いつになったら、クリーンになるのだろうか…
2009年8月8日土曜日
普通だったんだ…
「ドーピングしたら、罰金として年俸の5倍の金額をチームに支払う」という追加条項にサインしなかったステーグマンが、Katushaを離れました。サインしなかった理由について、色々と憶測を呼んでいるかどうか知りませんが…私が勝手に思うに、自分がエース・スプリンターではない、ということに嫌気が差したんではないでしょうか。ステーグマンは昨年の7月というかなり早い時期に、Katushaの前身、Tinkoffと契約。しかし、チームは、マキュアン、ナポリターノ、ポッツァートというスプリンターと契約。自分はスプリンターで居たい、と思ったけど、どうもトレインの最終発射台の位置になりそうだな、という気がしたんでしょうね。そこに追加条項。サインしなければチームを出られる!って、思ったんではないでしょうかね。
いや、勝手な憶測ですよ。こんなの、本人に聞かないと知りませんよ。
それはそうと、Blog開設以来、ちっとも触れられていない、ダイエットの話。
約2ヶ月経過したんですね。
体重の減り具合ですが…108kgが、105.5kgの2.5kg減となりました。
2.5kg減と書くと、何かすごいな!…っていう気がしますが、108に対する2.5ですからね。2.3%です。50kgで換算すると1.15kgです。体重が落ちた要因も、サイクリングの占める割合は少ないと思います。周囲のサイクリストに比べたら、やはり距離が少ないですから。
…たぶん食事ですね、主要因は。
夕食の量を減らしています。どんな感じかといいますと、「ご飯、納豆、小鉢の野菜」以上です。脂質をできるだけ落とす方向の食事です。休日は普通の食事をしていますので、厳しいということはありませんし、小鉢を変えることで、気分転換も図れます。なかなか痩せないんだよなぁ、という方。いかがでしょうか?
2009年8月4日火曜日
まだ8月なのですが…
2009年7月29日水曜日
兵どもが夢のあと…Tour de Franceが終わって
コンタドールが2位のアンディ・シュレクに4分以上の差をつけて、自身2度目の総合優勝を果たしました。
ここ2年の中では、大きな差となりましたが、盛り上がりは1番ではないでしょうか。
要因としては…
1. 7連覇を果たしたアームストロングが4年ぶりに復帰したこと。しかも、コンタドールのチームメイトとして。アームストロングの言動一つ一つに注目が集まり、メディアが踊らされた感も…しかし、総合3位は立派。
2. ウィギンスの活躍。タイムトライアルのスペシャリストが、いつの間にか総合上位に食い込んだ。表彰台には届かなかったものの、大いに楽しませてくれました。
3. カヴェンディッシュとフースホフトのマイヨ・ヴェール争い。集団スプリントで圧倒的強さを見せたカヴェンディッシュ。一方で、スプリントで常に上位につけると共に、山岳ステージで逃げを見せたフースホフト。軍配はフースホフトに上がったが、カヴェンディッシュが上れるようになると、かなり手強い。
4. 13年ぶりに日本人選手が出場。しかも2人。更には完走。新城選手はスプリントで存在感を見せ、別府選手はチームの一員としての役割をきっちり果たし、しかも最終シャンゼリゼで逃げをうち、敢闘賞を獲得した。日本人選手もトップレベルで平然と勝負出来ることを証明してみせた。
5. ケニー・ヴァン・ヒュンメルのドキドキ完走劇場。NewYorkTimesにも取り上げられ、現地では人気者に。残念ながら落車負傷でリタイアとなってしまいましたが、優勝争い以上に盛り上がったと思います。
残念なことも…
1. 優勝候補の早々の脱落。メンショフ、エヴァンスは、序盤のチームタイムトライアルで振るい落とされ、サストレも山岳で遅れた。ヘーシンクは残念ながら落車骨折でリタイア。優勝争いに絡んだのは、アンディ・シュレク、ウィギンス、あとは、チームメイトのアームストロングとクレーデン。役者が少なかった。
2. スプリンターの不甲斐無さ。集団スプリントを制したのは、カヴとフースホフトの2人だけ。色々調整して出てきたボーネンも、結局絡まずリタイア。ベンナーティも精彩を欠き、ナポリターノは早々にタイムアウト。1km手前で結果が分かっちゃう。つまらない…
今年のグラン・ツールもブエルタを残すのみ。こちらへの期待も高まりますな。
2009年7月22日水曜日
Tour de France ~ 王者の選択
2009年7月18日土曜日
Tour de France ~ 新鋭の実力とベテランの意地…?
総合争いは、依然として動かず。
予想外の出来事として、Astanaのライプハイマーが手首を骨折し、リタイアしたこと。
新人賞も、U25歳の総合争いですから、これも変わらず。
山岳賞争いについては、LiquigasのペッリツォッティがEuskaltelのマルチネスデエステバンを逆転。ペッリツォッティは上りの力が強いし、万全であれば総合争いもできる実力。今回は、Giroの疲れがあったり、ニーバリとクルイジガーがエースだったりで、山岳賞に名乗りを上げているのだろう。こちらは、ペッリツォッティが総合争いの選手に持っていかれない限り、(多少の変動はあっても)磐石ではないでしょうか。
面白いのがポイント賞。
現在はCerveroのフースホフトが首位。2位にはカヴェンディッシュ。
ガチンコのスプリントでは「オレ様最強!」カヴェンディッシュが勝つのですが、中級山岳ステージやちょっとした上りゴールだったりすると、「若造は引っ込んどれ!」フースホフトが掻っ攫う。この争いはどんどんエスカレートして、「マイヨ・ヴェールは狙わないから、中間ポイントを獲りにいくようなまねはしない」といっていたカヴェンディッシュが、フースホフトをだまくらかして獲りに行っちゃったりして、中間ポイントも目が離せない状況になっちゃいました。
本日の第14ステージは、比較的平坦なルートで、逃げを容認しない限り、スプリント争いになるでしょう。
気になるのは、ゴール前残り2kmから1kmにかけて、ちょっと上っているということと、逃げを追いかけるのに、Columbia-HTCに協力するチームが存在するか、ということの2点。
私がCerveroやGarminの監督であれば、絶対に協力しない、もしくは、1人くらい出すけど三味線弾かせる、くらい。
そういうわけで、逃げを得意としている皆様には、絶好のステージになるのではないでしょうかね。
2009年7月13日月曜日
Tour de France 序盤戦終了
2009年7月12日日曜日
灯台下暗し ~ 梅丹本舗GDRの財政問題
2009年7月8日水曜日
Tour de France ~ 勝手に総合予想
前日のチームタイムトライアルは、落車続出の大波乱。
Skil-Shimanoで1名リタイアしたようですが、あのコースでチームTTはどうだろう…という気がします。
でも、5日目はいたって平和…と思いきや、メイン集団で落車がちらほら…
4日目のチームTTで、少し総合争いが見えてきたような気がします。
そんな訳で、勝手に総合予想。
<いけそうな人たち>
アルベルト・コンタドール (Astana)
上りの安定感は、出場選手の中で一番。
今年は、スペインのタイムトライアルチャンピオンとなり、タイムトライアルも心配なし。
今年のParis-Niceであったような失敗は、もうしないでしょう。
唯一の心配は、チームメイトか?
アンディ・シュレク (SaxoBank)
上りについては、コンタドールほどの安定感はないかもしれないが、ほとんど問題ないレベル。
3年前のGiro d'Italiaで2位になった時の力が発揮できれば…
タイムトライアルが弱点だが、チームの強力なサポートが期待できる。
<もしかしたら…という人たち>
ファビアン・カンチェッラーラ (SaxoBank)
泣く子も黙るタイムトライアル・スペシャリスト。
しかし、Tour de Suisseで見せた総合力を見せられれば…
また、Saxobankはシュレク兄弟にどうしても注目が行ってしまうので、それも良い方向に転ぶのでは?
ランス・アームストロング (Astana)
4年ぶりに戻ってきた“ボス”は、チームメイトであるコンタドールのアシストを表明しているが、今のところ、そんな素振りなし。現在の順位もタイム差なしの2位。
タイムトライアルも苦手とせず、何より7連覇の経験がある。
さて、アシスト…するのかなぁ。
ヴィンチェッツォ・ニーバリ&ロマン・クルイジガー (Liquigas)
結構いけるんじゃないかなぁ…
というのは、このLiquigasの若い2名は、上りの力もタイムトライアルの力もそこそこ持っています。
また、今年のGiro d'Italiaで総合3位のペリッツォッティもいるので、良いアシストも受けられそう。
新人賞対象選手ですが、より高みも目指せそうです。
<ん~、今年は…>
カデル・エヴァンス (Silence-Lotto)
この人は、ツキがないですね。
チームTTでは、チームメイトが早々に落車して厳しいTTになってしまった。
総合争いするためには、つまらないところでタイムを失い、チーム力の無さを露呈してしまった形になった。
結局のところ、個人の力はほかのライバルと対等に渡り合えると思いますが、チーム力の無さが致命傷。
デニス・メンショフ&ロベルト・ヘーシンク (Rabobank)
メンショフはチームTTで落車、ヘーシンクはこの5日目で落車。Rabobankとしたら踏んだり蹴ったり。
個々の力もチーム力も申し分ないのですが…
カルロス・サストレ (Cervero)
昨年の総合優勝者。
実力はありますが、昨年は実力+チーム力で勝ったようなところがある気がします。
今年は、そのチーム力に欠けているような気がします。
とくに上りでは…ゴメスマルチャンテ…だけ…かなぁ。そうでないにしても、サブエースがいないのは痛いかなぁ。
2009年7月6日月曜日
Tour de France Start!!
出場メンバーが変更されたチームもあったりしましたが、無事にスタートを迎えたようです。
第1ステージのタイムトライアルはLiveで見ることができませんでしたが、カンチェッラーラが他を圧倒して勝ったようです。Tour de Suisseの好調さをキープしているようですね。
一斉スタート初日となる第2ステージは、カヴェンディッシュがこちらも圧勝。ただ、それよりも新城幸也が5位入賞に興奮しました。
これから3週間、眠れぬ日々が続きますねぇ…
新城幸也といえば、出身地石垣島の地方新聞「八重山日報」の記者が、ツールに帯同しているそうです。恐るべし、八重山日報!
神奈川新聞の記者は行っていないのかなぁ。(別府史之は茅ヶ崎出身)
全国紙でも、この2人は取り上げられていましたが、日本人が出場する、ということが当たり前になって欲しいな、と思います。
現在、第3ステージですが…すごいゆっくりですねぇ…
でもまぁ、スプリントになるんでしょうね。
2009年7月1日水曜日
Tour de France Roster (AG2R, Cofidis, Française des Jeux, Agritubel)
で…早速きな臭い匂いがしてきましたが…?
Silence-Lottoのデッカーが2007年12月のDopingTestの再検査でEPO陽性が出たそうで…
07年だから、未だRabobank在籍のときですな。
っていうか、何で過去の検体ひっぱりだしているのか…よくよく読むと当時から数値が怪しかったらしいな。
というわけで、ウェゲリウスが代わってTourに出るそうです。
(あ、これはもう、今年もエヴァンスは無いな…)
さてさて、ここ数年ぱっとしない、地元フランス勢を見てみますか…
BBoxは既にやりましたので、それ以外の4チームを。
AG2R
いつも思うのですが、これで"アージェードゥゼール"と読むんですよね。外国の言葉ってすごいなぁ。
ウラディミール・エフィムキン、デッセル、ノチェンティーニ、アリエッタ、デュポン、グベール、モンドリー、リブロン、ロッシュ。
フランスのチームですが、結構多国籍。
エフィムキンは、結構上位に食い込むことが多いので、要注意です。また、デッセルやノチェンチーニの登坂力にも注目。ロッシュが、先日のアイルランド選手権で勝ったため、ナショナルチャンピオンジャージを着用。どんな色使いのジャージになるか楽しみ。
Cofidis
オジェ、デュムラン、デュケ、フェルナンデス、ケルヌ、ミナール、モワナルド、モンクティエ、ポリオル。
こちらはフランス色が強いですね。
J-SPORTSで栗村さんに散々やる気無いと言われてしまうモンクティエ。多分、そういう風に見える顔のつくりだと思うのですが…。ドーフィネでも良い活躍をしておりましたので、山岳賞を狙っていくでしょうか。
昨年までは、「逃げ屋」シルヴァン・シャヴァネルがいましたが、Quickstepに移籍してしまいましたので、みんなで逃げを打ってほしいです。
Française des Jeux
カザール、コッペル、ジェラン、フタロヴィッチ、ジョリ、ルメヴェル、ヴォグルナール、ヴェッカネン。
よく聞く名前ですが、成績が思い出せません(失礼)…ということは、よく逃げている?
戦力的に「これは!」というものが無いので、逃げて目立って、あわよくばステージを…
Agritubel
ブーエ、カルザティ、Bフェイユ、Rフェイユ、ゴンサーロ、ルレ、ルカトル、モロー、ヴォゴンディ。
モローばっかり注目が集まりますが、Rフェイユも昨年マイヨ・ジョーヌを1日だけだが着用。あれはね、日が悪かったね。獲った翌日がTTだったからね。でも、若手が多いが各年代の選手が入っており、モローに代わるエース争いという観点で見ると、結構楽しめるかも。成績は…まぁ、おいといてね。
2009年6月30日火曜日
Tour de France Roster (Lampre, Quickstep, Caisse d'Epargne)
チームや選手は色々と楽しみにしていると思うのですが…
…あるもんですね。色々と残念なチームが。
Lampre-NGC
ブルセギン、バッラン、バンディエラ、フルラン、ロースリ、リーギ、サンタンブロジオ、サパ、スピラック。
昨年世界チャンピオンになり、アルカンシェルを身にまとってから、本当に「呪い」にかかってしまったバッラン。
先日のTour de Suisseで久しぶりに見ましたが、やはり本調子とは程遠い。
また、若くしてGiro d’Italiaを征したものの、GranTourではさっぱりで、どちらかというとクラシックライダーになってしまったクネゴは、(予定通りか知らないが)入っておりません。
このメンバーで総合を狙うとするとブルセギンだが、それほどの力はないと思うので、山岳でブルセギン、集団スプリントでフルランでのステージを狙うことになるでしょうか…
Quickstep
バレド、デヴォルデル、シャヴァネル、デヨンフ、ピノー、ロセレル、トザット、ヴァンデワール。
残1枠に、デーヴィスまたはボーネン。
個人的には、ボーネンには退場していただきたい。2年連続同じ過ちを繰り返すのは、選手以前に社会人としていかがなものかと思います。
ボーネン不出場で考えると…2年連続でシャヴァネルに逃げ勝利! とならないと、ステージは無理かな。
総合や山岳でも、これはっ! と思える人がいない。まぁ、それ以前に、抱えている選手の管理ぐらいしてもらいたいものだ。
Caisse d'Epargne
LLサンチェス、ペレイロ、アロヨ、グティエレス、コワイオ、コスタ、パサモンテス、ロハス、ウラン。
ヴァルベルデは、残念ながらイタリア五輪協会の謀略?に遭い、出場できず。
総合争いは、LLサンチェス、ペレイロ。
LLサンチェスは、今年のParis-Niceを征し、ペレイロは、06年のツールを征している。
ペレイロがそのときの力を持っているかどうかは定かではないが、この2人からマークは外せないでしょう。
ただ、本命や対抗ではなく、穴、というところでしょうか。(大穴ではない。)
残念3チームの中では、それほど残念ではない?
…むしろ喜ばしいことだったり
2009年6月29日月曜日
Tour de France Roster (BBox BouyguesTelecom, Skil-Shimano)
日本人としては、絶対に外せない! そして、先刻、Skil-Shimanoの残りの3人が発表され…
おめでとう! 別府選手!!
パチパチパチパチ…
BBox BouyguesTelecom
おっと…こちらも最後の3人が先ほど決まりましたね。
ルフェーブル、ピショ、アッドゥ、フェドリゴ、ボネ、ローラン、ヴォクレール、トロフィモフ、そして、新城幸也。
マイヨ・ジョーヌ着用経験のあるヴォクレールをエースに据えて、フェドリゴ、トロフィモフ、ボネあたりで逃げて、容認してもらって区間優勝を取りに行くか。あとは、山岳賞を狙いに行けると思います。
ただまぁ、総合争いは難しいでしょう。
Skil-Shimano
今回ワイルドカードで出場。
ティマー、ローイヤッケル、ファンヒュンメル、イヴェール、ルモワンヌ、ゲスク、ウポン、デコルト、そして、別府史之。
このチームは、注目がもうひとつ。
コーチとして、今西尚志さんが帯同します。今西さんは、国内チームのシマノレーシングの監督という立場と、Skil-Shimanoのコーチという立場をお持ちのようです。春のクラシックのツール・ド・フランドルにも帯同されて、J-SPORTSに電話生出演していましたね。これはこれで楽しみ。
さてさて、エースはイヴェールということになりますかね。発表以前から、「イヴェール以外は全くの白紙」と監督が明言されていましたからね。こちらも総合争いとか、スプリントとかは無理なんで、序盤の山岳賞とか逃げ容認ステージでの区間優勝ですかね。
どちらも総合争いは難しいです。
それは逆に、ある程度の自由が選手たちに与えられるということではないでしょうか。
新城、別府、両選手には、是非とも逃げに乗って、TVにじゃんじゃん写ってほしいですし、できれば、何かしらの特別ジャージを…
2009年6月28日日曜日
Tour de France Roster (Columbia, Garmin, Katusha)
Columbia
ブルグハート、カヴェンディッシュ、アイゼル、ヒンカピー、キルシェン、マルティン、モンフォール、レンショー、ロジャース。
注目は、もう、カヴェンディッシュがマイヨ・ヴェールを持ち帰ることができるかどうか、です。
この世界最強のスプリンターとトレインが上手く噛み合えば、殆どのスプリントステージは取れるでしょうし、登り基調でカヴェンディッシュがダメでも、アイゼルやレンショーで取れるでしょう。先日行われた国内選手権のTTで、キルシェンがルクセンブルク、ロジャースがオーストラリアのそれぞれチャンピオンになりましたので、チームTTも楽しみ。
…おや? TT世界チャンピオンのグラブシュがいませんねぇ。 初日のTTでのカンチェッラーラとの新旧チャンピオン対決を見たかったのですが…。
Garmin
ディーン、フェラー、ヘシェダル、マーティン、ミラー、ペイト、ヴァンデヴェルデ、ウィギンス、ザブリスキー。
全員英語圏、かな?
ヴァンデヴェルデは総合も狙えると思うのですが、Giroでの骨折からどれだけレース感が取り戻せているか。結構序盤でやっちゃいましたからね。上位10位くらいまでには入れそうですが。
このチームの注目は、やはり、チームTT。GiroではColumbiaにやられましたから、リベンジに燃えている?
あ、ガチンコスプリントで頭を取るのは無理でしょう。フェラーの位置取りは、大いに問題があるのをGiroで見せ付けてしまいましたから。
Katusha
ボチャロフ、オラク、イグナチェフ、イワノフ、カルペッツ、ナポリターノ、ポッツァート、トルソフ、ヴァンデンベルフ。
…ベルギー人いたんだ、このチーム。
イワノフとカルペッツが総合上位を狙うようですね。
スプリントでは、ナポリターノとポッツァート。ポッツァートはスプリントを掛けるタイミングをよく失敗していますが…ただ、ポッツァートは最近見るとロングスプリントを得意(?)としているようなので、コロンビアトレインを崩すには良いかも。ゴール前で捉えられても、ナポリターノで取りに行けるし。
スプリントは、カヴェンディッシュの足 vs 他チームの頭脳 ですかね。
トレイン崩しの戦法は、Katushaだけでなく、Garminや、先にあげたCerveroも、ハウッスラーとフースホフトで取りに行けますね。Quickstepは、メンバー次第で面白くなりそうですが…
2009年6月27日土曜日
Tour de France Roster (Rabobank, Silence-Lotto, Cervero, Liquigas)
Rabobank
チームのエースはメンショフ。山岳のアシストとしてヘーシンクか?
他は、フレイレ、フレチャ、ガラーテ、ニーアマン、ポストゥーマ、テンダム。
今年のGiroを制したので、一気に注目されるようになりましたが…華はないですね、メンショフには。地味ぃ~な感じがします。メンショフにとっては、ヘーシンクのアシストは心強いですが…実は、ヘーシンクがエースで、メンショフはアシストだったりして…。
あ、そうそう。Giroで崖下に転落して重傷を負ったオリリョが退院したそうです。良かったですなぁ…
Silence-Lotto
エヴァンス、ヴァンデンブロック、デッケル、ヴァンスーメレン、ヴァンアーベルマート、シェイリンクス、ドラージュ、ロイド、ラング。
昨年はマキュアンが出てましたね。アシストに回ってスプリント勝負できませんでしたが。今年は、ヴァンアーベルマートですか…。最終日に期待。
総合争いは…やっぱり2位でしょ、エヴァンスは。
昨年のラルプデュエズを見ていて思ったのですが、エースになれるような強力なアシストを持っていないと、徹底マークされて辛いですね。Lottoには、それがないんですよねぇ。
Cervero Test Team
クエスタ、グストフ、ハウッスラー、フースホフト、クリアー、ランカスター、ゴメスマルチャンテ、ロウルストン、サストレ。
昨年の総合チャンピオン、サストレがいますが、2連覇は難しいですかね。総合上位につけるとは思いますが、首位争いを演じるには、やはりチーム力が弱い部分がありますね。昨年はチーム力で勝ったようなものですからね。
このチーム、どちらかというと、ステージ優勝のほうが狙えそうですね。
Liquigas
ベンナーティ、ニーバリ、ペッリツォッティ、クルイジガー、サバティーニ、クチンスキー、ヴァノッティ、ヴィレムス、ヴァントボルク。
ベンナーティは、体調を崩しやすいですね。とりあえず、序盤のステージでのカヴェンディッシュとのスプリント対決は見たいですなぁ。
総合争いは、ニーバリ、ペッリツォッティ、クルイジガーの3枚看板?
おや? ペッリツォッティはスケジュールにありましたっけ? 完全に2人のアシストか? そうであれば、結構面白いかも…。
2009年6月25日木曜日
Tour de France Roster (Astana, Saxobank)
とりあえず、有力チームの布陣を見ていき、偏見に満ちた(?)つっこみをしていきたいと思います。
Astana
財政問題も解決したようです。パソコンでこのBlogをご覧になっている方、このリンク先を見てください。
http://www.astana-cyclingteam.com/
ハリウッドの映画の予告編か? と思わせる、5分5秒のFlashでメンバーを発表しています。うん、財政問題は過去のものになったのですね(笑)
さて、メンバーは、コンタドール、アームストロング、クレーデン、ライプハイマー、ポポヴィッチ、ムラヴィエフ、パウリーニョ、ラスト、スヴェルディア。
普通に考えますと、エースが4人いますねぇ…でも、最近アシストらしくないポポヴィッチを入れると5人ですか。
ブリュイネル監督は、「コンタドールがエースだ」ということを明言していますし、アームストロングも「俺は最強のアシストだ」といっています。今年のParis-Niceで見せた失態(ハンガーノック)は繰り返さないでしょう。
でも、何かしらの不調がコンタドールを襲ったら、アームストロングがエースとなりえるか? Astanaの場合、敵は内にいる、といった感じでしょうか。コンタドールも気が気じゃないでしょう。
Saxobank
昨年のチャンピオンチームですが、チャンピオンのサストレは、Cerveroに移籍。まぁ、それほどの痛手には見えませんが…
メンバーは、フランクとアンディーのシュレク兄弟、カンチェッラーラ、オグレディ、フォイクト、ニキとクリスアンセルのセレンセン兄弟、ラーション、アルヴェセン。
リース監督は「この9人は精鋭揃い。初日から最終日まで主導権を取れる」と、自信満々。エースは勿論、シュレク兄弟。でも、わたし的には、エースはカンチェッラーラ。Tour de Suisseで見せられたシュレク兄弟のいまいちさと、カンチェッラーラの好調さ。TTが鍵を握るツールで、これを苦手とするシュレク兄弟は、正直、難しいと思う。
隣り合わせ
私はあまりプロレスに詳しくないですが、いつだったか、テレビで三沢選手と高山選手がシングルで戦っているのを見ましたが、高山選手の顔の形が三沢選手のエルボーを受けるたびに変わっていくんです。それは衝撃でした。
今回の件で思ったことがあります。
スポーツは、常に危険と隣り合わせなのだと。
サッカーや野球でも負傷して引退、という話を聞きます。アメフトで、タックルを受けて脳震盪で退場、というのを中継で見かけます。F1では、アイルトン・セナがレース中のクラッシュで命をおとしました。
サイクルロードレースも然り。
先日のGiro d'Italiaで、Rabobankのオリリョ選手が、下りの途中でコースアウトし、80mの崖下に転落する事故がありました。
幸いにも、木の枝がクッションになり、一命はとりとめ、事故からおよそ1ヶ月たった現在、そろそろ退院するというところまで回復したそうです。
しかし、過去を振り返ると、事故で亡くなられた選手がいます。昨年は日本のレースで1名亡くなられました。競輪界でも、事故で亡くなられたり障害を負った選手がいると聞きます。
こう考えると、スポーツ選手は偉大だな、と、思い知らされた気がします。
7月4日からTour de Franceが始まります。大きな事故が起きないよう、祈りたいと思います。
2009年6月23日火曜日
餅は餅屋...
元はといえば、ハブのグリースアップをしようとしたのが始まりで、一度グリースアップした後に、もう一度行おうとして、締め方が悪かったのか…破損してしまいました。
お陰で自転車に乗れず…ネットやお店で新しいフロントホイールを探しています。
そういうところのメンテナンスは、自転車屋に任せておけ、ということですね。
良い教訓になりました。
2009年6月22日月曜日
Tour de Suisse #9
首都ベルンで行われる、38.5km個人タイムトライアル(TT)。
通常のレースとは異なる自転車、異なるレース方式。
一定間隔毎に、1人ずつスタートして、タイムを競う。
1人で走るので、極力空気抵抗を抑えるようなフォーム、自転車が使用される。
通常のレースでは、秒単位までしか計測されないが、TTは1/10秒単位まで計測される。普通はそれほど僅差で決まることも珍しくなく、1つの順位のタイム差は数秒というケースが殆どなのだが…彼には当てはまらなかった。
ファビアン・カンチェッラーラ
TTを得意とし、06~07年のTT世界選手権優勝、08年北京オリンピック男子ロード銅メダル、男子ロードTT金メダル。
現スイス・TTナショナルチャンピオン。
今回のTTの2位とのタイム差、なんと1分27秒。平均時速50.2km。原付並み。
2位と3位の差は15秒。なんでしょう…異次元ですね。
昨年のTour de Franceが終わってから調子を落とし、世界選手権にも出られなかった。今年に入っても調子が上がらず、春のクラシックレースは全くだめだった。
そんな彼が、さらに強くなって復活した、という印象です。
なんか…Tour de Franceも取っちゃいそうな、そんな勢い。
私の中では、優勝候補の1人としたいですね。
2009年6月21日日曜日
愛車
私には「愛車」と呼べるものが2つあります。
1つは車で、もうひとつは自転車です。
「車」は、スバル レガシィB4で、2004年に購入しました。最近、フルモデルチェンジをしたようで、先日、12ヶ月点検でお店に行ったときに見ましたが、さらにふた回り大きくなったように思えました。セダンであれだけ大きいと、ちょっとなぁ…という気がします。
「自転車」は、かなりの年代もので、知人から譲り受けたものです。
知人も永く乗っていなかったようで、かなりな状態でしたか、一つ一つパーツを取り替えて、グリースをさしなおしたりして、普通に乗れるようにいたしました。
メーカーは「Panasonic」で、「ランドナー」といわれるツーリング目的の車種です。
ランドナーというと、本来は通常の自転車と同じような泥除けがあるのですが、老朽化が著しいため、はずしました。
主たるコンポーネントは「SUNTOUR」というブランドのものを使用していますが、ブレーキについてはバネが逝ってしまっていたので、シマノの「BR-R550」に交換しました。
ホイールはARAYA製の26インチで、タイヤはSpecializedのものを使用しています。また、サドルもSpecializedの155mmのものに交換しました。
本当は、今日、その自転車の写真を撮ってアップしたかったのですが、生憎の梅雨空となってしまったので、小さいのですが、以前撮ったものをアップいたしました。
泥除けを取ってしまったので、なんちゃってロードレーサーっぽくなってしまいましたが、重量は重いものの乗り心地はそんなに悪くないので、結構満足しています。ゆっくり長距離を走る分にはちょうど良いと思います。
Tour de Suisse #7~#8
Tour de Suisseは全部で9ステージ。
8ステージが終わった段階で、Columbiaが6勝。圧倒的。
Tour de Franceも楽しみです。
Tour de France…
各チームから、Tour de FranceのメンバーのNewsReleaseが多くなってきました。
新城選手の出場が決まったBBoxBouyguesTelecomや、別府、土井両選手の所属するSkil-Shimano、コンタドールやアームストロングのAstana、今年のGiro d'Italia総合優勝のメンショフのRabobank、昨年Vuelta a Espanaで山岳賞のモンクティエのCofidis。他にAg2rも発表をしましたが、上記にあげたほとんどのチームは9人枠を埋め切れていない状況です。ぶっきらぼうな言い方ですが、レース前日の7月3日までは変更が可能なので、前日まで分からないといっても良いかな…
Skil-Shimanoの別府、土井両選手は、現在メンバーリストに入っていませんが、まだ3つの枠が空いています。
別府選手は、現在行われているRoute de Sudというステージレースで山岳ポイントトップとのことですし、土井選手も先日行われたTour de Luxembourgで活躍しましたので、可能性は少なくないと思っています。
TdFとは離れますが、各国で国内選手権が行われるようです。
日本でも、来週日曜日に日本選手権が開催されます。これにあわせて新城選手は先日帰国をいたしました。
また、スペイン選手権では、コンタドールが出場するというニュースが出ていました。
各国の国内選手権を勝つと、「ナショナルチャンピオン・ジャージ」を1年間着用できます。
個人的には、日本のナショナルチャンピオン・ジャージをTdFで見たい! …と思うのですが。
泣いても笑っても、日本選手権は来週です。
2009年6月19日金曜日
Tour de Suisse #6
やっぱり、カヴェンディッシュ。
カヴェンディッシュは、なんでこんなに強いのだろうか…
スプリントで、彼の勝てなかったレースを思い出してみると…一番最近では、Giro d'Italiaの第2ステージで、ペタッキに敗れた時でしょうか。あれは、完全に意表をつかれて、追いつけなかった、という感じですね。
あとは、いつだったか忘れてしまいましたが、ゴール前のロングスプリントで、トレインが崩壊してしまったケースがありました。
なので…
1.カヴェンディッシュより、早くトップスピードにのってしまい、意表をつく。
2.チーム・コロンビアのトレインをゴール前500〜1000mで崩すようなロングスプリントをチームメイトにかけさせる。
というところではないかと…
しかし、1はともかく、2はかなりの難問。
CerveloTestTeamあたりが出来そうかな?
ハウッスラーあたりにかけさせて、フースホフトで狙う。
…誰か、カヴェンディッシュを負かせないだろうか。
そうすれば、スプリントがもう少し見応えのあるものに…
ほぼ全部勝っちゃうもんな…カヴェンディッシュ。
2009年6月18日木曜日
Tour de Suisse #5
前日のステージでジャンプアップしたAシュレクが、ステージ終盤の登りで遅れるという波乱が…
やはり前日の逃げの疲れが残っていたのか…「二兎追って二兎捕らえる」作戦のしっぺ返しか。終盤のSaxobankの慌てぶりは凄かった。「えっ!! いないの!!!」という感じ。
私の印象では、Aシュレクのデビューは華々しかった。2007年のGiro d’Italiaで、いきなり総合2位&新人賞。今年もLiege - Bastogne - Liegeで優勝する活躍を見せていましたが…。思い返してみると、昨年のTour de Franceでも、ある山岳ステージで遅れていたな…。まだまだ若いだけに、安定感が…。
2009年6月16日火曜日
Tour de Suisse #2~#4
しかも、どちらもチーム・コロンビア・ハイロード。
第2はアイゼルが、第3はカヴェンディッシュがそれぞれ勝ちました。
エーススプリンターは、もちろんカヴェンディッシュですが、カヴェンディッシュが山で遅れても、他の選手でステージを獲れるという、コロンビアは選手層が厚い。
一方の第4ステージは、結構興味深い展開。
逃げの中に総合が狙えるSaxobankのA.シュレクが入り、残り距離が少ない中でメイン集団との差が開いていく。結局、総合トップは一緒に逃げに加わった、ag2rのヴァリャベッチに取られたが、総合争いには有利な位置まで上がってきました。
ステージはA.シュレクのチームメイト、ブレシェルが獲りましたが…今日はSaxobankは何がしたかったんでしょう。ステージ狙い? 総合狙い?? それとも両方??? ねぇ、リース監督…
2009年6月15日月曜日
13年ぶり! おめでとう、新城幸也!!
新城 幸也
Tour de France出場!
BBoxブイグテレコムの新城幸也選手のTour de France出場が決まりました!!
http://www.cyclowired.jp/?q=node/9359
日本人の出場は、今中大介さん以来、13年ぶりになります。
今年、日本のチームから、フランスのBBoxブイグテレコムに移籍、当初の予定では、ツールへの出場予定はありませんでした。(チーム的に。フランスのチームだけに、フランス人が優先される。)
しかし、春先からの活躍により、チーム幹部の評価がうなぎのぼりで、ツール枠を射止めた訳です。
是非とも頑張ってもらいたい。
そして…
スキルシマノの別府史之、土井雪広がツール枠を射止められるか?
いまからどきどきします。
2009年6月14日日曜日
ドーフィネ・リベレ#7 & ツール・ド・スイス#1
ことしから、"Criterium du Dauphine Libere"が新たにTV放送されるようになり、J SPORTSさんには感謝、感謝。
でも、2日間ほどレース日程が重なり、放映するほうも見るほうも大変。
さて、そんな"Criterium du Dauphine Libere"は・・・コンタドールがどれだけエヴァンスにプレッシャーをかけ続けるか、というレースになってしまっているように見えます。
のぼりでどれだけエヴァンスがアタックをかけても、涼しい顔をしてついていくコンタドール。まぁ、ゴール直前200m位でのアタックには反応しませんでしたが、調子がいいのか悪いのか・・・
そんな"Criterium du Dauphine Libere"は本日が最終日。
新城選手の逃げが見たいなぁ・・・
一方の"Tour de Suisse"は、個人タイムトライアルだったわけですが、カンチェッラーラの速いこと速いこと。たった7.8kmのコースで、後続に約20秒の差をつけてしまった。昨年のTour de France以降、体調を崩して不調続きでありましたが、さすがは06-07年の世界チャンピオン&北京五輪金メダリスト。願わくば、現世界チャンピオンのグラブシュとの直接対決を見たかったなぁ・・・
"Tour de Suisse"は本日が第2ステージ。スタートして、下って上ってスタート地点にゴールの150km。
2009年6月13日土曜日
アスタナ問題
そして、サイクルロードレース・プロツアーチームで、ステージレース最強と謳われるチームの名前でもあります。
そんなチームが、財政危機を迎えています。
今年に入り、選手にはほとんど給料が支払われていないとか・・・
チームスポンサーであるカザフスタンの主要企業たちは、世界的金融危機の影響をクリティカルに受けてしまったようで、お金が払えなかったとか・・・
今は、危機を脱したとの報道がありますが・・・本当に金融危機だけの影響でしょうか。
アスタナというチームは、元々はリバティー・セグロスというチームだった。
それが、ドーピング疑獄「オペラシオン・プエルト」で監督が逮捕、スポンサーが撤退し、チーム存続の危機に。
そのとき、チームの一員であるアレクサンドル・ヴィノクロフが、祖国カザフスタンにかけあい、カザフスタン主要企業がスポンサーとなる「アスタナ」が発足したのである。
しかし、立役者ヴィノクロフも2007年にドーピングで2年間の出場停止に。
現在は、3大グラン・ツール制覇のコンタドール、前人未到ツール・ド・フランス7連覇、今年現役復帰したアームストロング、ツアー・オブ・カルフォルニア3連勝中のライプハイマーなど、エース級の選手を何人抱えれば気が済むの? っていうくらいのチームになっているのですが・・・
カザフスタン国籍の選手が少なくなっているのは事実。
全選手27人のうち、10人。「多いじゃねぇか!」と思うかもしれませんが、ヴィノクロフの時代からは少なくなっているし、注目される選手といったら、カザフスタン・チャンピオンのバザイエフやイグリンスキーと言った面々で、エース級とはちょっと実力が離れているか、というところ。(エース級が強すぎる、というところもあるか)
で、重要なこと。
帰ってくるんだな、あの男が。
アレクサンドル・ヴィノクロフ。
彼が復帰するとなれば、現・アスタナに(エース級としての)居場所はない。カザフスタンとしては、自国の選手がエースとして戦ってくれたほうが良い訳で、金融危機とは名ばかりに、復帰する彼を応援したくて、色々画策しているのでは・・・とおもってしまう。はい、考えすぎですね。
それはともかく、ヴィノクロフの2年間の出場停止期間が明けるのは、ツール・ド・フランスがシャンゼリゼにゴールする7月末だ。
ご挨拶
タイトルにある「Allez」は「行け」、「Cyclisme」は「サイクリング」のフランス語です。
(といっても、フランス語を習っていた訳ではありませんので、使い方としてあっているか定かではありませんが…)
このBlogは、
日本ではあまり馴染みのない「サイクルロードレース」の話題や、
自身のサイクリングの記録、そして、ダイエットの経過を中心に触れたいと思います。
ダイエット・・・そうなんです。太っているんです。
身長は176cm位なのですが、体重は108kgあります。
私は堕落した人間ですので、(堕落しているから太ってるんだろ、というお叱りはごもっともで)
経過を人目にさらすことで、やる気を起こさせようと思っています。
(ある意味他力本願です、ごめんなさい)