2009年10月12日月曜日

Dopingについて想う

最近になって、2008年のTour de Franceのドーピング検査をやり直す、というアナウンスがされた。
これは、ドーピングが発覚した選手の証言等に基づくものらしい。

サイクルロードレースの闇の部分として、ドーピング問題がある。
オリンピックのパワー系競技で度々耳にするが、最初にドーピングが原因で死亡したのは、自転車選手と言われている。
現在は、EPO(エスリロポエチン)という赤血球を増加させるホルモン剤を投与することが多く、特に第三世代EPOである「CERA」は、近年まで体内から発見することが困難とされていた。ちなみに、通常は腎臓疾患等で慢性的な貧血を患う人に投与される。(EPOは通常、腎臓で生成されるため、腎臓疾患の方は慢性的な貧血となる。)

当然、一般の薬屋さんでは手に入りません。
欧州のプロスポーツでは、チームや選手個人に専属医師が付くことが多いです。それだけ医師と選手との距離が短い。日本では、サッカーでも数チームだけだそうです。(他のチームは、病院などと契約して、その時々に派遣してもらっているそうです。また、日本体育協会から紹介もしてもらえるそうです。) 

医師や選手のモラルというところもありますが、医師と選手の距離が近ければ、当然、薬と選手との距離も短い。
ドーピングが他の選手、そして、他のスポーツに広がらないよう、薬だけを選手から遠ざけることを、もっと欧州は考えなくてはいけないのではないか、と考える、今日この頃です。

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