2009年7月18日土曜日

Tour de France ~ 新鋭の実力とベテランの意地…?

Tour de France は、第13ステージまで消化。
総合争いは、依然として動かず。
予想外の出来事として、Astanaのライプハイマーが手首を骨折し、リタイアしたこと。
新人賞も、U25歳の総合争いですから、これも変わらず。

山岳賞争いについては、LiquigasのペッリツォッティがEuskaltelのマルチネスデエステバンを逆転。ペッリツォッティは上りの力が強いし、万全であれば総合争いもできる実力。今回は、Giroの疲れがあったり、ニーバリとクルイジガーがエースだったりで、山岳賞に名乗りを上げているのだろう。こちらは、ペッリツォッティが総合争いの選手に持っていかれない限り、(多少の変動はあっても)磐石ではないでしょうか。

面白いのがポイント賞。
現在はCerveroのフースホフトが首位。2位にはカヴェンディッシュ。
ガチンコのスプリントでは「オレ様最強!」カヴェンディッシュが勝つのですが、中級山岳ステージやちょっとした上りゴールだったりすると、「若造は引っ込んどれ!」フースホフトが掻っ攫う。この争いはどんどんエスカレートして、「マイヨ・ヴェールは狙わないから、中間ポイントを獲りにいくようなまねはしない」といっていたカヴェンディッシュが、フースホフトをだまくらかして獲りに行っちゃったりして、中間ポイントも目が離せない状況になっちゃいました。
本日の第14ステージは、比較的平坦なルートで、逃げを容認しない限り、スプリント争いになるでしょう。
気になるのは、ゴール前残り2kmから1kmにかけて、ちょっと上っているということと、逃げを追いかけるのに、Columbia-HTCに協力するチームが存在するか、ということの2点。
私がCerveroやGarminの監督であれば、絶対に協力しない、もしくは、1人くらい出すけど三味線弾かせる、くらい。
そういうわけで、逃げを得意としている皆様には、絶好のステージになるのではないでしょうかね。

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