2010年9月4日土曜日

追悼

1983-1984 の Tour de France を連覇、1989年の Tour de France シャンゼリゼのタイムトライアルで、わずか 8 秒に泣いた、ローラン・フィニョン氏が亡くなられた。享年50歳。

引退後はテレビ解説者として活躍され、今年の Tour de France もテレビで解説をされていたそうです。そして、期間中に特別敢闘賞の表彰を受けていました。ほんの2ヶ月弱前の話です。治療が上手くいっているもんだ、と思っていました。

癌を患っていると告白したときのコメントが印象に残っています。

次の治療がうまく行くことを望んでいる。
自分の意思がどれだけ強いのかは問題ではない。
もし、良い治療法を見つけることができなかったら、
癌が進行し私は死ぬだろう。
50歳で死にたくはないが、
もし治らなかったら私にできることはないだろうね。
私は自分の人生を愛している。
普通のフランス人と同じく笑ったり、
旅行や読書、食事をするのが好きだ。
死を恐れてはいないが、
まだ、準備ができていない。

記事によると、かなりの末期で、最終的には死を覚悟していたそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

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