2010年5月11日火曜日

落車、落車、落車…Giro d'Italia #2, #3

Giro d'Italiaはオランダでの3ステージが終わり、イタリアへと移動しております。

短いタイムトライアルとフラットな2ステージだけでしたが、多くの波乱を生みました。
突如として現れる中央分離帯、路面の凹凸、車を減速させるための障害物。そして風。

集団は分裂や落車に見舞われ、GARMINのヴァンデヴェルデが鎖骨骨折でレースを去りました。
また、クネゴ、シモーニ、ブルセギン、ウィギンスらが分裂の餌食となり、優勝争いから脱落。

勝負は最終週で決まると、誰もが思っていたはずでしたが、早くも少し絞られました。

1日の休養をはさみ、第4ステージは30km強のじわっと登るチームタイムトライアル。

2010年5月9日日曜日

新たな発見…Giro d'Italia #1

いよいよ開幕した Giro d'Italia。個人タイムトライアルで競われた第1ステージは、Skyのウィギンスが勝利、同時に総合トップの証、マリア・ローザを手に入れました。

毎年、Giro d'Italia、Tour de France、Vuelta a Espana、この3大グランツールのいずれかで(または複数で)楽しい発見があります。
昨年2009年は、Giro、Tourでのカムバック初年であるアームストロングの走り。
2008年は、新たな山岳スペシャリスト、ソレルの活躍。
2007年は、アンディ・シュレク。初出場のグランツール(Giro)で総合3位。(だったよね?)

で、今年も早速。

ウィギンスに破られるまで首位だった、BMCのブックウォルター。
1984年、米国生まれ。プロ3年目。
2006年のU23の国内タイムトライアルチャンピオン。
昨年は国内選手権4位。Tour of Utahのプロローグ優勝。
タイムトライアルを強みとしているようですが、昨年の国内選手権で4位に入っているということは、総合力もありそうです。

尚、彼のTwitterを見つけましたが、今回の結果に本人も非常に動揺しているようです。また、第2ステージでは、マリア・ロッソパッショーネを着用するようです。(Twitterに写真あり)
彼のTwitterはコチラ

えー、我らが新城選手は、テレビに写らず、実況・解説・視聴者「新城を写せ!」の大合唱でしたが、最後まで写らず。104位だったそうです。というか、TTは日本人の体系では不利です。

第2ステージは、アムステルダムからユトレヒトまでのまっ平らのコースで、苦し紛れの4級山岳が2つ。ここで山岳賞を取ると、第3、第4ステージが山岳ポイントが皆無なので、第5ステージまで着用できるという嬉しい特典つき。

…新城逃げるかな? というか、逃げて良いチーム内オーダーになるかな?

2010年5月8日土曜日

Giro d'Italiaが間もなく開幕します

今年で101歳となる、Giro d'Italiaですが、コース設定は、主催者のドSっぷりが伺えます。

まず、スタートがオランダ・アムステルダムであるところがひとつのドSポイント。木曜日にはイタリアに戻らなくてはいけない。ということは、前日の休息日が移動日にあてられる、ということ。しかも、オランダは山の無い低地の国。たいした疲れも無いのに休息させられる。

そして、総合を占うステージがすべて最後の8日間に収められているところがふたつめのドSポイント。そこまではたいした山岳は殆ど無し。しかし、最後の8日間は壮絶。休息日が1日あるけど壮絶。ゾンコランの山頂ゴール。ブラン・デ・コロネスの未舗装で斜度24%がある山岳TT、最終日前日は総計6000mを登らないといけない、まさにドS。

さらに、中間のステージである、第7ステージに未舗装区間を持ってきているドSっぷり。Paris-Roubaixほどではないが、パンクやスリップをしやすい。更に雨が降ると…。

そんなドSの主催者が贈る、Giro d'Italia、冒頭にもあるとおり、出発はオランダ・アムステルダムです。
今日は第1ステージ、8.4kmの個人タイムトライアル。天気は雨。
…そう、雨なんです。
歴史あるアムステルダムの市街地ですから、石畳などもあるのではないでしょうか。選手たちは転倒・骨折、なんてことにならないように注意して望むのではないでしょうか。8.4kmだと、そんなにタイム差は出ないでしょうし。

今年のGiro d'Italia、久々に日本人が出場いたします。BBoxの新城選手。
今日のタイムトライアルは156番目の出走、日本時間の23時26分です。

2010年5月3日月曜日

悩んでしまう…

「勝手に悩め!」とお思いでしょうが…まぁまぁ。(何が)

私の自転車はいまどきは珍しい7速なんです。リアが。
そして、変速も、こちらも珍しいダブルレバーなんです。
変速するたびにダウンチューブに手を伸ばさなくてはならない。

疲れてくると億劫になる。

そうすると変速しなくなる。

より疲れる。

より億劫になる。

更に変速しなくなる。

という悪循環に陥るので、何とかしたいなぁ、と思うのですが、7速のパーツを見つけるのが大変。というか、無理。

もうひとつ珍しいものはホイール。
MTBと同じHE26のホイールなんですが、オーバーロックナット寸法が130mm。
現代のMTBは135mm…合わない。ロード用は130mmですが、径が27インチ(700)になってしまう。

リア・ディレーラーは8速にすればいろいろと改善されそうなのですが、ホイールはそうもいかないようで…130mmのところに135mmをはめる訳には行かない。かといってロード用の27インチはフレームの構造上入らない。

さて、どうしよう…。

2010年5月1日土曜日

日本のサイクルロードレースに思うこと

欧州のレースを見ていて思うことですが、日本のレースって周回コースが多いですよね。欧州で周回コースは世界選手権とか国内選手権くらいで、あとレースの終盤でゴール地点を基点にあと何周回、という感じですよね。Tour de Franceのシャンゼリゼとかはそれにあたりますが…。

日本のレース、実業団やTour of Japan、Japan Cup、Tour de Kumano、は基本的に同じところをくるくる回る。北海道と沖縄がそれにあたらない…かな。

恐らく、オーガナイズの難しさであったり、多数の自治体を巻き込むので、許認可がややこしかったりするのかなぁ、と思います。
でも、日本で開催するにあたっての一番の心配事が、ゴミだと思います。
補給食とかボトルとか、ポイポイ投げられるとあまり印象が良くないです。欧州でも問題になり始めてきましたが、これは大きな問題だと思います。
なんか、軽トラを横に走らせて荷台をゴミ箱にしてみるとか、色々考える時になってきているのかなと思います。

…まぁ、軽トラが欧州にあるかどうかはわかりませんが…。