2011年3月7日月曜日

窮地、窮地、窮地! Saxo Bank Sungard ~ 2011 ProTeam

昨年から今年にかけ、いろいろと苦労の絶えないチーム。
…誰か、厄年なんじゃない? と思えてしまう。

チームを去った選手を挙げるとキリが無い。

シュレク兄弟、オグレディ、フォイクト、カンチェッラーラ、ブレシェル、フグルサング…だいたいLeopard。あ、ブレシェルはRabobankですが…。
まぁ、主要どころです。

そして、獲得した選手が、トザット(Quickstep)、ファンドボルク(Liquigas)、ナイエンス(Rabobank)、グストフ(Cervelo;CSC時代に居たので出戻り)、あと若手が数名、そして、コンタドール。(と、エルナンデス、ナバーロ、ノヴァル)

スポンサーは二社体制であるが、コンタドール獲得で、かろうじてスポンサー契約の延長を得たようなものだと思う。コンタドールの加入とほぼ同時期に発表になっていましたからね。

で、そのコンタドールにドーピング判定が待っていました。
スペインの自転車協会は、「シロ」裁定をしましたが、手続き上の不備によるものなので、UCIやWADAが黙ってはいないでしょう。それが意図的に摂取されたものではないとしても…。

UCIやWADAは未だ何も言っていませんが、Giro d'Italia や Tour de Franceに出場できない可能性が大きい。そうしたときに、抜けたシュレク兄弟、そして、コンタドールの代わりを務めることが出来る選手がいるか? というと、ポートくらいでしょうか。あとの選手はGranTourで活躍できる、という感じはあまりしません。
まぁ、逆に言うと、小規模ステージレースやワンデーであれば、Nセレンセン、CAセレンセンにも勝ち目はあるし、ステージ単体であれば、アエドなどもいますので、まったく活躍できないチームに成り下がる、ということは無いでしょう。
でも、監督であるリースがそれに満足…しないだろうな。

機材の変更はなし。しかし、コンタドールだけ別格。ヘルメットがGIROだし…。(他の選手はSpecialized)まぁ、こんなことしているから、このチームは金が無いんだよね。
ジャージ・デザインは、少し青みがかり、ワシのイラストが入った。(監督のリースの現役時代のあだ名が"Eagle"であることから)

今年は近年稀に見る苦戦を強いられるであろうが、昨年のポートのような若手の台頭に期待したい。

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