2011年2月13日日曜日

スプリントも獲れるチームへ OmegaPhama-Lotto ~ 2011 ProTeam

スポンサーは変わってはいないが、チーム名だけがちょこちょこ変わっている珍しいチーム。しかし、ここ最近は、OmegaPhamaで不変。

昨年からの変更点としては、何と言ってもグライペルが加入したこと、そして、ホステが去ったこと。グライペルが北のクラシックを狙えるかどうかは分からないが、なかなか勝てないホステに業を煮やしたか?
このチームも入れ替えが多くて、15名の選手がチームを去っている。ヴァン・アーベルマート(BMC)、ドラージュ(FDJ)、フェルナンデス(KAT)、ペロー(A2R)、シェリンクス(プロコン)、ウェゲリウス(UnitedHealthCare)…。
新加入は、ヴェッカネン(FDJ)、ヴァン・デ・ワール(QST)、ウィリエムス(LIQ)、JapanCupクリテで来日したプジョル(CTT)、そしてグライペルと共に、ドックス、ハンセン、レイネス、ジーベルクはHTCから、それぞれ加入。国内のContinentalProTeamや更に下位から、総勢5名加入している。

戦略は明白。アルデンヌ・クラシックや起伏のあるステージを狙うジルベール、総合を狙うヴァン・デン・ブロック。そして、スプリントをグライペル。ただし、グライペルがステージを獲れるかどうかは、トレインの出来にかかっている。

それと気になるのは、GranTourでのグライペルとヴァン・デン・ブロックの関係。
どちらかに比重が偏ってしまうと、もう一方が勝てなくなる…と思う。少なくとも、グライペルはトレインを必要とするスプリンターであるようなので、マキュワンやフレイレのような勝ち方は、いまのところは望めないと思う。GranTourの布陣が気になるところ。

ジャージのデザインは一新しましたが、機材の変更は無いようです…このCANYONというフレーム、日本に入りませんかねぇ…。

TourDownUnderとTourOfQatarが終わってしまいましたので、次のヤマは、Paris-Niceかアルデンヌ・クラシックか…。
このチームへの注目の機会は増えそうですね。

2011年2月9日水曜日

アシスト、アシスト、アシスト…? Movistar Team ~ 2011 ProTeam

長年「Caisse d'Epargne」として活動してきたスペインチームは、新たに携帯電話会社の「Movistar」をメインスポンサーに迎え、「Movistar Team」として活動をはじめる。

とはいえ、絶対的エースであったバルベルデをオペラシオン・プエルトで欠き、Paris=Niceを征したルイスレオン・サンチェスはRabobankへ。クリストファ・モローは現役を退き、ルイ・コスタはドーピングの疑いがあり放出。ザンディオとウランがSkyへ、他にも数名の選手がContinentalProTeamに移籍。
代わりに、4名の新人選手を獲得。更に、トンドとコノヴァノヴァスがCerveloから、イニサウティがEuskaltelから、サモイラウがQuickstepからそれぞれ加入。ContinentalProTeamから2名も加入。心機一転という感じです。

バルベルデやサンチェスに代わるステージレースのエース格の選手としては、昨年のGiro d'Italiaでマリア・ローザを5ステージに渡って着用し、総合2位でフィニッシュしたアローヨが筆頭となるでしょう。アルデンヌ・クラシックはどうかな? と思いますが、可能性としては否定は出来ないでしょう。また、Tour de France 総合12位のプラザも、条件に合うステージレースがあれば、狙っていけるでしょう。他には、ロバを飼っていることで有名なブルセギンもステージレースを狙えると思いますが、GranTourのような長期間の場合は、ちと厳しいか?
いずれにせよ、アシスト陣の層は厚いので、チーム力としては高いのでは? でも、器用貧乏?
ステージ優勝狙いとなると、グンと対象選手が増える。キリエンカの逃げなんていうのは、相変わらず魅力的。ちょっと気になるのが、ソレル。かつての山岳王は、このチームに来てから何か元気がないというか、調子が上がりませんね。

機材は昨年と変わらないのですが、コンポーネントにCampagnoloの電動コンポが搭載されるそうで、これは注目。

2011年2月6日日曜日

エースの絞込み、完了 Liquigas-Cannondale ~ 2011 ProTeam

サブスポンサーに、フレーム供給しているCannondaleが入り、Liquigas-Cannondaleとなりました。しかしながら、DOIMOもスポンサーとして名を連ねています。

昨年まで、エースのオンパレードだったこのチーム。今年はバッソ、ニーバリの2大エース体制を明確化。そのため、クロイツィゲル他2名ほどがAstanaへ、クチンスキーがKatushaへ、ドーピング疑惑の渦中にあるペリツォッティはチームを離れている。
また、ベンナーティが新生Loopardへ、キッキがQuickStepへと、スプリンターが移籍。まだスプリントできる選手が残ってはいるが、最小限に残した、って感じで、完全にGranTourの総合優勝へシフトしている。
新加入した選手も、Footonからカペッキ、Lampreからタダルトとポンツィ、Cerveloからキング、ContinentalProTeamから4名ほど加入している。いずれも、エースの周りを固める逸材といえる。中でも、ContinentalProTeamであるDeRosaより移籍したサレルノは、昨年のTourOfJapanを、富士山ステージを制しての総合優勝を獲得した逸材…う~ん、TOJの総合優勝者はどんどんProTeamに加入しますね。

冒頭でも書きましたが、バッソとニーバリの二大体制ではありますが、昨年旋風を巻き起こしたペテル・サガンは残留しています。何でも、昨年後半は、プレッシャーから体調を崩すことがあったとか…。果たして、今年は?

スポンサー体制が変わりましたので、ジャージが緑基調から白基調+緑に変わりましたが、さほど違和感は無し。

あ、そうそう、昨年まで、このチームでマッサーとして活躍されていた中野善文さんが、Astanaへと移りました。何でも、クロイツィゲルの専属マッサーであるとか…。

ま、このチームの場合、「GranTourは勝てるのか?」というより、「今年はいくつのGranTourを獲れるか?」という評価ですかね?

2011年2月2日水曜日

Neo-SAXOBANK? Leopard-Trek ~ 2011 ProTeam

鳴り物入りのルクセンブルク籍の新チーム。
「チームの名称はなんだ!!?」と、物議をかもし出しましたが、結局は最初の予測どおりとなっています。
スポンサーですが、ルクセンブルク航空、エネルギー会社のEnovos。しかし、BMCのようなパトロン系のチームであるようです。

選手、ディレクター、スタッフともども、大体SAXOBANK。あるレポーター曰く「チームは違えど、戦略的にはSAXOBANKと変わらないであろう」と。

一番の目標は、Tour de Franceの制覇でしょうか。コンタドールが出場できないことは確定的であるので、シュレク兄弟が獲れる確率はあがったでしょう。

春のクラシックについては、カンチェッラーラのアルデンヌ・クラシック制覇ですかね。

アルデンヌにしろ、TDFにしろ、エースのサポートとして、ゲルデマンやウェーグマン、Bフェイユといった、他のチームならエースになり得る選手がいますので、かなり強力な布陣を組めます。

スプリントに関しては、ワグナーとベンナーティ…なんですが、ベンナーティがどれだけスプリント出来るのかが未知数。昨年はそれほど活躍しているようには思えませんので…。

やはり、アルデンヌとTDFを狙うチームであるか…?

機材に関しては、チーム名にあるとおり、フレームはTrek。コンポーネントはSHIMANOですが、ホイールに関してはTrek系のBontrager、ペダルはSpeedplay、タイヤはSCHWALBE。
ジャージはCRAFT、シューズはNorthWave、アイウェアはOAKLEY。
で、チームカーとしてメルセデスがサポートしています。ん~、豪華。

2011年1月25日火曜日

目指すはスプリントか、ワンデーか、それとも… Lampre-ISD ~ 2011 ProTeam

昨年までは "Lampre-Farnese Vini"でした。今年は、旧"ISD-Neri"とのスポンサーとトレード?があり、今年は"Lampre-ISD"と"Farnese Vini-Neri"となりました。
"FarneseVini-Neri"は、ご存知、宮澤崇史選手が今季移籍、そして、マッサーの宮島さんがスタッフとして働いている、ヴィスコンティがエースのProContinentalTeamです。

さて、Lampreですが、スプリンターのペタッキと、ワンデーレースでのエースとなり得る、クネゴを擁するチーム。

…ワンデーレース。

そう、クネゴ。そろそろGranTourの総合は諦めたほうがいいんじゃないですかねぇ…、と、いろんなところから言われています。まぁ、私もそうおもいますけど。
まあ、でも昨シーズンを見る限りは、本人もその気? という感じのレース運びが見られたので、そちらに比重を置いた身体になれば、アルデンヌ・クラシックの何れかを制覇できるのではないかと思います。
スプリントに関しては、Nextペタッキを見据えた形になればいいな、と思っています。
また、個人的には、TourDeRomandieで逃げ切りのステージを挙げたのをはじめ、GranTourで積極的レースを展開したスピラックに注目。

新加入は、Androni Giocattoliからスカルポーニとベルタニョッリが加入。ベルタニョッリがある意味返り咲き(Saeco時代にいたらしい)。スポンサーと共に、ISD-Neriから4名ほど加入。Footonからアリエッタ、下位チームから2名ほど。スカルポーニとベルタニョッリの立ち位置が気になりますが、まさか、クネゴの代わりにGranTourを!!?

去った選手は8名ほどでしょうか。ProTeamに移籍した選手は3名。ポンツィとダタルドがLiquigas-Cannondaleへ、ロレンツェットがAstanaへ。その他は、ProContinentalだったり、実質引退したり…。

さてさて、スポンサーが変更になりましたので、ジャージも変更になっています。
が…
何て言うんでしょうか…なにか毒虫のような色合い…(失言)。

機材に関しては、ホームページのスポンサー欄が昨年のままなので何ともいえませんが、ジャージのスポンサーを見る限り、変更はなさそうです。

今年はどこに活躍を見出すのか?
誰が何処で活躍するのか?

…見ものです。

2011年1月24日月曜日

ロシアの赤い彗星? Katusha Team ~ 2011 ProTeam

昨年は、"Team Katusha"で登録されていましたが、今年は "Katusha Team" で登録。さて、何のためでしょうか?

今年のこのチームを語る上では、この人は外せないでしょう。
2年間の出場停止が短縮、今季から走れるようになった、ダニーロ・ディルーカが、Katusha Teamに加入しました。しかも、サラリーは無償で。
この「無償」というのが何とも…。今年の停止期間明けの段階では、罰金が支払われていなかった「らしい」。この罰金が支払われないと、レースで走れない。無償の代わりに、罰金肩代わりしてもらったのかな? と思ってしまう。ま、何はともあれ、出られることには変わりないので、楽しみにしましょう。
他にも、OmegaPhama-Lottoから、レイ・ホステが加入。ポッツァートの支援要員といったところか、もしくは、ホステで狙っていくのか。
他にもLiquigasからクチンスキーであるとか、Aqua e Sapone からパオリーニであるとか、Caisse d'Epargneからロサダであるとか色々獲得。更に、下部組織からもキッチリ上がってきているので、教育もしっかりされているようです。
抜けた選手としては、友の会会長のマキュアン、落車王のナポリターノ、ペトロフ、ボドロギ…。
気になるのはキルシェン。昨年のTourDeSuisseの途中で心臓発作で倒れてからレースに出れない日々が続いていますが…UCIチームメンバーリストには載っていないようです。う~ん、心配です。

エースとなるのは、ワンデーはポッツァート、コロブネフ。ステージはロドリゲス、イワノフ。といったところか? エースの周りを固める選手の層も厚いようで、優勝争いには絡んでいけるだけのチームには変わりない。

さて、ジャージは色合いが変更となり、町並みが赤くなりました。そして、機材も、リドレーからフォーカスへ変更。

今年は、どれだけ表彰台の頂に立てるでしょうか?

2011年1月22日土曜日

Peloton最強最速のトレイン HTC Highroad ~ 2011 ProTeam

このチームは、毎年色々変わっています。
まず、スポンサーからColumbiaが消え、"HTC-Highroad"となりました。

選手は、昨年、カヴェンディッシュとの対決姿勢を露わにしたグライペルをはじめに、ハンセン、シーベルグらがOmegaPhamaへ移籍。そのほかにも、ロジャースがSkyへ、モンフォートが新チーム・Leopardへ、サラモンテスがCofidisへ、などなど9名が離脱。
一方で、Garminからペイトが、Saxobankからラスムッセンが、AG2Rからシムクリスが加入のほか、ContinentalTeam等の下位チームから2名が加入。

機材も、フレームがSCOTTからSPECIALIZEDへ。これでSPECIALIZEDは3つのProTeamにフレームを供給する形になります。
コンポーネントはSHIMANOのまま。ただ、昨年はTimeTrialではHED3のホイールを使っていましたが…今年はどうでしょうか。

今年の目標は、やはり、カヴェンディッシュのマイヨ・ヴェール、でしょうか?
いずれにせよ、スプリントでのカヴェンディッシュ、ゴス、レンショーと、総合+TTのマルティン、TTのピノッティとグラブシュ。それ以外でも、ステージで勝てるような選手がウヨウヨいるこのチーム。今年はどれだけ暴れることができるでしょうか?